小笠原村議会議員 一木重夫の政治日記

第5回&10回マニフェスト大賞審査委員会特別賞・最優秀賞を受賞

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〜民間ティルトローター機AW609が2017年12月にデビュー〜
垂直離発着、短距離離発着ができる夢の飛行機、ティルトローター機
ティルトローター機の中で軍用のオスプレイが有名ですが、
オスプレイは民間機ではないので、一般乗客を乗せて飛ばせることはできません。
民間機として一般乗客を乗せることができるティルトローター機(AW609)は、
イギリスとイタリアに拠点を置く会社、アグスタウェストランド社が、2017年12月に就航させる予定です。
AW609はすでに完成しており、型式認定(飛行機の車検のような制度)
を取得するための飛行試験も大方終了しています。
固定翼にも回転翼にもなる民間機は世界初なので、現在はアメリカの航空法の整備をしています。


〜ヘリ業界で2位のシェア〜
アグスタウェストランド社はイタリアとイギリスに主な拠点を置くヘリメーカーで、
100年以上もの歴史をもち、世界のヘリ業界で2位のシェアを誇る世界企業です。
村役場が検討しているATR社と同じグループ会社(フィンメッカニカ社のグループ傘下)です。
日本国内でも現在90機が飛んでおり、海上保安庁、警察などで多く導入されています。
国内に部品供給代理店が数社あり、各機体のパイロットや整備士の養成はマレーシアで実施されています。

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〜セミナーで小笠原での適用事例が紹介される〜
7月2日〜3日、私はアグスタウェストランド社のセミナーとレセプションに、
アグスタウェストランド社から招待をして頂きました。
そのため、議員活動として自費出張(税金は使っておらず自分のおこずかいで出張)
をしてこのセミナーに参加してきました。
どうせ参加するならAW609の話だけではなく、アグスタウェストランド社の運用と、
ヘリ業界全体の勉強しようと思い、全てのセミナーにエントリーをして、前に席に陣取り、
パソコンを持ち込んでネットで分からない単語を調べながら、2日間猛勉強しました。
セミナー初日、アグスタウェストランド社の概要、国内実績、
サポートとトレーニングの最新状況について勉強しました。
セミナー2日目、アグスタウェストランド社の最新機体の紹介があり、その中で民間機のティルトローター機、
AW609の紹介がアグスタウェストランド社のWang副社長からありました。
副社長はその紹介の中で、小笠原の民間航空路としてAW609が適しており、
遠隔離島への輸送にAW609が適していると紹介してくれました。
私は質疑の中で小笠原の事例を挙げてくれたことにお礼を言うと、
私が小笠原からこのセミナーに参加することを知って、
小笠原の事例を紹介したのだと、副社長が話していました。

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〜副社長と会談・運用コストはヘリの1.3倍〜
この後、アグスタウェストランド社は、副社長と日本支社長との会談をセットしてくれました。
私はこの会談の中で、AW609の小笠原までの飛行性能、650kmの洋上飛行、アメリカ航空法の整備状況、
採算性(運用コスト)、燃費、パイロット・整備士の養成など、疑問点や不安な部分をすべてぶつけて、
すべてに満足のいく回答を得ました。
特に重要な情報は、運用コストが同規模ヘリ(AW139)の1.3倍、
機体コストも同規模ヘリの1.3倍(約20億円)という情報でした。
運用コストの1.3倍という数字は、私が想像していたよりも、はるかに下回っていました。
副社長は
「運用コストが1.3倍もかかる・・・・」
と、申し訳なさそうに顔をしかめていましたが、私はニコニコ顔でした。
さらに、運用コストはAW609が世界中を飛ぶようになれば、さらに下がる見込みとのことでした。
また、7年前に琉球エアコミューターを視察した際に、
「離島路線は距離が遠ければ遠いほど採算性が高まる。400kmの南大東路線は黒字。他は赤字。」
と聞いているので、1.3倍程度の運用コストであれば、大きな障害にならないのではないかと推測できます。
燃費は固定翼機と同程度だそうで、ヘリと比べれば遙かに燃費は良いそうです。
燃費は良いけれど、整備の費用が高くなるので、
運用コストがヘリの1.3倍になるとのことでした。
まだ情報収集を進める段階ですが、小笠原まで飛んでこれる機体性能と、
運行の採算性に大きな期待を持てる回答を現段階では得ています。
また、アグスタウェストランド社は、小笠原に航空路を開設するために協力をしてくれると約束してくれました。
副社長からの提案で、今後はアグスタウェストランド日本支社と、
定期的に情報交換をしていこうという話になりました。

