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こんばんは、GWに休んだツケが後に回った感じ。
むっちゃハードな5月末です。
先週の休みは、グリモーの出演するコンサートに行きました。
先々週の休みは、最終的に「320分待ち」というトチ狂ったとしか思えない行列を作った
「若冲展」に行きました。 そして、今週は公務です。
あ〜〜〜憂鬱だ。
休み前にニンニクを食べるというのをひとつの楽しみにしていたのに
もう三週間食べていません。もちろん今日も食べられない。
感動が冷めないうちに書いておきたいと思いました。
フランス繋がりで、ラヴェルの「ピアノ協奏曲 ト長調 2楽章 Adagio assai」。
知っている曲を目の前で見たり聴いたり出来るというのもコンサートの楽しみなのですが、
思いがけずライブならではの新しい発見があるというのも特別な事。
それが、今回はこの曲(2楽章)でした。
冒頭の演奏、指揮 Bernard Haitink 、ロンドン交響楽団?
まぁこの楽章に関してはあまり指揮者の主張とか主義とか関係なさそうなので、
グリモーのその時の有り様が出ているんだと思います。
本当に素敵です。
自分はどこに行ってしまうんだろう?
強弱のつけ方ひとつとっても、
寂寥感と少しの希望を微妙につなげたようなはっきりとしないニュアンス。
ラヴェルの「ピアノ協奏曲 ト長調」というと1楽章の出だしムチ。
ピッコロが主題を作って、ピアノがアンニュイに引きずり、
ジャズ風のテーマが追いかける。
3楽章のスタートは勢いが良い。
とにかく早いから、それぞれの楽器が絡みながら
微妙にズレた音を出しながらピアノとリズムを合わせる。
その間に、こんなに素敵で心に残る旋律が奏でられているとは思いませんでした。
レビューにも書きましたが、ピアノ独奏で三分の一を弾く。
そしてその後に入るオケもほとんど付属物のような仕立て。
左手が全体のリズムや早さを支配する指揮的な役割。
それに右手の現代音楽のような微妙にズレた音構成。
坂本龍一や倉本裕基の原点と思えるような揺らぎ。
こちらは
Grimaud, piano
Tugan Sokhiev, conductor Berliner Philharmoniker これも良いですね。
前の演奏より、すこしアクセントを強目につけた感じ。
Vladimir Jurowski の指揮で。
この時のグリモーの解釈ということでしょう。
音量が大きいので、かなりメリハリがついている感じです。
それを差し引いても少し派手すぎる気がします。
この曲を聴いた感想をなんと表現すればいいのでしょう。
達観、超越、無我、厭世。
グリモーはまぼろしなのか?天女なのか?霞なのか?
という話を公演後、Hさんと話した。
がそれは本人にしか判らない事。
我々ファンは、この後彼女がどういう事をしていくのか
を見守るしかない。
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