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ヤマハメイトV50 〜V80エンジン調査 その2〜

空冷2ストは腰上の分解点検はヘッドボルトを緩めるだけなので、エンジン搭載前に念のためと思い腰上を分解しました。
ちゅうてもヘッドのナットを4個緩めて、ヘッドとシリンダー、そしてピストンを外しただけです。
この手軽さが2ストのいいとこです。

で、25日外したピストンをカーボン除去剤につけクリーニングした所傷かと思っていた部分がクラックの様に見え、入れ替えピストンを決めるため現状の寸法を測定し、また入っていたピストンはクラックチェックを実施しました。

27日
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_0?13306943441.どうみてもクラックと思われ、焦ってピストンを撮影せず。慌ててピストン、リングの寸法を調べ、入れ替えピストンを調べる。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_1?13306943442.リング合口の測定。結構開いちゃってます。2万kmオーバーっすかね。
 基準寸法は’79年3月版SM V80郡霆狠
 リング合口寸法 1st 0.30mm シックネスゲージ
         2nd 0.34mm シックネスゲージ
   ※基準値 0.15〜0.35)

ピストンクリアランス、O/Sピストン部番などについては別記事にてまとめる。

28日

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_2?13306943443.翌日早速クラックの有無を確認。クラックチェック、カラーチェックと言います。クラックが分かるかな。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_3?13306943444.ピン内径からピストン側面に向かってずっとクラックが走っています。髪の毛の様に細いクラックをヘアークラックと言います。クラック間違い無しですが。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_19?13306943445.ここにクラックが入っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_4?13306943446.カラーチェック開始。まずはピストンを洗浄し赤い浸透液をスプレーします。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_5?13306943447.数分置いてから洗浄液で一旦流します。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_6?13306943448.乾かしますが、この状態で既にクラックに染み込んだ浸透液が染み出てます。クラックです。相当大きなクラックです。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_7?13306943449.最後に現像液をスプレーします。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_8?133069434410.最初は濡れていますが、次第に乾いて白くなります。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_9?133069434411.まだ乾ききっていませんが、クラックに入っている赤い染料が滲み出てきます。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_10?133069434412.10分ほど置いて乾かします。頂面はOK。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_11?133069434413.側面をぐるりとチェック。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_12?133069434414.OK。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_13?133069434415.OK。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_14?133069434416.綺麗にクラックが浮かび上がっています。クラック確定です。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_15?133069434417.ひっくり返します。ピンボス裏からずっとクラックが伸びています。クラック基点を探します。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_16?133069434418.ピンボス裏をチェック。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_17?133069434419.どうもここが基点くさいです。ピン穴加工のエッジがシャープエッジ(鋭角)になっているので応力が集中し基点になったと思われます。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/b1/f5/icarus777z/folder/1771268/img_1771268_66180867_18?133069434420.念のため再度カラーチェックをしなおします。

最初カーボンに隠れてクラックが見えませんでしたが、洗浄してクラックでないかと気が付きました。
結構長く走っているクラックで、このまま走っているとピストンが割れた可能性が高いです。

ピンボスの内側は、燃焼ガス圧による高いピン曲げ応力や円環応力が発生する箇所ですので危険部位ですが、純正の加工が良くなく、ピンボス穴回りに面取りがなくシャープエッジの所から起点になってクラックが回ったものと思われます。

新品ピストンを買った際は、ピンボス回りを綺麗にC面取りしてシャープエッジを落としてやると良いと思います。

あとはシリンダーの内径を実測してピストンを手配ですが、会社に47mmを計るちょうど良いマイクロメータが無く、来週駆けずり回って実測しピストンを手配したいと思います。

それにしてもノーマルエンジンなのに派手なクラックの入ったエンジンで、あと1〜2万kmぐらいでエンジンブローしていたかもしれないエンジンでした。
今回念のため腰上を分解点検して良かったです。

我ながら抜群の危険予知能力で、GGになったとは言えまだまだ捨てたもんじゃないと手前味噌なICARUSでした。


ICARUS

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これはお見事。
こういった点検整備がバイクには一番重要なのですね。
外ばかり見ていると見落としがちな一例っすね!

