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正確に言うならば村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」を読了した直後から、僕の自慢であるからっぽの頭蓋骨の中で、ベートーベンの運命がずーっと鳴り響いているような、ある種、異常かつ異様な、精神状態にあると認識した時「ぶひゃーーーん!」と叫んだのである。 冬なのに汗かいたっつーの。 米軍基地の近くにあったハウスを舞台に、SEX、乱交、ドラッグ、でただただ荒廃していく若者たちをリアルに書いた作品で、当時、選考委員や世論が真っ二つに割れて論争が行なわれた問題作だった。 そりゃあ、そーなりますよ。 戦慄を覚えるような描写が最初から最後まで狂ったようにあって、僕もはじめのうち「あわわわ、何これ何これ。」つって、あわ食って、心臓を鷲掴みされたような居心地で悶えたもんね。 ただ途中から村上龍独特の美しい文章に完全に本の中に引きずりこまれ、まるで自分の手の届く距離で一挙手一投足が鮮烈に映像と化していったのですよ、もう、こんな心臓バクバクする小説初めて。 私、寝付けなかったんだから。そわそわしちゃって。 で、他の人はこの本を読んでどう思ったのだろう?とフと気になり、知恵袋だのなんだのと調べてみたら案の定、 「吐き気がして読めなかった」とか「もう本にすら近寄りたくない」だとか言う人も大勢いまして、そりゃあそーなりますって。 必ずしも皆が皆、同じような感想をもたないのが本の素晴らしさ。 その感覚のズレこそが個性なんだろーなぁと、柄にも無く。 是非、皆様にオススメ!とは、残念ながらいきませんが(笑) 自分に新しい感覚が欲しい方には超オススメいたします。 読了後、ガチで眩暈がしました。 麻薬ですね、この本は。 まだベートーベンの運命が鳴り止みません。 最近の読了:村上龍著「限りなく透明に近いブルー」 今年の読了:17冊 |

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