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さがしものはみつかった?

気まぐれ日記☆

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日記であったり、こんなこともあったなぁという回想録であったり、まぁ、気まぐれなあたしそのものです。
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子供っぽさを選んだ私

中学に入学してからも私と彼女はコンスタントに会っていた。

近所だったって言うこともあるし、まだまだ彼女のいない学校生活に不安と寂しさがあった。

私の通った地元の公立中学は適当に荒れていた。

同じ小学校出身者は男女とも穏やかな子達が多かったが、

他の小学校出身者はかなり過激な表現やいろんな意味でキツイ人間が多いように感じた。

実際はほんのひとにぎりなんだけど、そういう類が集まるグループの中心にいるのは違う小学校出身のやつらだった。

みたこともないような『いきがり方』。

髪を汚い金髪にしたりシャツのボタンをきわどいところまであけてみたり、

汚い手を使って自分の不都合な人間を陥れたり。

これでは私立に行く人間が増えてあたりまえだなぁ。という感想を持った。

そんな汚いやつらは大嫌いだったが、部活の子たちは違った。

ちょっと子供っぽいとは思ったが、やつらと違って汚くない。

臆病すぎてやつらの言いなりになって仲間を売ったりしていたこともあったが。

彼女たちと一緒にいることは楽しかった。

テストが終わった午後、みんなで集まってもんじゃを食べて、その後夕方までカラオケ。

部活の後の帰り道。

秘密の話や好きな男女の話を綴った交換日記。

そんな毎日が楽しかった。

等身大の自分でいれた気がした。

いつも大人すぎる恋愛やレベルが違いすぎる人間関係の話をしてくる彼女より、

背伸びせずに同じようなことを感じ、考える部活で毎日会う仲間との時間が増えていった。

このとき、私は自分のことを『子供』だと思い、子供でいることを選んだんだと思う。

ラジオライフ ケータイ投稿記事

今となってはわからない。

なぜ、どんな理由があって眠れなかったのか、眠らなかったのか。

眠らない小学生の私は、AMラジオを聴くようになった。

22時台、三宅裕二さんがパーソナリティのヤングパラダイスなんて番組をやってた時代。

あのTVでたまに見るおじさんのかなり具体的な下ネタは当時の私にはキョーレツだった。

だけどこの悩み知らずなプラスのパワーでぐいぐい引っ張られていくこの番組は心強かった。

これからまだまだ続くであろうどろんとした暗闇とたった一人で向き合うのには。

深夜の長電話だって認められない子供で、インターネットだってまだない時代だった。

三宅裕司の番組が終わると、オールナイトニッポン。

一部のユーミンやデーモン小暮ならギリギリ知ってるけど、
 
二部のこれまた下ネタきついプリーズって一体誰だろう?

ツジジンセイっていう人も一体何者?

