ICAN(www.ican.or.jp) まにらブログ

人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」。 人々と「ともに」悩み、「ともに」成長していく開発NGO、アイキャンのまにら事務所

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さだ

6月はここフィリピンでは学校が始まる季節です。多くの子ども達が胸を躍らせ、学校に通います。ジェネラルサントスやサンイシロでも、学用品の提供も終わり、後は学校で学ぶのみです。

しかし、ここフィリピンで勉強の妨げをしているのは、教育費や学用品や交通費だけではありません。

フィリピンのニュース記事によると、「この6月から学校に通う子ども達2000万人中、空腹のまま学校に通う子どもは30%の600万人といわれているます。その中には、小さな乾燥魚とご飯を少量だけたべてくるものもいるが、全く朝食を取らずに学校に通うものも多くいる」とのこと。

そして、「2001年の調査によると、子どもの31.8%が体重不足(低体重)、32%が発育不良、6.6%が消耗病」となっていると、この記事は続いています。


確かにフィリピンの子ども達の栄養不足は一部の裕福な家庭の子どもを除いて、深刻です。(裕福な家庭の子の場合、太りすぎが深刻。。)この人間が生きる上で基本的な「栄養」が不足するということは、その子の「健康状態」に直結し、病気に抵抗する力を奪います。そのために、ICANの場合、パヤタスでの栄養改善活動や母親教室(母親が安くで栄養価の高い料理の作り方を学んだり、栄養について学ぶ。)をおこなっています。


そして栄養不足は、「教育」にも大きく影響を与えます。もちろんお腹がすいていては、授業に出席してもまともに考えることもできない。学ぶことさえできないのです。ですから、ICANはミンダナオの少数民族ブラアンの子ども達には、学校給食の提供をおこなっています。


たまに、栄養改善活動や給食活動について、「自立を妨げる」やら、「永久に与え続けるつもりか」とか、日本の方が言うのを聞いた事があります。

でも、車がガソリンという燃料がなくては走らないように、人間も栄養がなくては動けもしないし、考えることもできません。あとはその「福祉的」な活動をどう、人々の可能性を広げる「開発」につなげていくか、そして地域開発(CD)のフレームワークにはめていけるかだと思っています。

600万人のフィリピンの子どもを目の前にして、私達ができることは、

1、栄養改善や給食支援のように直接的に栄養を与えること
2、そして子ども達の栄養状態に関わる人々やコミュニティの生計手段(貨幣獲得手段とは限らない。)を安定させていくこと
3、そしてこのような状態を作り出す政府や国際社会が作るシステムにどう影響を与えていくこと

でしょうか。

そして一番大切な事は、そのすべてのプロセスを人々と共に歩んでいくことだと思います。

ICANの場合、1や2は住民が中心となって活動を行い、ICANがそれを支援していくシステムが確立されていますが、3のアドボカシーのところは正直言って弱いところです。

と、タイトルから少しずれながら。

住民の経験を持ち、住民と共にどう世界を変えていけるか。ここが、チャレンジです。

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東京でのツアー・研修説明会のお知らせです。

6月17日(土)10:00〜12:00 場所:環境パートナーシップオフィス(EPO)、エポ会議室
http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html

説明会後にICAN東京ボランティアグループ主催による懇談会もあります。ツアー・研修に関わらず、ICANの活動に少しでも興味がある方は、是非来てくださいね。過去のツアー・研修参加者も数名参加が確定していますが、他の過去のICANツアー・研修参加者の方も是非是非、遊びにきてください。

ツアー・研修最新情報: http://www.ican.or.jp/studytourupdated.html

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