ICAN(www.ican.or.jp) まにらブログ

人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」。 人々と「ともに」悩み、「ともに」成長していく開発NGO、アイキャンのまにら事務所

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ゆきも@まにら

先日7月10日のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/icanmanilaoffice/38695540.html?p=1&t=2)
で、ICANの教育支援事業の対象地区であるミンダナオ島北コタバト州ピキットの学校で、新学期が始まった様子をお伝えしました。しかし最近また、子どもたちが通学し始めて2ヶ月も経たないうちに、彼らの耳に当時の悪夢を思い出させる戦闘の音が飛び込んでくる出来事がありました。

6月23日、マギンダナオ地区で、知事を狙ったと見られる爆弾テロの勃発を機に、政府支持派民兵とモロ・イスラム解放戦線(MILF)の間での戦闘が開始、激化しました。28日のシャリフ・アグアク町での戦闘により少なくとも3万人の住民が避難したと見られています。今月12日になって両者の間で正式な停戦協定が合意されたが、しばらく緊張状態が続き、事態が悪化すれば、当時戦闘の中心であったピキットまで飛び火する可能性がありました。パートナーNGOバライのミンダナオ事務所は、ピキットから車で約一時間のティバパカンという町にあるが、今回の軍事衝突勃発をうけて現地のスタッフは、事業地である7つの学校に行くことを見合わせていました。
今回の衝突によるピキットへの直接被害はないものの、十分な警戒のもと、各学校で生徒総数が確定する8月中旬までに予定されている学用品が実施されることになります。


現在も避難所からは、十分な医療サービスが受けられないために、幼い子どもたちやお年寄りが病気で亡くなるという悲惨なニュースが流れています。雨季であることも祟ってこの時期のフィリピンは流行感冒や下痢による脱水症状などが流行りやすいのです。

ICANはバライ事務所と密に連絡を取りながら、現地から入ってくる情報をもとに状況把握に努め、可能な限りブログで情報を公開していきます。

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【里親のみなさまへお知らせ】
以上のように事業地での政情不安が続いている状態ですので、里親のみなさまに7月中に発送予定であったニュースレターを、10月前半に変更させていただきたいと思います。ピキット教育支援の里親のみなさまのご理解に感謝いたしますとともに、一日も早く子どもたちが安心して勉強に専念できる日まで一緒に見守っていただければと思います。

バライからの情報では先週の金曜日7月22日に、現地スタッフが7つの学校をボートを使って訪れる予定であるという知らせが入ってきています。現地では政情不安に付け加え、雨季のため、コミュニティ内での移動も大変危険を伴う状態です。そんな逆境にもかかわらず、ピキットの7つの学校では、「勉強したい」と切に願い続けてきた子どもたちが狭い教室でひしめくあうように授業を受けています。子どもたちの「勉強できる喜び」が爆撃音にかき消されてしまわないよう、こういう時にこそ、ICANは里親のみなさんのご協力を得て、教育支援の大切さを訴えていきます。

「ピキット絵画展」へはこちらをクリック!子どもたちの紛争の記憶が描かれています。
http://www.ican.or.jp/gallery_pikit1.html

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