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レゴでゴー!

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◯あらすじ
 とある遺跡で「おしごと大王」が秘密兵器「スパボン」の封印を解いてしまいます。魔法使いウィトルウィウスはそれを阻止しようとしますが、返り討ちにされてしまいます。「黄色い顔をした救世主がこの世界を救う」という予言を残して、、、
 遺跡での戦いから8年と半年後、レゴブロックで出来たブロックシティ、そこはおしごと社長が経営するブロック社(原語版だとオクタン社)のもと、人々がマニュアル通りに、画一的に暮らす世界でした。そんな住民の中でもことさら平凡な青年エメットは建設作業員。誰よりもマニュアルを大切にする彼は、高くてもみんなの飲むコーヒーを飲み、口にするのは流行歌、お気に入りのテレビ番組は誰もが見ている「僕のパンツはどこ?」仲良く楽しく暮らしたい彼は誰よりも平凡であることを望んでいますが、実は周囲に上手く馴染めてはいませんでした。
 ある日の仕事終わり、人気の無い作業現場で謎の少女を見かけます。彼女を注意しようとしたエメットは彼女に見とれて、足を滑らし、地底の奥深くに落ちてしまいます。そしてそこで見つけたのは「スパボン」を封印することのできる唯一の存在たる「奇跡のパーツ」でした。それに触れた彼は奇妙な幻覚を見ながら気絶してしまいます。
 目が覚めた彼を待ち受けていたのはおしごと大王の部下バッドコップでした。奇跡のパーツと一体化した彼を、コップの尋問から救ったのは。現場で見かけた謎の少女ワイルドガールでした。
 バッド・コップ達からの逃走の中エメットは彼女に「あなたこそがこの世界を救える救世主」と告げられるのでした、、、

◎かんそうぶん

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↑ワイルドガール

 マスタービルダーたちを救うために、おしごと大王のビルから落ちていったエメット。目が覚めた彼がたどりついたのは、「上のお方」の世界、つまりぼくたち人間がレゴブロックで遊ぶ、現実世界でした。
 おしごと大王のコレクションルームに並ぶのは、はがれ落ちた絆創膏やら、乾電池やら、いわゆる日用品、まるで机の下にでも落ちていたような。レゴブロックの世界になぜこんなものが、それを言い出したら最終兵器の「スパボン」とは、そしてエメットが奇跡のパーツに触れた時に見たという「大きな人間の手」は、そういえば、大王がグッドコップの人格を消し去るために、除光液と綿棒使ってたな、などなど、唐突に思える、現実世界のシーンですが、実は少しずつヒントは提示されていたのですね。(物語の中盤、ウィトルウィウスによる「上のお方」の説明を受けたエメットが「ああ西遊記のお釈迦様」みたいなというような台詞を口にするのですが、これ、原語版ではどうなっているのでしょう。ちょっと気になります)

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↑おしごと社長

 現実世界の少年エメットはレゴ遊びのお手本とも言えるような、自由な組み替え遊びを楽しんでいます。そこにはマニュアルは無く、シリーズの区切りも無く、好きなものは全部乗せ、見てくれの良さもありません。しかし、そこに帰ってきたエメットの父は自分のコレクション部屋で勝手に遊んだことを叱り、少年の造り出した世界をことごとく否定していきます。「なんでバットマンがいるんだ」「ビルの屋上にドラゴンを乗せるな」「何だこの不格好な乗り物は」・・・
 自分の中の決められたルールや秩序を大切にする、そこから外れたものは否定する、誰かに似ています。そう、彼の父こそ、現実世界の「おしごと大王」なのでした。悪の権化的キャラクターでありながら、背広をまとい、ビジネスマン然としていたのはそのためだったのですね。おしごと大王が行おうとした「スパボン」計画とはつまり、現実世界で言えば、接着剤で完成作品を固定することだったわけです。父と子の対立というテーマは『スター・ウォーズ』をはじめ、かなりのハリウッド映画でよく見かけるテーマなのですが、まさか『レゴムービー』にもそれが持ち込まれるとは思いませんでした。