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〜レセプションで秋元司衆議院議員と航空関連会社とお話〜
7月2日の夜にはレセプションがありました。
アグスタウェストランド社を取り巻く航空関連会社の方々とお話する機会に恵まれ、
皆さん一様にAW609の小笠原航空路就航に期待をしていました。
レセプションには元防衛大臣政務官で自民党の秋元司衆議院議員がお見えになっていました。
アグスタウェストランド社と秋元先生は、以前からお付き合いがあるそうです。
秋元先生とお話する機会に恵まれたのですが、
秋元先生は事前にアグスタウェストランド社から小笠原の話を聞いていたようで、開口一番、
「小笠原にAW609を飛ばそうよ!小笠原に合ってる飛行機だと思うよ」
「一木さんと私は同じ年。46年生まれ同士、頑張ってやっていこうよ。」
と話をして頂きました。

秋元衆議院議員が挨拶↓
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〜20-25人乗りのティルトローター機が発表〜
今回のセミナーで、世界に先駆けて最新鋭のティルトローター機が、
6年後の2021年にデビューすることが発表されました。
AW609は乗客が9人乗りですが、次世代のティルトローター機は20-25人乗りです。
特に採算性と輸送能力の向上で期待ができるティルトローター機です。
この情報も小笠原の航空路開設にとって非常に重要でした。
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〜航空業界と人脈を構築〜
今回の自費出張ではとても大きな成果を得ることができました。
お金も時間もかかるので悩みましたが、やはり内地に行って大正解でした。
アグスタウェストランド社の関係者だけではなく、
日本の航空業界の皆様とも人脈をつくることができました。
また、現役のヘリパイロットからお話を伺うこともでき、
セミナーの後に1時間ほどAW609の小笠原就航の可能性について、
パイロットのお立場でお話を聞くこともできました。

〜情報収集と相談〜
今後も情報収集を進めて、飛行性能や採算性の面で、
本当に小笠原に合致した飛行機かどうかをもう少し見極めると共に、
小笠原の航空路関係者に相談をしていきたいと思っています。


AW609の基本性能
航続距離(標準) : 1389 km
航続距離(予備タンク):2036 km
Speed (max): 510 km/h
与圧キャビン
乗客:9人乗り(2名のパイロット含まず)
最大重量時、離発着に必要な滑走路長:250m(この情報源はアグスタウェストランド日本支社)

今回のセミナーに参加していた記者の記事↓

Aviation Wire

アグスタウェストランドのティルト機AW609、価格は中型ヘリ比1.3倍

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 伊アグスタウェストランドは開発中の民間用双発ティルトローター機AW609の機体価格について、同社製中型双発ヘリコプターAW139と比べて、25%から30%程度上昇するとの見通しを示した。
http://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2015/07/150706_AW609_01-640-300x194.jpg
アグスタウェストランドが開発中のティルトローター機AW609(同社提供)

 AW609は、ヘリコプターと同様に垂直離着陸でき、主翼の両端にあるプロペラの向きを上方から前方に変えると、固定翼機として飛行出来る。同様のティルトローター機として、米軍が運用中で陸上自衛隊が導入を決めた、軍用機のベル・ボーイングV-22「オスプレイ」がある。

 AW609の最大航続距離は1389キロメートルで、補助燃料タンクを増設すると2036キロメートルに伸ばせる。固定翼時の最大速度は510キロメートルを計画しており、約300キロメートルのAW139よりも速く目的地へ到達できる。

 アグスタウェストランドでマーケティングを担当するジェームス・ワン上級副社長は7月3日、「ヘリの約2倍の速さで飛行でき、緊急搬送にも使える。東京から小笠原諸島まで、船では26時間かかるが、AW609なら2時間20分で飛べる」と、都内でアピールした。空港のない小笠原諸島では、急患や妊婦の緊急搬送手段が自衛隊のヘリなどに限られており、垂直離着陸できる同機を離島の足として売り込む。

http://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2015/07/150706_AW609_02-640-300x199.jpg
固定翼状態で飛行するアグスタウェストランドのAW609(同社提供)

 AW609は1996年にベルとボーイングが共同開発を始め、1998年からはベルとアグスタが合弁会社ベル/アグスタ・エアロスペースを設立し、BA609として開発を進めてきた。その後、2011年にアグスタウェストランドの単独開発となり、名称をAW609に変更している。

 客室の標準仕様は9席で、2017年にFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得後、2018年に引き渡し開始を予定している。最終組立は米フィラデルフィアと伊ヴェルジャーテで行う。機体価格について、ワン上級副社長は「機体サイズはAW139(15席)とほぼ同じ。AW139と比べて、25%から30%程度は上昇するだろう」との見解を示し、現時点で1機あたり20億円程度となる見込み。

 一方、2000年代初頭の計画では、型式証明取得を2003年に予定していたことから、開発は大幅に遅れている。このため、機体価格はAW139と比較した場合、1.5倍から2倍の30億円程度に膨らむとの見方もある。
 また、アグスタウェストランドでは、AW609を発展させた次世代の民間用大型ティルトローター機の開発も進めており、20-25席で2021年の初飛行を目指す。同社では今後の機体がすべてティルトローターになるわけではないとしており、ヘリとの住み分けを進める。

関連リンク
アグスタウェストランド

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