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あの頃、確かに僕は“憧れた”。
もう20年は経つのに、「ぐわっ」と脳裏にその感覚が蘇った。 僕はピカピカの小学生だった。 無駄に教室を走り回り、先生の制止も怒号もなんのその、机に登り、タイガーマスクよろしく、フライングボディプレスを友達の恒川くんに喰らわすのが僕の日常だったのだ。どんな日常だ? そんな日常の中で(だからどんな日常だ!?)必ずと言っていいほど、モヤモヤとした欲求に心を包まれることがあった。 僕は、、全然怪我をしなかったのである。だから、だから、 包帯とか松葉杖とかギブスとか。 「うーわっ!マジかっこいい!包帯とかスゲー注目浴びるしぃ!てか松葉杖とかヒキョーだし!移動はえーし!マシンガンみたいだし!あわわ。あわわ。ぬー!」 「ギブスとかぁ!最強だしぃぃぃ!にゃぁぁぁ!」 時は流れ、大学時代、めでたく松葉杖、包帯、ギブスで2カ月ほど過ごした僕が、その時の僕を見つけたら、 フライングボディプレスでは済まさないであっただろう。とちょっとだけ楽しい気持ちになった事を、恒川くんに伝えたくなりました。 プロボクサーになった恒川くんに、ボクシングを始めた、僕から。 バンテージを巻きながら。 |

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