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中学に入学してからも私と彼女はコンスタントに会っていた。
近所だったって言うこともあるし、まだまだ彼女のいない学校生活に不安と寂しさがあった。 私の通った地元の公立中学は適当に荒れていた。 同じ小学校出身者は男女とも穏やかな子達が多かったが、 他の小学校出身者はかなり過激な表現やいろんな意味でキツイ人間が多いように感じた。 実際はほんのひとにぎりなんだけど、そういう類が集まるグループの中心にいるのは違う小学校出身のやつらだった。 みたこともないような『いきがり方』。 髪を汚い金髪にしたりシャツのボタンをきわどいところまであけてみたり、 汚い手を使って自分の不都合な人間を陥れたり。 これでは私立に行く人間が増えてあたりまえだなぁ。という感想を持った。 そんな汚いやつらは大嫌いだったが、部活の子たちは違った。 ちょっと子供っぽいとは思ったが、やつらと違って汚くない。 臆病すぎてやつらの言いなりになって仲間を売ったりしていたこともあったが。 彼女たちと一緒にいることは楽しかった。 テストが終わった午後、みんなで集まってもんじゃを食べて、その後夕方までカラオケ。 部活の後の帰り道。 秘密の話や好きな男女の話を綴った交換日記。 そんな毎日が楽しかった。 等身大の自分でいれた気がした。 いつも大人すぎる恋愛やレベルが違いすぎる人間関係の話をしてくる彼女より、 背伸びせずに同じようなことを感じ、考える部活で毎日会う仲間との時間が増えていった。 このとき、私は自分のことを『子供』だと思い、子供でいることを選んだんだと思う。 |
気まぐれ日記☆
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今となってはわからない。 |

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結局彼女の家に泊まった。 |

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確か6年生の夏休み。 |

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彼女は私にとって初めてできた「大人の友達」だった。 |



