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 レゴミニフィギュアシリーズ(通称”ガチャフィグ”)は2010年7月(海外では5月)にシリーズ1が販売されて以来、 毎回16種類(シリーズ10のみシークレット有り)の今シリーズオリジナルのミニフィグが、台座プレートと関連するアイテム(カウボーイならピストルなど)と共に、中身の見えない袋入りの状態で販売されています。また日本国内では当初カプセルトイ、いわゆるガチャガチャとして販売されていたことから”ガチャフィグ”の愛称で呼ぶファンもいらっしゃいます。[1]

 2014年現在、シリーズ12まで販売され、2012年にはアスリートをモチーフとした、ロンドン五輪限定版(開催国イギリスでのみの限定販売)が、2013年にはシリーズ10までを網羅したガイドブックLEGO Minifigures: Character Encyclopedia(日本未発売、おもちゃの兵隊がおまけとして封入)が、2014年には『レゴムービー』、アメリカの人気アニメ『ザ・シンプソンズ』をモチーフとした番外編が販売されました。

 ミニフィギュアのみの販売という形式自体は前例がないわけでなく、古くはいわゆる人形セット[2]をはじめとして、2000年には今シリーズと人形セットの中間のような形式で「Mini Heroes Collection(日本未発売)」[3]が,また2003年には卵型のカプセルにチュッパチャプスと既存シリーズから選抜されたミニフィグが封入された「Chupa Chups Egg with Surprise Set」(日本未発売)[4]プロモーションセットをコカコーラのおまけとして販売したいわゆる「コカコーラレゴ」[5]などの前例がありましたが、今シリーズが今までのミニフィグのみのセットと違う点は、街の住人や騎士などの既存シリーズの延長線上的なものから、ピエロ自由の女神など、通常のシリーズ、サブラインにとらわれないモチーフまで様々なものがチョイスされています。またもう一つの特長として、彼ら(彼女ら)には名前こそないものの、詳細なプロフィールが公式に設定されており、このプロフィールには、過去のシリーズとのリンクを匂わせるような記述もあり、そこに単なる人物紹介と片付けられない面白さがあります^^

 

シリーズ一覧(括弧内は発売時の名称)[5]


シリーズ2
SIDE-A
マリアッチ
サーファー
ライフセーバー
サーカス団長
重量挙げ選手
空手家
スキーヤー
パントマイマー

SIDE-B
ディスク・ジョッキー
魔女
吸血鬼
アイドル
スパルタ戦士
ハイウェイ警官
探検家
ファラオ    

シリーズ3
SIDE-A
サムライ
妖精
釣り人
テニス選手
野球選手
相撲力士
レースカードライバー
スノーボーダー

SIDE-B
エイリアン
宇宙の悪者
ミイラ
ゴリラの着ぐるみを着た男(ゴリラの着ぐるみ)
部族の長
フラダンサー
ラッパー
パイロット    

シリーズ4
SIDE-A
モンスター(フランケンシュタイン)
サイエンティスト(科学者)
オオカミ男(狼男)
水兵
ノーム
芸術家(画家)
ロッカー(パンクロッカー)
危険物処理班

SIDE-B
バイキング
マスケット銃士(銃士)
サッカー選手
ホッケー選手(アイスホッケー選手)
アイススケーター(フィギュアスケート選手)
スケートボーダー
サーファー
キモノガール(芸者)    

シリーズ5
SIDE-A
エスキモー(アイスフィッシャーマン)
トカゲ男
ロイヤルガード
卒業生(学士)
剣闘士
動物飼育員
ケイブウーマン(洞窟の女性)
木こり

SIIDE-B
エジプトクイーン
ギャング
スノーボーダー
フィットネスインストラクター
ボクサー
いじわるな小人(邪悪な小人)
小さなピエロ
探偵    

シリーズ6
SIDE-A
ローマの戦士(ローマ軍戦士)
スリーピーヘッド(ねぼすけ)
レプラカーン(いたずら妖精)
盗ぞく(西部の悪党)
銀河を旅する女の子(銀河ガール)
ミノタウルス
フラメンコ・ダンサー
自由の女神(女神像)

SIDE-B
ぜんまい式ロボット(ゼンマイ・ロボット)
外科医
メカニック(整備士)
女子スケーター(スケーター・ガール)
精霊(アラブの魔法使い)
ハイランドバトラー(ハイランド戦士)
エイリアン(クラシック・エイリアン)
肉屋    

