夕暮れのひとり片翼の青い鳥
2011/4/27(水) 午後 3:14
人というものは、自分で自分を責めることが出来るのだから、妙なものさ。 人は、自分を改善することの大切さを知っている。 それを考えると僕という奴は、どうしてこうまでしつこく想像力を働かせて過去の不幸に囚われてしまうのかと嫌になっちまう。 運命が僕たちに課する、ちょっとした不幸をこれまでみたいにもう背負わないようにしよう。現在を現在として味わおう。 過去は過去さ。虚心に現在を生きてゆく。 そうしたら、今よりずっと苦痛が少なくて済むのだけどね。 僕は、華族だった。 養父はずっと過去に向かって生きていたような気がする。 もっとも、みなしごの僕が引き取られたときには、華族制度は廃止されていたのだけれど、ここで僕は本当の贅沢とは、こういう暮らしのことを言うのだと知った。 贅沢で煌びやかな生活ではあったけど、養父が笑った顔を僕は一度も見 ...
すべて表示
その他の最新記事-
素顔の愛 -116- 告白
2017/2/12(日) 午後 6:34
君と触れ合うそのたびに、愛と欲望は同じやりかたで表現されるという不幸を意識してしまうから、いつも君を両腕に抱きしめる前にその愛の破綻を想ってしまう。 永遠とか優しさ ...
すべて表示
-
素顔の愛 -115- 君の住む街角
2016/11/27(日) 午後 7:26
君が住む街角を僕は歩いている。 誰もが雨を滴らせて歩いていた。 どこもかしこも水浸しだった。 道路を挟んだ向こう側に、雨の中に捨てられた子猫を抱いている少女たちが見 ...
すべて表示
-
素顔の愛 -114- 大好きな君のために...
2016/11/26(土) 午後 8:25
大好きな君のために 君のことを想うだけで、心がとても優しくなるんだ。本当さ。 この世界では、もう僕は自意識に苦しむことも、失った何かを取り戻そうと苛立つこと ...
すべて表示
-