2012/3/3(土) 午前 5:17 宇宙Captain42

キャプテンさん、勢いかってグリーンジャンボイッとこうと思います!これで運を使い果たしてないといいですがね。

安全をみて腰上を点検して正解でした。
綺麗にカーボン落としてクラックが見えた時は目の前がクラクラしました・・・
長距離出た先でピストン割れたらと思うとヤバかったっすね。冷汗〜

このエンジンそこそこ走っていそうな顔をしてましたがこのまま使えそうで、腰上ぐらい点検しようか迷っていたんですが、長距離に出ますしせめて2万kmぐらいはノーメンテで乗りたいので安全をみてばらしました。
やっぱ2ストは1万kmでリング交換、2万kmで再ボーリングが安全すかねぇ。

2012/3/3(土) 午前 8:29 ICARUS

そうそう、中古は車体もエンジンも何があるか分からない、のいい一例です。
中古は出来るだけ分解して確認し再組立てをする、がベターですね。
みなさんご注意。

2012/3/3(土) 午前 8:38 ICARUS

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おぉ 見事なクラックです。
開けてたの正解でしたね。
ピストンリングの開は、予想範囲だったのでしょうが、長く使うとクラックも入るのですね。
勉強になりました。

2012/3/3(土) 午後 6:34 shoorz

Shooさん、ピストンはカーボンが溜まっていたものの傷はなかったので、良い程度を期待していたのですが、無残な結果に。
まぁ、不幸中の幸いかと。
リングの合口も広がっていたので、結構磨耗しているんでしょうね。
このクラックは疲労破壊です。
純正のノーマル使用で疲労破壊なんてありえないですね。
参りました。

2012/3/3(土) 午後 10:00 ICARUS

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金属疲労、マジっすかぁ。
その後気になっちゃって、そういや何故クラック入ったのかと
考えていました。オイラ、距離乗らない方なのですが
RZも定期的に開けないとっすね。
そういった観点で行くと鍛造ピストンっすかね。
オイラ2号機はワイセコの鍛造で
3号機は鋳造のPROXでセットしました。
同条件での比較は出来ませんが楽しみなところです。

2012/3/4(日) 午後 9:24 宇宙Captain42

キャプテンさん、これ明らかにピストンの金属疲労です。凄い長いクラックでして、ピンボス裏からピストン側面に出て、そのままピストントップランドまでつながってました。
疲労限界をちょっと超えた低い応力で、長年じわじわと広がったのだろうと思われますが、純正でこれは普通ありえない事で、ちょっとショックでした。

ピンボス回りの面取りが無いのが原因と思いますが、一旦入ったクラックも疲労亀裂が止まらないほど応力が高く、設計もギリギリだったんでしょうね。

昔から言われてますが、2ストは1万kmでOH、リングなどの交換必須と言われていて、2万kmも走るとピストンも交換し場合によっては再ボーリングっすね。
まぁ、今回ストーリーどおりかと!

2012/3/4(日) 午後 10:45 ICARUS

鍛造の方が強度が高いんですが、製造の関係上ピンボス裏の肉が抜けなかったり、抜き勾配が鋳造よりきつくて肉を薄く出来ないので、鋳造より重くなる傾向にあるんですよね。
ワイセコでもやっぱ焼き付いちゃう時は焼き付いちゃうんですが、ワイセコは鋳造より焼き付きやすいと言う話を良く聞きます。
駄肉いっぱいついてる関係で昇温時の変形が大きいの鴨カモ〜〜

ま、ワイセコで2〜3万km乗るならPROXか無印ピストンで1〜2万kmでO/S再ボーリングかと、そう思ってあえてPROX同等と言われるSAOさんとこの無印を。製造元は同じだとか。
私、へそ曲がりっすか〜 人柱だと思ってますが、SAOさんは大丈夫だよ〜って言ってました。

ワイセコvsPROX、定期OHでリポートよろしくです!

2012/3/4(日) 午後 11:02 ICARUS


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