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↑ウィトルウィウス

 観ていて近いなと感じた映画がありまして、一つ目が部分的にですが、『トイ・ストーリー』これはおもちゃの世界が舞台という世界観は勿論、『3』の冒頭のウッディたちの活劇が実は持ち主であるアンディの見立て遊びだったという。(そういえば『トイストーリー』のレゴキャラは登場しませんでしたね、ディズニーだからでしょうか)そしてすごく似通っているなと思った映画が、『シュガーラッシュ』です。こちらは一つの大きな空間の中に色んな世界が平行に存在しているという点(『シュガーラッシュ』はゲームセンターの中の色色なゲーム、『レゴムービー』ならエメット少年の父の部屋の中にあるシリーズ毎の世界)両者のストーリーも、ルーティンのような毎日から飛び出した主人公が(エメットは自発的でなく偶然ですが)、違う世界の住人たちと協力しながら自分たちの世界を守るために戦う。(これはちなみに吹き替え版のみでの話ですが『シュガーラッシュ』では主人公ラルフを演じていた山寺宏一さんが、一方『レゴムービー』では悪の権化である「おしごと大王」の声を当てているというのは面白い所です)

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↑バットマン

 吹き替え版で見たのですが、おもちゃ売り場などで流れていた予告編とは台詞が結構違いました。予告編では「ワイルドだろぅ」や「今でしょ!」などの流行語が取り入れられていたのですが、公開版では時事ネタ的な台詞はありませんでした。予告編で流行語などが使われていたことについて「改悪だ」「不愉快」などと言う方もいらっしゃるのですが、個人的には、予告編の路線でこういう遊び?をもっと入れても良かったのになとは思いました。『ビーストウォーズ』の匂いを感じて結構好きだったので。
 エメットやおしごと社長はもちろん、中二病じみた名前で自分を呼ばせるワイルドガール(デビルクイーン?とか歴代のどれもダサい笑)気障だけどドジなバットマン、お茶目なウィトルウィウス、宇宙船キチのベニー、熱い男ロボヒゲ、哀愁のある笑バッド(グッド)コップなどなど、ちょい役のグリーンランタンに至るまで、
キャラクターは、声優さんの好演もあり、誰も彼も魅力的で愛おしいです^^

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↑ベニー

 最後に少し気になったことは、現実世界に置けるミニフィグエメットの頭は何の変哲も無い、いわゆる「ニッコリちゃん」なのですが、カツラは「レゴ世界のエメット」のままなんですよね、ここが本当に普通のカツラだったら、彼の、何の変哲も無いけど、でも少年エメットにとっては大切な自分の分身、であることがより際立って良かったのになと思いました^^;
先のガッチャマンなどを組んでいる時、この文章を思い出しました。できれば以下はまずそちらを読んで頂いてから、見て下さい^^;

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サーカスシリーズ用にと組んでいるミニフィグがハイライト無しなのは、古いレゴへの憧憬というのもあるのだけれど、ジョドーさんの一連の南海の勇者作品に対する思いに大きく影響を受けているというだけでもある。
こういったことにこだわるようになったのはごく最近サーカス団を組むようになってから、急にハイライトの有無が気になり始めました。
ミニフィグが誕生した頃彼らは一つの顔しか持たず(プロトタイプにいたってはのっぺらぼうである)。装身具を変えることで老若男女を表現していた。やがて髭や眼帯をつけるようになり、下って僕がレゴに親しむようになった90年代中期のミニフィグはすでに眉毛など各々個性を持つようになってはいたものの大多数はハイライトを持たなかった。やがて00年代になると次第にハイライト有りの顔が主流になり、例外的にスター・ウォーズシリーズの中で生き延びていたものの、ついに数年前ハイライト有りに切り替わってしまいました。
スタジオシリーズのモンスター編で登場したデュアルヘッドにはじまり、ミニフィギュアシリーズ(通称:ガチャフィグ)はハイライト有りのミニフィグたちのバリエーションを急速に増やし豊かな表情を彼らに与えました。喜怒哀楽は勿論、汗をかくまでに。
しかしそれは同時に用途を狭めてしまうことにもなりました。一つの表情の中に喜怒哀楽を投影して見立て遊ぶ事は出来ず、泣いているミニフィグは悲劇的なシーンでしか使えないと、笑顔のミニフィグを使う事に違和感を覚えるように。
その点、ニッコリちゃんミニフィグは能面的な魅力を持っていると思うのです。遊ぶ人それぞれの心情を投影して楽しむことができる。
今、サーカス団を組もうとすれば、ピエロも団長もふさわしい素材があります。でも使えないのです。自らの「基準と制約」に縛られて、違和感を感じるようになった私には。
そういった「基準と制約」の中から生まれたものは他人から見ればただのマスターベーションに過ぎないと一笑に付されてもかまわないのですが作っている方は結構この『一人SM』を楽しんで作っているのです^^;



自分で書いておいてなんですが、なにを書きたいのかよくわからないですね(爆)
ただBUILD WELL!さんのコラムは冒頭にリンクを貼った「基準と制約」をはじめどれもすばらしいのでレゴで遊ぶ色んな人に読んでいただきたいです。僕がいまさら言う事でもないですけどね^^;

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