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デエサ、エコロジーな環境(3) 手入れの特徴 伝統的なデエサの土壌の使用は牧草地と森林の実りを基本としています。 農耕はより肥沃な土壌の地域だけに限定され、大部分のそれ以外の地域は 開墾されずに、牧草地が荒れ放題になりそうな時だけ、小潅木の茂みと 雑草を刈り取るだけです。 土壌の開墾は、出来る時は、4年ごとくらいに行われ、牧草の成長を良く するために土壌を整備した状態を保っています。 樫やコナラ、コルク樫などの木は、ドングリの実りをもたらすため、デエサの 一番大切な資源です。 イベリコ豚の飼育業者は、ドングリの実りをできるだけ多くするために、 毎年剪定をしなくてはいけません。 コルクは素晴らしい余剰生産品で、伝統的にデエサで手入れされ、収穫・生産 されてきました。 デエサでの牧草とドングリの生産は、毎年気候によって左右され、生産量は 一定ではありません。 デエサに関する推定される畜産業者の負担は、とても変わりやすいです。 ドングリの木の密度が十分で実りが豊かな森の1ヘクタールで、6〜7アロバ (1アロバ=約11.5kg、つまり69kg〜80.5kg)のイベリコ豚を飼育することが できます。 イベリコ豚が食べる補足飼料(牧草や木の根、その他の木の実など)にもより ますが、だいたい1ヘクタールあたり、1.5匹* のイベリコ豚をモンタネーラ期の 放牧飼育ができることになると考えられます。 注)* 現在、イベリコ豚の飼育・品質については、法律で規定されています。 1ヘクタール辺り2頭までの放牧がベジョータのカテゴリー、また、1ヘクタール 辺り15頭までの放牧がレセボとセボ・デ・カンポのカテゴリーとなります。 デエサでの生産 モンタネーラは、デエサで放牧される全てのイベリコ豚のために1年間の実りに応じて、 イベリコ豚の飼育業者の適切な負担と優先順位に従い、有効的に利用されています。 まず第一グループは、一つ前の放牧シーズンから引き続いて放牧するイベリコ豚 (アゴストンネス)、まだ十分成熟していない雌のイベリコ豚、放牧シーズンの ために草を食べさせて慣らせているイベリコ豚(イエルビソス)のための牧草と ドングリの実に補足天然穀物飼料を一日一頭あたり、0.5キロ追加します。 モンタネーラ期間中、アゴストネスは1頭あたり70kg、まだ十分成熟していない 繁殖用の雌のイベリコ豚は1頭あたり80kg、イエルビソスは35kg体重を増やします。 第二グループはアゴストネスと今年生まれた雌イベリコ豚です。 これらのイベリコ豚はドングリの残り(割れたもの、食べかけなど)やその他放牧中 歩いている間に見つける様々な物をを食べます。 アゴストネスは、1頭あたり20kg、雌イベリコ豚は50kg体重を増やします。 秋から春から冬までの牧草や飼料は、農場の家畜全てに与えられ有効利用されます。 注)モンタネーラ肥育期間中に増加する体重も法律で規定されています。 この文章は、法律制定前に書かれているので、一部法律規定とは違う数字が書かれ ていますことをご了承ください。 法律の規定では、60日間以上のモンタネーラ期間中に最低46キロ以上体重増加した イベリコ豚がベジョータとなり、また、29キロ以上体重増加し、補足飼料を与えられた イベリコ豚がレセボとなる、と定められています。 夏の牧草は家畜の飼料の必要量の1/3を支えます。残りの2/3を賄うために、 デエサの耕作地が使われます。今日、日ごとに、飼育と繁殖・肥育を維持する ために飼料の購買と管理に費やす量が増えています。 伝統的なデエサでは、毎年、面積の半分に種を蒔き、もう半分は休耕地としますが、 その周辺にはそら豆やひよこ豆などの豆類の種を蒔くことがよくあります。 主な生産品は穀類、藁、牧草ですが、耕作の生産性は品質やデエサの土地の偶然性 特徴、特に木々の密度によって変わります。 (4)に続く・・・ にほんブログ村 環境ブログ
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デエサ内の耕作地という考え方は、日本の農業と畜産業の融合と発展へのヒントになるのでは・・・と思います。
例えば、この記事。
【食糧安保を問う】第1部(10)飼料米 放棄地で作ろう 牧場から唱える自給率向上
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090511/biz0905111412014-n1.htm
また、ドングリの森は、日本で絶滅を危惧するトキの野生生息の場として必要なようです。ここに動物保護と農業と畜産業を上手く融合させる事ができれば・・・と思ってみたりしています。
http://toki-sado.jp/fanclub/0100/post_12.html
ただ、環境保全をするのではなく、産業と結び付けて、人々も自然も潤う循環した生態系を取り戻すことにつながるような気がしています。
2010/4/3(土) 午後 9:19 [ イベリコ・フェルミン ]
上でリンクを載せた記事の中から・・・
コメで育った豚は、脂身が白くつややかで、不飽和脂肪酸が増え、口溶けが良くなる。鶏肉も同様だ。何よりも、地元で収穫されたコメがエサだから、おいしく安全なブランドを確立できるメリットがある。ただ、日本の穀物自給率は27%しかなく、飼料用に至ってはさらに低い。飼料用トウモロコシに限れば0%台だ。
日本では、米という素晴らしい伝統的作物があるのだから、スペインのデエサの方式を一部取り入れてみたらいいのではないかと思います。
つまり、ドングリの森(里山) と人間用の作物の間に、飼料用の農耕地のゾーンを作り、休耕地を牧草地とし、豚や羊、牛などを放牧飼育したらいいじゃないかと考えました。如何でしょう?
2010/4/3(土) 午後 9:42 [ イベリコ・フェルミン ]