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この写真は、サラマンカ地方のあるデエサでの放牧の様子です。 デエサでは、イベリコ豚が放牧されるだけではなく、牛や羊も放牧されていて、 自由に動き回って草を食んでいます。 アンダルシアにあるコルドバ大学で、イベリコ豚とイベリコ製品関して 詳しくまとめているサイトがあります。 1998年1月にインターネットによるイベリコ製品販売サイトに関する研究の 一環として作成されたようです。 その中では、デエサやイベリコ豚の起源、飼育の仕方、製品の生産方法や イベリコ豚と健康についてなど、詳しく書かれていて、参考になるので、 一部翻訳してみました。 〜記事の翻訳〜 デエサ、エコロジーな環境(1) 農民と牧畜業者は長期的周期よりも短期的周期に基づく土地利用をする 傾向にどんどん走っています。つまり、オリーブ農園は耕地に、点在する貴重な 小潅木の茂みはユーカリ農園に、デエサは穀物畑に、牧畜の放牧システムは 牧舎や農場での飼育システムに変わってきています。このプロセスの中、 生態系の安定を失うという犠牲を伴って、土地の生産性は高まりました。 古代から、イベリア半島は、地中海性森林で覆われており、歴史の中で イベリア半島の地理に適した様々な風景をつくり、変化してきました。 経済的な理由で人間は環境に介入し、生態系の均衡を乱し、農民や牧畜業者は 土着の家畜や植物の種ではなく、別の地域から持ってきた生産性の高い種を 優遇してきました。 地中海性森林を農耕用の土地として使用することは土着の牧畜種を変え、 その後の耕作の強化により植物の生態系も変え、自然発生的な植物の排除を 決定的にしました。 イベリア半島の南西部の大部分は地中海性森林の砦のように生き残り、 そこでは常緑広葉樹のコナラ属の様々な種の木と他の土着または適合した 草の存在がデエサと名づけられた、牧草地-耕作地-山林という3つの機能を 定義づけられた風景を構成しています。 デエサに関して、人間の介入は本質的に地中海性森林の安定した植相を持つ 山の原始的なすそ野を犠牲にして、木々の焼畑や剪定をすることにより、 牧草地や耕作地の面積を得て、後には次の2つの目的のために交互に森林を 使用しました。 1)家畜が食べたり干し草にできる草地または飼料や穀物の耕作に適した土地 2)木々の果実つまりモンタネーラの時期のためのドングリを沢山もたらす土地 さらに、侵食や石灰化からの土地の保護、動物達ための雨や暑さを防ぐ避難場所、 温度差を和らげ湿度を保つ植物のための避難所、水が少ない時期に新芽を使う、 薪やコルクを生産するためにコルク樫の表皮を使うなどの様々な恩恵を与えてくれます。 歴史的に人間は野生種や固定または季節移動の牧養に適した家畜種と一緒に デエサに住み、生態学的循環システムと生産目的をうまく調整してきました。 家畜の種の中で、牛と羊と特に豚の土着の種は、牧畜にとって大変重要です。 土着の種は数千年の間に気候や山の起伏やその環境の植生に適合し、様々な進化が おこり、この間に他所の優良な血統との交雑による混乱と入れ替わりました。 生態学上の不安定さ、半乾燥地帯で水の使用量や天然資源が不足したりして、管理が 不十分になる時期があり、土着の牧畜の生産は生産性が低く、評価が十分でない、など、 デエサはその生産性に限界があると考えられてきました。 (2)に続く・・・ 写真は、独立行政法人 農畜産業振興機構(ALIC)からお借りしました。 月報「畜産の情報」(2009年4月号)の海外駐在員レポート 「イベリコ生ハムの生産現場から」に掲載された写真です。 (撮影)ALICブリュッセル駐在員 小林奈穂美様 海外駐在員レポート記事はここをクリック 月報「畜産の情報」(2009年4月号)目次 にほんブログ村 環境ブログ
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イベリコ豚と牛と羊が一緒に放牧されている様子を、この目で見てみたいものです。
それにしても、雄大な風景なのでしょうね。。。
2010/3/19(金) 午前 0:52 [ hiro ]
hiroさん、是非スペインへいらしてください。デエサを実際に見たら、本当に驚きますよ。
2010/3/19(金) 午前 5:03 [ イベリコ・フェルミン ]