安積道也 〜教会音楽家のひとりごと〜

ドイツで教会音楽家として働いていましたが、2008年に帰国しました。福岡で活動中です。

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教会音楽のしらべ



フライブルク紀行がなかなか書き進まず、すみません。

今回はコンサートのお知らせです。

今週土曜日16時から、白金の明治学院大学チャペルでコンサートをします。

(詳細はこちらのサイトから
http://www.meijigakuin.jp/concert/

「教会音楽のしらべ」と銘打って、オルガンと合唱の共演です。
合唱とオルガンのコラボレーションは、ヨーロッパでは頻繁に聞かれる響きでありますが、
日本ではなかなかありません。
教会音楽を代表する響きを再現しよう!というわけです。


ちなみに、なぜヨーロッパで「オルガン+合唱」が頻繁にあるかというと、


1.どの教会にもオルガンがある。
2.オルガンだと古典派までのオーケストラ曲なら、アレンジできてしまう。
3.複数の器楽奏者にギャラを払うより、教会専属のオルガニスト弾かせたほうが安い。

そして

4.アカペラだと、ハモってないのがばればれ・・・・


などの現実的な理由から、オルガンはよくつかわれるのです。



ではなぜ日本でめったに聞かれないのか。

1.オルガンのある教会がほとんどない。
2.このてのレパートリーを歌える聖歌隊がほとんどない。
3.混声のレパートリーがおおい(=聖歌隊に男性がいない)
4.日本語じゃないから、いや。

などなど



さて今回はなかなかヘビーなプログラムとなっています。
指揮は、日本を代表するバッハ学者樋口隆一先生。明治学院大学芸術学科の教授です。
合唱は樋口先生率いる「明治学院バッハ・アカデミー」です。
かれらは、東京近郊の非常にコアな合唱好きが、樋口先生のところで歌いたいと言って、集まった集団です。
毎年アマチュアとは思えないほどのプログラムをこなしています。
最近はサントリーホールで歌ったり、何年か前はライプチッヒまで行って、バッハ・フェスティヴァル中に礼拝で歌ったそうです。
私は帰国当時、樋口先生に拾ってもらって、しばらくこの合唱団の副指揮者をしていました。
なかなかの逸材ぞろいの合唱団です。

今回私はオルガンソロと、オルガン伴奏を兼任です。

教会音楽家であれば、「弾きつつ振る!」なんてことになるのですが、
今回は弾くことに集中できそうです。

ソロには、
バッハの前奏曲とフーガ ト長調 (フーガははまりが悪く、卒業試験で敬遠される代表格)
バッハの二男エマヌエルから、ソナタ ヘ長調 (喜劇、悲劇を見ているような曲)
ブラームスのコラール前奏曲から一曲 (泣けます)
ベームのパルティータ (音楽的に難しく、泣きました)
バッハ オルガン小曲集から一曲 (ベームの後に続けて弾くので、多分バッハと見破られないでしょう)

合唱は、
ブラームス、ブルックナー、シューベルトのモテット群に、
ハイドンの小オルガンミサ、にバッハのモテット。

これに樋口先生のお話しが加わるので、
まさにたっぷりです。

ちなみに同じプログラムを来週末21日に、西南学院大学チャペルでも行います。

(詳細は以下のサイトで
http://www.seinan-gu.ac.jp/event/2072.html


これは西南のチラシです。
(このチラシ、本人は実は随分はずかしい・・・)


イメージ 1



イメージ 2




私は、明治学院出身者です。
かつて明学グリークラブで毎週歌っていたチャペルで
コンサートが出来ることはうれしい限りです。

また、このごろ西南学院もいろいろと明治学院とのつながりが出来てきて、
様々な分野で明治学院をお手本にしています。

今回の音楽を通した学校間交流は、
西南学院では非常にポジティヴに受け取られていて、
私も、気合が入ります。

しかし、
今日気合を入れて練習していたら、
季節の変わり目なので仕方は無いのですが、
オルガンの調子が・・・

1、.ある鍵盤が下がらない。
2、でも、ある鍵盤は上がってくれない。

3、あるパイプが鳴らない。
4、でもあるパイプは鳴りやんでくれない。

5、カプラー(鍵盤同士をつなぐ装置)の調子が山のお天気なみ。(=日によってかかったりかからなかったり)
6、演奏家の調子は桜の如く(=ピークが一週間しか持たない・・・)

そんなわけで、夜分にビルダーに電話をして、来週来てもらうことにしました。

明治学院でも、西南でも全力を尽くします。
お時間のあるから是非ご来場ください。





閉じる コメント(4)

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わぁ、やっと久々のオルガン聴ける〜
楽しみだよ。
それに、西南オルガンじゃない明学オルガン!どんななんだろうー
ワクワク 削除

2012/4/12(木) 午後 10:40 [ さわ ] 返信する

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さわこさま。
西南の楽器とは全然違いますよ。このオランダ製のオルガンを今日練習しましたが、素晴らしい名器です。ただ、等身大の自分しか出てこない楽器で、弾いているとまるで、すごい知的で、感受性が強く、プライドが高くて、しかも一切愛想笑いをしないオランダ人女性と話をしている感じです。こちらがそれなりの内容を出せば、がつっと手ごたえがあるので、面白い。反面こわ〜い楽器です。きくならチャペルの前のほうがベターです。

2012/4/13(金) 午前 1:02 [ azuminus ] 返信する

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「東京はいいな…」と思ったら、西南でも同じプログラムがあるのですね!15時までの用事が終わり次第、西新に向かえば間に合いそうです♪ 1週間、頑張ろうという気持ちになります:)

2012/4/14(土) 午後 10:45 [ sar*72*oba ] 返信する

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残念ながら聴きにいく事が出来ません。
きっと素敵なコンサート、私は心で響かせますね。

応援しています。 削除

2012/4/21(土) 午後 2:05 [ アイ*n*z ] 返信する

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