シリーズ7
SIDE-A
女海賊(女バイキング)
デアデビル(ミスター・スタントマン)
悪の騎士
海の王(海の王様)
水泳チャンピオン(水泳メダリスト)
アステカ族の戦士
ヒッピー
花嫁

SIDE-B
テニス名人(トップ・テニス・プレイヤー)
遊びにきた女の子(赤頭巾むすめ)
コンピューター・プログラマー
ガール・ロッカー
銀河パトロール隊
ジャングル・ボーイ
バグパイプ奏者
ウサギの着ぐるみを着た男(着ぐるみうさちゃん)    

シリーズ8
SIDE-A
パイレーツ・キャプテン
大航海時代のスペイン人
ダイバー
アメリカンフットボール選手
スキーヤー
赤いボンボンチアリーダー(チアリーダー)
チロルの男
DJ

SIDE-B
テスピスの演者
妖精
エイリアン女
バンパイヤーこうもり(バンパイアこうもり)
悪いロボット
サラリーマン
サンタクロース
カウガール    

シリーズ9
ウェイター
キュクロプス(一つ目の巨人)
ハリウッドの新星
ヒーロー・ナイト(勇ましい騎士)
ローマ帝王(ローマの帝王)
警察官
チキンの着ぐるみを着た男(ニワトリの着ぐるみを着た男)
ローラー・ダービー・ガール(ローラースケート少女)
占い師
ジャッジ(裁判官)
エイリアン・アベンジャー
人魚
バトル・ロボット
ミスター・グッドとイーブル(ジキルとハイド)
森の乙女(森の少女)
配管工    

シリーズ10
司書
メドゥーサ
ローマの司令官
女性の兵士
トマホークの軍人
スカイダイバー
バンブルビー・ガール
おじいちゃん
ペイントボール・プレイヤー
船長
悲しいピエロ
革命兵士
野球選手
トレンドセッター
デコレーター
オートバイのメカニック
ミスター・ゴールド    

シリーズ11
未開人(バーバリアン)
かかし
プレッチェル・ガール(バイエルンの女性)
イービルメカ(悪のマシーン)
ティキ兵(チキ戦士)
ジンジャーブレッドマン
ホリデイエルフ
イエティ
クライマー
溶接工
科学者
サックス奏者(ジャズミュージシャン)
ウェイトレス
おばあちゃん
警察官
レディーロボット(ロボットレディ)    



※注釈
[1] シリーズ1〜8までは、SIDE-A、B、の8種類づつに分けられ、タカラトミーアーツからカプセルトイとして販売された。シリーズ9以降は海外と同様の形式(ブラインドパッケージ)に変更された。

[2] 各シリーズ毎に、複数体のミニフィグとミニフィグパーツのみのセット。80~90年代に多く販売された。00年展開のロックレイダースシリーズのセット(4930)を最後に姿を消す。

[3]これは1〜3体のミニフィグ(既存シリーズからの選抜)と共に台座とプロフィールカードがセットになって販売されました(日本未発売)

[4] 日本未発売でしたが、国内でも、博品館など一部店舗では購入することが出来ました。世界の冒険シリーズ(東洋の神秘編)やアイランドエクストリームシリーズなどの既存シリーズから選抜されたがラインナップされていました。

[5] 海外ではプロモーション用として展開された非売品のセット(ミニフィグ1体のみから数パーツで構成された簡易セット)を国内でのみ、コカ・コーラ(500ml)のおまけとして販売、スタジオシリーズサッカーシリーズの2シリーズが展開された。
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レゴレーシング新登場!
いろんなレースにチャレンジだ!
キミはどのレースで勝利を勝ち取るのか?
(日本版リーフレットより)

世界のレーサーたちが参加する『ワールドグランプリ』レゴナショナルチーム代表の4人は、
協力しあってチャンピオンを目指します。さあ、君もレースに参加しよう!
(カバヤ版パッケージより)


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6339 Victory Lap Raceway/グランプリレース(1988)

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6337Fast Track Finish/F1サーキット(1996)

 今まで、「警察」「消防」などのように、あくまで街シリーズの中の一つとしてあったレース系セットが初めて単独でシリーズ化したのがレーシングシリーズ(海外では"RACE")です。これ以後レース系シリーズは街シリーズから独立します。

