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ジープ運賃上昇

さだ@まにら

僕がマニラに住み始めた2年前、ジープの初乗り料金は4ペソ*でした。それがガソリン高騰のあおりを受け現在は5.5ペソ*まで上がり、なんと26日にはプラス2ペソ*の7.5ペソまで上昇するそうです。

注:4ペソ−(当時のレートで10円@1ペソ=2.5円)
  5.5ペソ−(現在のレートで11円@1ペソ=2円)
  7.5ペソ−(現在のレートで15円@1ペソ=2円)@このレートの変わり具合も恐ろしい。

日本円でみると、10円も15円も同じように安いと思われるかもしれませんが、マニラのコミュニティに住む人の「サングラス」をかけて社会をみてみると、このガソリン高騰がどれだけの危機をもたらすかわかるでしょう。

あるコミュニティに住むお母さんの例を出してみましょう。

彼女は毎日朝に市場で野菜等を買い、別の場所でそれを売り生計を立てています。

朝、起きて市場に行くときにまずジープに乗るので、この運賃値上げによってコストが高くなります。さらに野菜等も実は田舎から運ばれてくるので、ガソリンの値段が上がり、そして高速道路の通行料(←これはちょっとやりすぎの感もある。)も上がり野菜の値段も上がります。それでも買わざる終えず、それを買いまたジープに乗って売りに行きます。野菜が高いと、もちろん売りづらくなります。(他の人の生活も苦しい。)夜にまたジープに乗り家に帰ります。その途中で自分の家族の為のご飯を買わなくてはなりません。これも同様の理由で高くなっています。それでも買わなければ生きてゆけません。家に帰るといろんな請求書が届いています。高くなった電気代、、、高くなったLPガス代、、、高くなった電話代、、、
、、、、、。昨日の新聞によるとバスの料金も上がるやら、上がらないやら。

ストリートベンダーについてはこちらも参照してください。(5月1日の記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/icanmanilaoffice/archive/2005/05/01

、、、という感じで、収入は少なくなる(人によってはそのままだ)が、出費はどんどん増えてゆくという状態になります。(ちょっと上記の例は単純化しすぎたかもしれませんが。)元々、食べれるか食べれないかというギリギリの生活を送っていた人たちは、本当に大変な事態に陥っています。

もちろん、上記の例で言うとジープの運転手たちも生活があるわけです。彼らも高いガソリンとそれに合わない運賃では生活が成り立ちません。しかし、彼らはある程度組織化され、労働者の権利(団結権・団体行動権・団体交渉権)を行使しストライキをして、「ある程度」自己を主張できる立場にあるといえるでしょう。しかし、末端のストリートベンダー(道でモノを売っている人たち)等の仕事にある人たちに、このような組織のバックアップはありません。

上の方を見てゆくとアメリカのヘッジファンドやアラブ諸国の思惑等があるのですが、このような状況を見ていて言うまでもなく、改めてすべてのしわ寄せは結局ここに集まるんだなぁと思いました。

社会はどの立場から見るかによって、形を変えます。もしインテグレーション(同化)が難しければせめて、彼らの目で社会をみれるように社会の最も苦しんでいる人のサングラスくらいかけてみませんか。

(後ほど写真UP致しますね。)


♪♪♪5月11日の写真をアップしたので見てください♪♪♪

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「アロヨ大統領は17日、今週にも付加価値税(VAT)引き上げ等に関する法案に署名する見通しを明らかにし、来年1月には税率を12%へ引き上げたいとする考えを示した。」(Philippine Star)が〜ん。。。

2005/5/19(木) 午後 0:27 ica*man*lao*f*ce 返信する

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「陸運事業認可調整委員会は24日、ジプニーとバスの運賃値上げの一時見送りを決定!」(まにら新聞)実施2日前に「値上げ見送り」っていきなり決まる国も恐ろしい。。。

2005/5/25(水) 午後 3:24 ica*man*lao*f*ce 返信する

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