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2010年10月11日(月・祝)〜29日(金)の期間、愛知県名古屋市を中心に、 COP10が開催されます。 COP10が開催されるのは知っていましたが、デエサが世界の里山の例として 話題になっているのを先日知り、驚くと共に、このブログの中でイベリコ豚の放牧飼育を 通してデエサの素晴らしさを紹介していることとつながるので、とても嬉しく感じました。 で、あちこちにコメントとして書いていたものをまとめて記事にします。 まずは、COP10愛知名古屋の公式サイトの紹介を・・・。 COP10愛知名古屋の支援実行委員会のサイトから一部引用します。 「COP(Conference of the Parties)」とは、国際条約を結んだ国が集まる 会議(締約国会議)のことです。多様な生き物や生息環境を守り、その恵みを 将来にわたって利用するために結ばれた生物多様性条約では、10回目の締約国会議 「COP10」が2010年10月、愛知・名古屋で開催されます。 生物多様性とは (前略) 地球上には、自然林や里山林・人工林などの森林、湿原、河川、サンゴ礁など、 さまざまな環境があります。すべての生き物は、約40億年もの進化の過程でこれらの環境に 適応することで、多様に分化したのです。 この「生態系の多様性(=さまざまな環境があること)」も、生物多様性の一面です。 生物多様性からの恵み 国連の呼びかけで2001年に発足した生態系に関する世界的な調査「ミレニアム生態系評価 (MA:Millennium Ecosystem Assessment)」では、生態系に由来する人類の利益となる (幸せな暮らしに欠かせない)機能(生態系サービス)を大きく4つに分類しています。 維持的サービス 調整的サービス 供給的サービス 文化的サービス 環境省のHPに、「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」があります。 「例えば、フィリピンではムヨン(muyong)やウマ(uma)、パヨ(payoh)、 韓国ではマウル(mauel)、スペンインではデヘサ(dehesa)、フランスでは テロワール(terroirs)、マラウィやザンビアではチテメネ(chitemene)、 日本では里地里山と呼ばれていますが、地域の気候、地形、文化、社会経済などの 条件により、その特徴はさまざまです。」 ◆Dehesaは、デヘサではなくて、デエサなんですが・・・。 まぁ、スペイン語はhを発音しないって、普通の方はしらないですもんね。。。 文献だけ読んでいる方には、分からないことでしょう。 COP10に先立つ、9月9日、兵庫県神戸市で開催されたシンポジウムのサイトから。 第2部 セッション 1: 「生態系の保全とサービスの重要性」 中尾 文子(国際連合大学高等研究所研究員): 「SATOYAMA イニシアティブ:生物多様性の持続可能な利用と人間の福利の向上の推進をめざして」 ◆社会生態学的生産ランドスケープ(Socio-ecological Production Landscape/SEPL)。 とてもいい言葉ですね! ◆里山イニシアティブ、なるほど、まさに、そうですよね。。。 国連大学といえば、以前メモした、新聞記事の中で、見た覚えがあります。。。 「武内和彦(たけうちかずひこ)さん(58)が副学長を務める国連大学の高等研究所は、 日本政府と合同で海外の調査も行っています。外国にも里山はあるのでしょうか。 世界中で農業や牧畜(ぼくちく)のやり方を調べてきた武内さんによると、 たとえばスペインには、デヘサと呼ばれる一帯があります。そこでは牧草地が 広がり、カシなどの木が植えられていて、日本でもおいしいと評判のイベリコ豚と いう黒豚や牛が飼われています。 「人が作り上げた景色の中で、いろんな生き物が支え合っている。まさに里山です」。 木は太陽の光から豚や牛を守り、餌(えさ)となるドングリを提供しています。 家畜(かちく)のふんは植物の肥料(ひりょう)となり、人が木を切って利用します。 間伐(かんばつ)によって草がよく育ち、家畜は食べ物に困ることがありません。 ちなみにイベリコ豚がおいしいのは、ドングリをたくさん食べて脂身(あぶらみ)が 甘くなるからと言われています。」 ◇海外にも里山の概念はありますか。 武内 スペインのカシの疎林では、コルクを生産すると同時にイベリコ豚を飼い、 ドングリを食べさせて良質の肉を生産しています。品質も高い。大事なのは我々が 自然から持続的に恵みを得るのか、食料を一時的に安く大量に入手する方法を採るのか、 という問題なのです。 MISIA 貧困問題を考える時、何が人間にとって幸せなのかと問いかけられるの ですが、生物多様性も同じです。 武内 我々は近代化で多くを得ましたが、多くも失いました。生物多様性の減少などを 抑えると同時に、従来の近代化と異なる生き方を探していく必要がある。経済的な収益が 上がれば良いのか。我々が失った「もう一つの豊かさ」を考えていくことでしか解決 しえないと思います。 |
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IUCN, the International Union for Conservation of Natureの資料
SATOYAMA イニシアチブを通じた生物多様性の持続可能な利用の促進
h ttp://cmsdata.iucn.org/downloads/cbd_cop10___information_paper___satoyama_initiative___jp.pdf
重複する内容ですが・・・。参考のために。
2010/10/13(水) 午前 5:30 [ ibericofermin ]
最近、クマやサル、イノシシが里に下りてきて被害が出ていますが、何故だかご存知ですか?
山のドングリや木の実が不作で、食べ物が不足しているからです。
山と里の間の里山がもっと充実するようになったら、このようなことは起らないでしょうね・・・と、里山イニシアティブを紹介しながら、今日のニュースで言ってました。
2010/10/20(水) 午前 4:11 [ ibericofermin ]
石川県が里山(SATOYAMA)国際ネットに参加
h ttp://tabunkanet.exblog.jp/15303930/
政府は「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ」を設立し、各国の里山活用の事例を収集、分析し、過疎化や産業化などの課題解決につなげる。・・・
自然と共存、世界の里山つなげ 政府がネットワーク
h ttp://www.asahi.com/national/update/0816/TKY201008160181.html
2010/10/20(水) 午前 4:25 [ ibericofermin ]
COP10「名古屋議定書」に合意
名古屋市で開かれている生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は最終日の29日夜から、翌30日未明にかけて全体会合を開き、最大の焦点となっている生物遺伝資源の利用に伴う利益配分の国際ルール「名古屋議定書」と、もう一つの重要課題である生態系保全のための世界共通目標に合意した。
この後、この二つに合意する条件として途上国が求めている資金援助にも合意した。これにより、正式に採択される。
合意された議定書は、その目的として、遺伝資源による利益の公平な配分と、適切な資金支援や技術協力を通じた生物多様性の保全と持続的利用を掲げた。
その上で、途上国が求める遺伝資源の不正取得の防止や監視については、遺伝資源の利用国が監視部署を1か所以上設置すべきだとする条項を盛り込んだ。
(2010年10月30日02時01分 読売新聞)
h ttp://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20101030-OYT1T00015.htm?from=top
詳しい内容は、また調べて記事又はコメントに書くようにします。
2010/10/30(土) 午前 3:13 [ イベリコ・フェルミン ]