 レーシングが後年の(ミニフィグ系)レース系シリーズと違うのは、レーサー達に名前や性格などが設定されていることにあるでしょう。レンチ、ラッキー、ヤン、チップ、の4人はそれぞれ色分けされ、胸に生物のマークがプリントされた、揃いのユニフォームに身を包んでいます。
 またレースカーには(カバヤ版などの小セットは除く)ビークルごとにギミックが搭載されており、プルバックモーターなどは、後年のレース系シリーズにも引き継がれました。

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4573 Lightor(2001)

レーシングが始まった翌年(01年)、海外では「RACERS」という、ゴム仕掛けで車を走らせる(ケースが仕掛け装置に変形する)ギミックで遊ぶ、非人間(?)非ミニフィグのキャラクターが付属した、「組み立て玩具」要素の薄い、特殊なシリーズが始まります。しかしこの形式は同年終了、更に翌年(02年)からはドライバーが通常のミニフィグや一部特殊なミニフィグ(頭部のみ通常、ボディは一体成形)に変わり、レーシングはこちらに吸収され、マイナーチェンジを繰り返しながら、数年続いていくことになります。


ミニフィグ
レンチ
ラッキー
ヤン
チップ

セットリスト

◯カバヤ(各400)
・6618//1272/1282 ブルーシャーク号:Turbo Racer/Blue Racer (ヤン)
・6619/1273/1283 レッドスコーピオン号:Rover/Red Four Wheel Driver (レンチ)
・6707/1284 グリーンクロコダイル号:Green Buggy (ラッキー)
・1285 イエロータイガー号:Yellow Tiger (チップ)

◯通常発売
・6519 ターボ タイガー:Turbo Tiger ¥750(チップ)
・6602 スコーピオン バギー:Scorpion Buggy ¥1600(レンチ)
・6616 プルバック ドラッグスター:T3-Trike ¥3500(チップ)
・6713 ドリブル レーサー:Grip 'n' Go Challenge ¥5500(レンチ、ラッキー、審判)
・6617 モンスター トラック:Tough Truck Rally ¥8500(ラッキー、ヤン、審判、エンジニア)

◯日本未発売
・6714 Speed Dragster ¥-(ヤン)

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任務:火星を調査し、地球人が定住出来る場所を確保する事。しかし探知機が謎の生命体をキャッチしている。気を付けろ!この生命体は、ロボットにもなる飛行船を操縦し、バイオディウムという秘密のエメルギー(原文ママ)の入ったいん石を探している。どうやらハイテク技術を使ってこの星を守っているらしい。
さあ、幸運を祈る!

(レゴワールドクラブマガジン 2001年6月 第2号より)

’’火星に生命は存在するのだろうか?’’
それを確かめるために地球を出発したスペースシャトルが事故で火星に不時着しました。
そこにはなんと火星人がいたのです。はたして彼らと仲良くできるのでしょうか?

(カバヤ版パッケージより)


 SF的に言えば記念すべき2001年「人類初の火星旅行」をテーマに(まさに2001年宇宙の旅!)、満を持して登場した宇宙シリーズの最新作LoMは、前年の2000年に公開された映画「ミッション・トゥ・マーズ」「レッドプラネット」に着想を得たレゴ社が、「オォ!マーズ、ネクストイヤーハ、コレイケルネ!」と考えたかは解りませんが、今まで漠然とした宇宙を舞台に展開していた宇宙シリーズにおいて初めて実在する惑星を舞台にしたシリーズとなりました。(架空の惑星が舞台にしたシリーズはアイス・プラネットはじめ、いくつか前例がありましたが)また、このシリーズに登場する宇宙飛行士、ドクBBオフィサースペースポートシリーズにも登場していることから、同シリーズの続編という見方もできます。

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 SWシリーズのバトル・ドロイドのパーツが流用された特徴的な火星人フィグ、青銀メッキのバイザーや宇宙服を纏った宇宙飛行士たち、いかにも近未来的なチューブ移動システム、(これはボブスレーのようなパーツに乗せた火星人をポンプの空気圧を利用して送り出すというものでした)ユニット毎に分離し変形出来るマシン(一部前例あり)、後にEXO-FORCEで本格的に発展する二足歩行の人型ロボットなど様々なチャレンジが多数の新規パーツと共に、盛り込まれ2001年3月、満を持して発売されたのです。


が・・・


 LoMは大コケしてしまいます。

 デザイン優先で大味なパーツを大量投入したせいか(これは同時期の他シリーズにも見られる傾向でした)、地球人との差別化を図り、バトルドロイドを流用した火星人フィグが災いしたのか、ダダ余ったセットたちはその後数年、トイザラスのお年玉セット(悪く言えば在庫一掃の詰め合わせです)や量販店のワゴンの上をさまようことに・・・

