ICAN(www.ican.or.jp) まにらブログ

人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」。 人々と「ともに」悩み、「ともに」成長していく開発NGO、アイキャンのまにら事務所

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志望動機2

志望動機1を先にお読みください。
http://blogs.yahoo.co.jp/icanmanilaoffice/19770329.html

更に強いネットワーキングシステムの確立
 そのような対話を進めていくにあたり、私たちは更に強いネットワークシステムの確立が必要になってくるでしょう。つまり、_餔(及び賛同者)の皆様¬掌轍飴務局マニラ事務局そ嗣韻諒々の4者をどれだけ密接に結びつけることができるかというNGOのテーマが再浮上します。

 御法人は初期の段階よりホームページ等を駆使し、このテーマを強く意識され成功してこられた数少ないNGOの一つだと存じ上げています。現在のページも外務省専門調査員の方が作られた新しいページも拝見させていただいておりますが、パソコンユーザを意識された運営をされていることがわかります。

 御法人にあまり詳しくない方(将来会員になられる方を含む)に対する情報提供(理念や歴史、活動についての詳細)はかなり豊富で、御法人の方向性が明確に表されている一方、御法人に詳しい方(会員の皆様を含む)に対する情報は、新旧のホームページにおいて「ニュース」や「活動報告」等が主なものとなっております。「ICAN喫茶室」のように会員の皆様の活発な率直な意見交換や、それに加えたマニラからの情報を公式ホームページにどれだけお互いに発信してゆけるかが今後の重要なテーマとなってくるかもしれません。そして現在もフィリピン・名古屋両事務局のスタッフの方は多忙な生活を送られていると思われますので、いかに負荷を増やさずこれを達成するかというのも大切なポイントとなるでしょう。

 例えば、時間も労力も経済的コストもあまりかからないものとして、ウェブ日記やブログ等を週1回、写真と数行のインフォーマルな情報を双方の事務所から発信し、ICAN公式ホームページの最初のページに貼ることもできるかもしれません。(例えば、マニラからは月曜日、名古屋から木曜日等。)閲覧者は週二回、ウェブの新聞をチェックしているような感覚で両事務所からの情報にアクセスできますし、それをプリントアウトして、パヤタスのセンター等に貼ることにより上記の 櫚◆櫚−い侶劼りが視覚的でわかりやすいものとなり、ICANとしてのコミュニティ形成の強化に繋がるでしょう。(これを、業務日報と別の非公式な「楽しい」交流ツールとすることが大切だと思います。時間も5分程度のみで可能。)これは、,硫餔の皆様の貢献の影響やパヤタスの友人の顔が(「ほぼ」リアルタイムで)毎週目に見え、更にICANの活動が生活の一部に、また非会員の方の御法人に対する理解を深めることができ、△量掌轍飴務所との現地事務所で働く(日本・フィリピン人)スタッフのネットワーク強化、そしてそ嗣韻諒々の御法人の理解を深めるということに役立つと思いますし、ICAN全体としての努力をみていただくことにより、「やる気」の向上に繋がるかもしれません。(また、ツアーで出会ったお互いの顔に出会える嬉しい機会でもあります。)

 また上記のような発信者が限定されているものとは別に、「ICAN喫茶店」の掲示板やブログのように誰でも発信でき、コメントできる形のページを公式サイトの中に取り込むことも 櫚◆櫚−い隆愀犬魍菷なものとするでしょう。例えば、マニラでバザーの売れ行きが好調であった時もすぐ報告できますし、もしそうでなかった場合はブログを通じ皆様にどうすれば売り上げが向上するか相談し、ICANコミュニティとしてみんなで考えることができます。国内事務所がとても忙しいことが分かればブログを見た人は一日だけでもボランティアに行くことができますし、国内のバザーや開発教育の感想も直ぐに届くでしょう。これもまた、業務日報とは全く別に「楽しく」「堅苦しくなく」やっていくのが大切だと思います。一人で考えるのではなく、皆で考え、皆で行動し、皆で復習・改善し、皆で学ぶことによりICANコミュニティを成長させてゆきたいと思います。

 私はコミュニティの形成に一番必要なのはissueとspaceであると思っています。Issueは例えば、パヤタスであり、フィリピンであり、開発教育であり、貧困問題であります。そのissueをベースにどれだけ大きなコミュニティを形成できるかは、どれだけ「参加しやすい」spaceをできるかにかかっています。「参加しやすい」spaceを作ることを心がけることにより、非会員の方で上記のissueに関心はあるが、NGO等に参加するのを躊躇っている方たちにも、彼ら・彼女らの行動する場を提供することが可能になります。

 また、ICANの活動を更に効果的に進めて行くにあたり、日本・フィリピンの他のNGOや組織とのネットワーク強化も進めていくことも可能であると思います。何か新しいものを作り上げようとするとコストが高くなるので、存在する資源を繋いでゆくことで、住民の生活に最大限の効果をあげることが重要だと考えています。これを遂行するにも、様々な方法でまず前述の「ICANとしてのコミュニティ」強化を進め、住民の方々そして会員の方々と更に深く対話をしていくことが大切だと思います。

開発教育強化

 人間が生きている限り、豊かさを求め、「発展」を求め、他の人々に影響を与え合って生活しています。例えば、パヤタスのゴミの問題はそこに住む人だけの問題ではなく、ゴミを出すものの問題でもあり、それを規制できないものの問題であり、ゴミとなる商品を作るものの問題でもありますし、またそれを見て見ぬふりをしているものの問題でもあります。パヤタスに住む人々がなぜ、これだけ苦しい生活をしているのか考えたとき、彼らだけを見るのではなく、自身の所属する社会、そして自身の生活スタイルをも見てゆく必要があるでしょう。

