こんばんは。さすがに春らしくなって来ましたね。桜も終わりかな。
このあいだ収集した曲のリスト作りの話をしましたが、
その中で「未収集曲リスト」の事を書きました。
作曲家の書いた鍵盤曲をまず作品番号順に、次に補足番号の付いたもの、
その次に作品番号の付いていない物と並べていきます。
そこから持っている曲を消去していくと「未収集曲リスト」が出来上がるのです。
ブロ友Lさんからは「精神衛生上とても健康的な方法」だと言われました。
が、これはある条件下で変化していきます。
その一例が、バッハの作品だと思われて番号が付けられていたのに、
他の作曲家の作品だと断定されたケース。
この場合、バッハから他の作曲家のリストに移動させるので、
数は変わりません。
もう一つが、どこかから楽譜が発見されたケース。
この前(2016.2)もモーツァルトの自筆譜が見つかったとか。
その中にはサリエリとの競作もある。
あれっ、サリエリって仲悪い人じゃなかったっけ?
2014年にも、いわゆる「トルコ行進曲」(ピアノソナタ第11番)の自筆譜が見つかり、
今日の楽譜と違う点が6箇所ほどあるとか。
当然それに基づく録音というのも出てくるでしょうし、
それが「正しい楽譜」になるかも知れない。
これらは、網を張って情報を仕入れるしかありません。
つまり元の作品表が変われば、おのずと収集する曲は増えるわけです。
絶対に分母が変わらない式ではないのです。
今回発覚したのはラフマニノフの作品。
ラフマニノフの前奏曲かベートーヴェンのソナタしか聴かない時期がありました。
ラフマニノフのCDを買わなくなって10年以上は経つでしょう。
『Unknown Rachmaninoff / Denis Matsuev』 2007年。
1. Prelude in g-moll op. 23 No. 2
2. Etudes-Tableaux op.39 No. 6 a-moll
3. Etudes-Tableaux op.39 No 9 D-dur
4. Sonata No. 2, op. 36 (second edition, 1913-1931); Allegro agitato
5. Sonata No. 2, op. 36 (second edition, 1913-1931); Non allegro - Lento
6. Sonata No. 2, op. 36 (second edition, 1913-1931); L' istesso tempo - Allegro molto
7. Fuga in d-moll (1891)
8. Suite for orchestra in d-moll (1891) - version for piano; Allegro
9. Suite for orchestra in d-moll (1891) - version for piano; Lento
10. Suite for orchestra in d-moll (1891) - version for piano; Menuetto
11. Suite for orchestra in d-moll (1891) - version for piano; Allegro
12. Prelude in g-moll op. 23 No. 5
13. Prelude in gis-moll op. 32 No. 12
これを見落としていたのは痛い・・・
鍵盤曲収集家として(大げさでなく)恥ずかしいと思うくらいの失態です↓
このCDの中には本人の書いた物か疑わしい楽譜もある。
それでも聴いてみたくなるのが収集家の本能というもの。
その中から「フーガ ニ短調」を。
これがまた不思議な経緯を経ている。
一応「小品」のなかの1曲として存在は確認され出版も録音もされていた。
だがしかし、それは中間部が抜けた不完全作品だったというのだ。
あらあら。
じゃ、前の録音って(未完)という補足を付けなきゃならないわけ?
こういう事ってこれからも起こりうるけどね。
さて、前回ブルーメンフェルトからの「ロシア繋がり」でラフマニノフです。
ラフマニノフはほかにも「フーガ」や「カノン」を書いています。
この曲、バロックの形式美の中にロシアンロマンティシズムを加えたいい作りです。
(主題はアレンスキーのものらしい。経緯は良く判りません)
出だしから疾走する。
中間部で長調になり、テーマに戻ってエンディング。
技巧と演出を見事に集約しています。
冒頭は「ワールドプレミア」のDenis Matsuev氏の演奏。
強調し過ぎている気もする。
初演がこれだとセオリーになりかねないかな〜。
動画です。舞台設定はともかく、なめらかで良い演奏じゃない?
抑揚がつけられていて、かつ、これ見よがしじゃないところが素敵。
楽譜付き。出だしが遅いけど、これくらいで丁度いい気がする。
内声の響きが心地良い。
アレンスキーが入ってきます。
アレンスキー作。
元のフーガです。激しい。
自分は持っているとか知っているとか思った時点でそれは過去の事。
世界は絶えず進んでいるという事を認識しました。。