 これが「日本で宇宙ものは売れない」という嫌なジンクスを作ってしまったのか、「マーズミッション」「スペースポリスlll」「エイリアン・コンクエスト」「ギャラクシー・スクワッド」とその後2014年現在に至るまで宇宙系シリーズはトイザらスやクリックブリックを除き、一般販売されなくなってしまいました・・・

 ただLoMシリーズだけが飛び抜けて駄目だったということは決して無く、この時期[1]LEGO社が迷走していたのは確かで、SWをはじめとする版権モノを除けば、同年にはジャック・ストーン[2]やデュプロ・ドール[3]、通常ラインもサッカーシリーズスタジオシリーズ翌年にはガリドー[4]などの変化球が飛び出し、前述の通り、完成させやすさを目指した大味なつくりのセットも結局は裏目に出て、昔からのファンは困惑、会社自体も2004年頃には倒産寸前までに陥っていたそうです・・(あわわ・・)

 そんなある種、宇宙シリーズファンにとっては、罪深いLoMシリーズですが、良い面が無い訳ではありません。二足歩行の人型ロボットの登場は画期的だったと思いますし、何より平和的、友好的な異星人像を描いた唯一のシリーズでもあるのです(その後の宇宙シリーズに登場する異星人たちは、犯罪者、侵略者など敵対する存在としてしか描かれないようになり、少し殺伐とした方向性にシフトして行きます)

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エイリアン・コンクエストスペース・ポリスlllの宇宙人たち



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 おもちゃとしての魅力には欠けたシリーズだったかもしれないLoMシリーズでしたが、「異星人たちとのファーストコンタクト、そして友好的な交流」というテーマ自体はそんなに悪いものじゃないと思います。 何より子どもだった僕には、発売日を今か今かとワクワクして待つほどに、とても魅力的なシリーズに映っていましたしね。

ミニフィグ

◯地球人
ドク
マック
BB
オフィサー

◯火星人(名前は恒星や星座からとられています)
オルター
リゲル
カシオペイア
アンタレス
ベガ
・カノープス
・ポルックス
・ミザール
・アークトゥルス

キーアイテム
・バイオディウム
 いん石の中に入っている物質でふしぎなパワーをもっています。火星人のエネルギーの素で、これがないと彼らは生きていけません。
(日本版ライフオンマーズシリーズリーフレットより)

セットリスト

◯カバヤ(各400)
・7300//1414 マーズジェット:Double Hover(ベガB)
・7301/7309/1413 ソーラーバギー:Rover(カノープスB)
・7302//1416 マーズウォーカー:Worker Robot(アンタレスB)
・7303/7300/1415 マーズスカウト:Jet Scooter(オフィサー)

◯通常発売
・7310 モノジェット:Mono Jet ¥500(オフィサー)
・7311 マーズクルーザー:Red Planet Cruiser ¥1000(オルター)
・7312 探検バギー:T3-Trike ¥2000(ドク)
・7313 マーズプロテクター:Red Planet Protector ¥4000(ケンタウルス)
・7314 ソーラーシャトル:Solar Explorer ¥5500(ドク、BB、マック)
・7315 マーズ偵察ロボット:Recon-Mech RP ¥4000(アンタレス)
・7316 マーズ探査機:Excavation Searcher ¥9000(カノープス、ポルックス、ベガ、)
・7317 マーズベース:Aero Tube Hanger ¥16000(リゲル、カシオペイア、ベガ、ミザール、アークトゥルス)

※注釈

[1]一部ファンの中にはこの時期(90年代末から00年台前半)を「暗黒期」と呼ぶ人たちもいます。

[2]現在で言えばレゴジュニアに当たる、デュプロとは別に設けられた低年齢層向けのシリーズでしたが、何とも言えない特殊サイズのフィグや作りやすさを優先して大味になった造形が仇になり、LoMなどと並びおもちゃ売り場の飾りに・・

[3]「ぽぽちゃん」のようなやはり何とも言えない人形をメインとした女児向けシリーズ。おもちゃ売り場の飾りに、という前に、殆ど売られているのを見たこと無かった・・

[4]日本未発売、闇に葬られたシリーズ。端的に言えばTFにおけるアニモーフのような徒花的存在 笑
詳しくはイグさんによるこちらの記事を駅前帝国メガトロニア【製品レビュー:レゴ ガリドー】8324 エウリピデス / Euripides

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