ロックをやってる人みたいなんだけどやたら暗いなぁ。

「こんなに薄いハガキだけどこんなにも小さな字で

 こんなにもたくさんのことを書いてあるととても重いものに感じる。」

「ここにハガキを送ってきてくれている友達がいないっていう人たち。

 決して一人じゃありません。みんながここでつながっているし友達なんです。」

内容が暗くて小学生の私はたちまち不安に陥った。

この暗い内容で女性が一人でアカペラで英詞をお経を唱えるように歌う曲を流れたり…

眠れないときはこうやって二部まで聴いていた。

当時の二部も一部に比べるとマイナーな感じで、小学生のときから

ミポリンの将来の旦那となる辻仁成さんの番組には正直参っていた。

ホント暗くて怖かった。

ひどいときは明け方のタクシーの運ちゃんが聴いてそうなノリの番組まで起きていた。

フルオーケストラの『君が代』が物々しく流れたあとの

おじいちゃんに近いおじちゃんと声優のような声のお姉さんが進行するあのさわやかで明るいノリ。

夜更かししていた不健康な人間と、健康そのものでそわそわ起き出して

ラジオ体操にでもでかけるお年寄りによる朝のバトンタッチ。

そんな対照的な二者の国境を越えない朝のリレーは嫌いだった。

人間は夜は寝るべきだと今でも強く思う。

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結局彼女の家に泊まった。

彼女の家は私の家の前の横断歩道を渡って坂を下りてすぐのところにある。

めちゃくちゃ近所で親同士も信用し合っていたのであっさりOKが出た。

タオルケットや枕をかかえて彼女の家に行く。

彼女の部屋に行き、トートバッグに内緒でお菓子や桃系のチューハイを詰め、そっと屋上へ。

彼女の家は1階と2階の半分は工場で3階が住まいの鉄筋コンクリートのビルだった。

布団を敷いてそこで寝転びながらチューハイを飲んだ。

甘い桃の味と炭酸。少しだけ苦く感じる。この苦さがきっとアルコールだったんだ。

苦いんだけど頭がふわっとして体がちょっと熱くなってなんかいい気分。

どうして大人がお酒を飲むか当時は理解できていたと思う。

タバコのよさはわからなかったけど。

このとき話した内容はまったく覚えていない。

当時彼女が恋していた年上のイケメンの話だったのか、

ちょっとだけ気になっていた学年で一番いきがっていた男子のことなのか。

さほど重要なことはなかったと思う。

ただ、

初めて明け方のキレイな空を友達と眺めた。

ビビッドではない、クーピーのぐんじょういろのような色。

まさにそういう色だった。

星がどんどん白っぽくなって月の鮮やかさがなくなっていく。

一晩中どこかで鳴いているカラス以外の鳥の声が聞こえ、

近所のラジオ体操に向かうおじちゃんおばちゃんの話し声、

自転車のブレーキ音、

こうやって誰かと朝を迎えることが初めてだった。

女友達とただチューハイを飲みながら話して朝を迎えただけなのに、

子供だった私はとてつもなく大人になった気分になった。

何週間か前に初潮を迎えた私に母が言った言葉を思い出す。

「これからは男の子と二人で遊んじゃだめよ。部屋で二人になるのもだめ」

私もいつか母に禁止されたことをするようになるんだろうな。

布団を抱えて彼女に別れを告げそっと家を抜け出そうとすると

「よお。来てたの?」

彼女のお兄さんが玄関で笑って立っていた。

彼は朝帰りだろう。

日焼けした肌とちょっと赤い目。耳までかかる髪。

「はい。おじゃましてました。おじゃましました。」

なぜか心臓がバクバクして顔をまともにみれなかった。

太陽から逃れるように全速力で帰ったと思う。

夏休みの出来事 ケータイ投稿記事

確か6年生の夏休み。

その頃になると彼女はランドセルではなく手提げで登校していた。

周りには壊れたからだと話していたが

そうではないことはみんなわかっていた。

スニーカーも体育以外では履かなくなり、

ソックスではなくストッキングをはき、

薄く化粧をし、髪はドライヤーでセットするようになった。

下校のとき献血キャンペーンで声をかけられたこともあったと話してた。

その夜も同じように大人びた服装をしていた。

橋のベンチで私たちはいつものように話し込んでいた。

中学進学のことだったと思う。

彼女は私立に行き、私は地元の公立。

寂しい話題だった。

「なに?たそがれてんの?」

突然声をかけられる。

彼女のお兄さん?の友達?

B系なのかNBA系なのかスケーターなのか

でもスケボーで来たからスケーター?

そんな人たちがニヤニヤ話しかけてきた。

今なら「小学生ですが、何?」なんて言えばうまくかわせることぐらい知っているが、

(たぶんその一言でいろんな意味で引いて引き上げてくれるはず)

当時はそんなこと当然わからない。

彼女のリアクションからどうやらお兄さんの友達ではなさそう。

私たちは黙り込む。

「二人でたそがれてないでさ、オレたちとも語らない?」

私はあまりの予測不能なできごとに思考が停止していたと思う。

「二人で話したいの。」

彼女はクールに答える。

「じゃあさぁ、カラオケ行かない?」

「行かない。もう帰ろう。」

彼女は私の手を引いて橋を下りた。

私も必死で歩いた。

なぜか走らず歩いた。

新しい世界 ケータイ投稿記事

彼女は私にとって初めてできた「大人の友達」だった。

休み時間に校庭でドッジボールや大縄をするより、

彼女とベンチで話し込むことの方が多くなり、

放課後も校庭で遊ばず彼女とまっすぐ帰った。

夏休みも二人でよく会った。

今思うとなんでそんなに会って話す必要があったのだろう?と疑問に思う。

彼女の家の植込みに座って話し、

橋の中ほどにあるベンチで話したこともあった。

家族のこと、好きなドラマのこと、クラスのこと、

先生のこと、ピアノのこと、男子のこと、

将来の夢のこと、話は尽きなかった。


「男二人だと間がもたなくてダメだ」

私の周りの男性からはこんなことがよく聞かれる。

尽きないおしゃべりは女性特有のものなのかもしれない。

夏の夜、橋のベンチで私と彼女が二人話し込んでいると…

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