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3月11日、昼。
名古屋シティーマラソンのゴール付近に着く。 大勢のランナーが走っている姿を初めて見た。 歩道には家族、恋人、友達や上司、うだつの上がらない部下や、天敵、の皆さんを応援するためにわちゃわちゃとごった返していた。 つっても僕も大きく見れば一員なワケで、 そそくさと空いているスペースに滑り込み、さぁ!来い!と探す。 僕の前をランナーが走り抜けて行く。 あぁ、なんか。なんだろう。 美しいじゃないか。と思った。 人間が何かを手にする為に苦しみながらゴールに向かう姿は、 どんな芸術よりも人々を魅了する何かがある。 ぼーっと眺める。 お連れさんと、友達の姿を、 ぼーっと探す。 そうそう都合よくは来ません。 ぼーっと眺める と、 ぼーっと探す の、 繰り返し。 ただ、、いつ来るかわからないモノを待つのはなかなか難しい。 その時、、となりの男性が叫ぶ。 「ゆ、ゆきこー!」 ゆきこ気付く、手をふる。 となりの男も手をふる。 そして併走。 おぉ!なんかドラマみたいだ! 僕も併走したい! と思うのですけど、いやはや来ない。 こうなったら僕も、 「ゆきこー!」と叫ぶか。と脳裏をよぎるが不発。 てか、だんだん酔ってきた。 人酔いだ、こりゃ。 同じ方向から人がいっぱい走り抜けていく。 その顔なり容姿を確認する作業はひたすら流れているメリーゴーランドを彷彿させる。 あーダメ。僕ダメ。 気持ち悪いの。 人混み苦手。 目が回る、ぐるぐるしてる。 すぐ横の公園に移動する。 自動販売機でリアルゴールドを買い、ベンチに座り休憩。 ちなみにこの文章は、このベンチで今書いているのです。 「たとえ話」や「情景」が抜群にヒドイのはそのためです。 持ち歩いてる「メモ」に書き込んでいるのです。 今日はこのまま、修正しないでUPすると決めていますので、見にくいし、読みにくいぞぉ。 と、相変わらず気持ち悪い。 マラソンで酔うとは思わなんだ。 ベンチの周りを走り回る4歳くらいの子供達がいる。 あの、ごめん。やめて。 小坂井外周コースなんてないの。 やめてよん。やめてよん。 と、そこへ走り終わったスパイダーマンの覆面したランナーが横切る。 子供達大興奮。 「ママ!あれ!あれ!」 「のんちゃん!指さしちゃダメ!」 この場合は、のんちゃんが正解。 目立ってナンボですから。 のんちゃん、覆面、履いじゃえ! さてさて、どうする。 こうしてる間にもゴールしてるかも知れない。 位置について、ヨーイ。 ドン! 腰を上げ、先程の歩道に戻る。 ただ、止まらないで歩きながら探す作戦に変更。 ブラブラ歩きながら探す。 いないねぇ。いないねぇ。 いないねぇ。いないねぇ。 「おい!パンちゃん!」 声がした。 「のわっ!」 あっちが見つけるなんて聞いたことない。と、 あとからドヤされる。 「がんばれー!て何処かで言われると思って走ってたら、ボケーっと歩いているのをみて萎えた」 とも。 完走おめでとうございます。 ちなみに友達は、 とっくの昔にゴールしてました。 完走おめでとうございます。 |

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