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「あれから一年だね」
「そうだねぇ。どう?早かった?遅かった?」 「僕は、早く感じたなぁ。キミは?」 「私も早く感じたかな」 「そっか、、あっという間だったよな」 「うん、ホントに」 「あっという間に、、、たくさんの人達の命も消えたんだよな」 「信じられないけど、、ね」 「信じられないけど、、現実だ」 「悲しいね」 「、、、悲しいな」 「被災者の皆さんや、死んじゃった人達のために、私はこれから何をしなければならないんだろう」 「悩む?」 「悩んでるよ」 「悩まないの?」 「悩まない、、かな」 「どうして?」 「どうしてって、、決まってるから」 「決まってる?」 「もし自分が死んだらどう思うかって、考えたことある?」 「うーーん、ない」 「僕はさぁ、うわぁ死んじゃった。生きてる人いいなぁ。楽しい事まだいっぱいできて、いいなぁ、いいなぁ。って思うんだよ」 「死んじゃったら?」 「そう、死んじゃったら」 「だからさぁ、生きてる間くらいさぁ」 「死んだように生きてちゃいけないな。って僕は、思うんだよ」 それはもう決まってるんだって。 うん。 「キミハドウオモウ?」 あれから、1年。 僕はね「生きたかった」を背負う事に決めました。 死んだように、生きないように。 死んだように、生きないように。 3月11日、2時46分。 すべての被災者の方へ。 すべての日本人達へ。 がんばろう日本、じゃないよ。 がんばれ、おれ、だ。 黙祷。 |

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