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知らない人以上、知り合い未満なんだ。
昨日、仕事が終わってからコンビニへ。入金し忘れていた携帯電話の料金を支払っていた。 お釣りを貰い、財布に小銭をしまって「さ、帰ろ」と心の中で呟き終わった時、 入店を知らせる電子音と、僕に吹き付ける冷たい風と、同時に、 片手で杖をついた人が入ってきた。 その人の顔を確認する、呼吸をするように、自然に。 それから反射的に足下から、素早く、悟られないように眼を顔まで動かした。 どれくらい前から知っているかわからないけど、何年も前から知っているのはわかっている。 どこに住んでいるのかも知らないけれど、この辺に住んでいることはわかっている。 何歳かも知らないけれど、僕が学生だった頃、彼も学生だったことはわかっている。 たぶん、彼もわかっている。 そして僕が新たに“わかった”事が、彼の半身が全く機能していない事だった。 半身不随。 2秒ほど、目が合った。 「どうしたんですか?」と、喉元まできた言葉を、ゆっくりと押し殺し、俯き、すれ違い、僕は外に出た。 知らない人以上、知り合い未満なんだ。 彼はヨタヨタと、歩いている。 杖についた鈴の音が、僕の耳を揺らしていた。 |
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おはようございます
です
これはコメント難しいな。
俺は右膝に針金が入ってます。10年以上前の交通事故の影響です
仕事を含めた一般生活にほぼ支障はありませんが、
ぶつけたり、無理な体勢で右膝に荷重をかけると、障害者1丁あがりぃ
俺はそこまでですんだ
その人はそれではすまなかった
それだけの話なんだけど
俺はその人のことは知らないが、少なくともその人のほうが
俺よりまっとうな人生を歩んできているであろう事は確信できる
人の運命とは残酷なものなり
2012/1/25(水) 午前 6:27 [ ちりくん ]
>ちりくんさん
んー。すごい複雑でしたね。
いつも普通に何気なくすれ違ってた人が突然半身不随になってるなんて。
運命と割り切るのも残酷ですよね。
だから僕はひとつのエールとして、受け取りました。勝手な解釈なんですけどね。
2012/1/26(木) 午後 5:19 [ 小坂井パンクス ]