 そのような関係が見えてくることにより、例えばパヤタスを訪れた人が「私は彼らより幸せです。」とか「元気をもらいました。」という感想を持ち終わるのではなく、個人が「何ができるのだろうか。」を考え、行動できるようになると思います。つまり、「彼ら」の問題としてみるのではなく、漠然とした「私たち」の問題としてでもなく、更に深く一人称としての「私」の問題であり、「私」が行動しなければならないのだと、気が付くことに開発教育の大切さはあると思います。
 
 具体的にフィリピン事務所としてできることの重要な役割の一つにスタディツアーがあります。御法人では2種類のツアーが企画されており、その内の一つに開発教育ツアーがあります。例えば、ここメトロマニラではストリートチルドレンや児童労働、教育、立ち退き問題等に取り組んでいるNGOが多数ありますので、ツアーの中にこのような団体や他のコミュニティに訪れ、社会問題を実体験として学ぶことにより、その多数の問題の関連性が見え、また更にパヤタスでのICANの活動が更に深く理解できるようになるでしょう。(日本人がパヤタスだけ主に訪問すると、日本とパヤタスの比較で終わってしまいがちです。そうではなく、フィリピンの様々な問題を体で経験することは、パヤタスの問題を複合的に理解するのに役に立つでしょう。)

 人間は無意識の内に人と人の間に壁を作ってしまうものだと思います。例えば、家族や恋人が悲しい時、私は楽しくいることはできません。友達が悩んでいる時も、私は幸せではいられません。では、友達の友達が悩んでいたらどうでしょう?通りすがりの人はどうでしょう?道で寝ている方たちはどうでしょう?アフリカの飢餓の様子をテレビで観ながら、幸せに生活を送っている日もあるかもしれません。

 そのようにどこかの一線で感情の壁を作ることは、人間が生きて行く上で普通のことかもしれません。私たちがスタディツアーや開発教育でできることは、その壁を壊すことではなく、その壁を外に押す行為とも言えるでしょう。

 フィリピンに行ったことのなかった人が、パヤタスでフィリピンのお父さん、お母さんと一緒に寝、フィリピンの兄弟姉妹を作ることでのみ、パヤタスの人々を壁の内側に入れることができるのです。日本に帰国しても、フィリピンのニュースを見ては、「お母さんは大丈夫だろうか」と心配し、「フィリピンの弟はちゃんと学校へ行っているのだろうか」と気にかけることになるでしょう。その時に、初めて彼らの問題は「私」の問題になるのです。そして、日本の友達が悩んでいるときに、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけることと、パヤタスの子供たちが悩んでいるときに、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけ、手を差し伸べることは何の違いもないということに気が付くでしょう。(私たちもフィリピンのお母さんに「大丈夫?」と声をかけられるのですから。−そしてこの一連の過程はパヤタスの人々が威厳を取り戻す過程でもあります。)

 スタディツアーの企画、実行をここフィリピンおこない、学んだことの一つに「開発教育・国際交流」の子供に対する大きな正の影響があります。不登校に悩む母親と子供がフィリピンに来られ、マニラの川沿いのコミュニティに住むフィリピンの子供たちと交流する機会がありました。その子は当初、フィリピンの子供たちと遊ぼうとはせず、また母親から離れず、更に母親に暴力を振るっていました。しかし、フィリピンの子供が盛んに一緒に遊ぼうと誘ったところ、彼は付いてゆき、しまいにはすっかりお友達になっていました。帰国する頃には笑顔が溢れ、表情が全く変わっていました。日本に帰られてその母親から聞いたのですが、まだ学校には行けないが暴力的な行動はすっかりなくなったとおっしゃっていました。

 開発は一方的に日本からフィリピンに行われるものではありません。私は先ほど「開発は私とあなたの豊かさと貧しさを分かち合い、支え合って行く過程である」と書きました。

 現在の子供たち、そして特に若者に多い(若者だけとも言えませんが)引きこもり、登校拒否、ノイローゼ、無気力、暴力的な子供たち、そこまでいかなくても夢の持てない子供たちは社会的な背景が大きく影響している現象であると思います。これを「貧しさ」と呼ぶかは別の問題ですが、この子の経験は豊かさと貧しさを分かち合い、支え合って生きている一例かもしれません。そして、それは私が個人的に経験してきたことと何らかわるものではありません。

 また、私は中学校にて英語課の教育実習をさせていただいた経験があるのですが、英語の授業の中に私が訪れたアジアの国々の話等を混ぜることにより、英語が苦手な子供たちも興味を持って聞いてくれました。授業終了後、男子生徒の一人が「先生、英語を話せたらカンボジアで地雷除去できるの?」と聞いてきました。私は「英語を話せなくても大丈夫だよ。」と答えましたが、私が伝えたかったことは「あなたたちがやらなくてはならないことはまだまだ沢山ある」ということです。そして、「あなたたちはその力を持っている」ということでした。

 フィリピン事務所として、日本国内で開発教育を行っていらっしゃるスタッフの方と交流を深め、どのような情報をどうような形で発信すべきか対話を促進してゆき、「フィリピンの援助をしている団体」ではなく、日本とアジアを豊かにする団体として更に勤めてゆきたいと思います。そして、この過程は「私」を豊かにする過程でもあるのです。

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現在当法人では、「パヤタスケアセンター改築キャンペーン」をおこなっています。また、2006年2月3月のスタディツアー・研修の参加者も募集中です。(定員になり次第締め切り)

ぜひ、ICANのホームページをご覧ください。

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