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むかーしむかしのお話です。
とあるところに、古い古いお寺がありました。 そこには、貧しい和尚さんがひとりさみしく暮らしておりました。 ある年の暮れ、「今年も、誰も訪ねてこないのぉ・・・」とぼんやりしておりますと、お寺の裏庭でなんだかガサゴソ音がします。 不思議に思った和尚さんが裏庭に様子を見に行きますと、そこにはお腹を空かせて弱った子カラスが倒れていました。 「これはこれは、かわいそうに・・・。ほら、この黒豆をお食べ」 そう和尚さんが、おせちに準備した黒豆をカラスに与えると、子カラスは喜んで食べました。 「和尚さん、和尚さん、こんなに美味しい黒豆、生まれて初めて食べました!これから毎日食べに来ていいですか?」 子カラスの言葉にうれしくなった和尚さん。 「いつでも食べにおいで」と子カラスに言うと、子カラスはうれしそうに裏山に帰っていきました。 それから、毎日子カラスが和尚さんの黒豆を食べにお寺に来るようになりました。 和尚さんは子カラスのために、朝は2つ、夜は3つの黒豆を用意し、子カラスに与えておりました。 いつしか、子カラスは立派に成長し、子どもを産みました。 子カラスの成長を、和尚さんはとてもうれしく思いました。 子カラスは、自分の子を引き連れて、相変わらず和尚さんの黒豆を食べに毎日お寺にやってきました。 そんなある日、子カラスは和尚さんに言いました。 「和尚さん、和尚さん。和尚さんのおかげで私も立派なカラスに成長しました。ありがとうございます!そこで相談なのですが、黒豆の数、増やしていただけませんか?」 これを聞いた和尚さんは困りました。 かわいい子カラスの頼みを聞いてやりたいが、お寺は裕福ではありません。 子カラス一羽なら増やしてやれましたが、今は子カラスの子どもたちにも与えています。 散々悩んだ和尚さんは言いました。 「それでは、朝3つ、夜2つというのはどうじゃろう・・・」 これを聞いた子カラスは、朝の豆が3つになったと大喜び! 満足して裏山に帰っていきました。 ※※※※※ 24時間休みなく続く点滴。 「点滴、早く取りたいんです」 とただこねましたら、点滴が4本から2本へと、半分になりました。 しかし、おかしいな。24時間点滴は変わりません。 よく見ると、今まで6時間で落としていた点滴が今は12時間で落としているヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3。 確かに、2本へと減りましたが、主治医の先生のほうが一枚上手でしたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ。 |
ちいさなおはなし
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ちいさな、ちいさな物語です♪
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とても静かな丘に、とても真っ白な白梅の木ととても鮮やかな紅梅の木がありました。 この白梅の木と紅梅の木には、それぞれ精霊が住んでいました。 白梅の精霊は、自分がとても地味な存在だと、いつも悲観していました。 紅梅の精霊は、自分がとても派手な存在だと、ちょっぴり気にしていました。 白梅の精霊と紅梅の精霊は、毎日きれいな梅の花をつけたり、 梅の香りを楽しんだりと、とてもおだやかで幸せな毎日を送っていました。 そんなある日、どこからか一羽のきれいなことりがやってきました。 ことりは、きれいな声で歌をうたいました。 白梅の精霊は、ことりの華やかさに惹かれました。 一方、紅梅の精霊は、ことりのことをちょっとだけうるさく思いました。 ことりと白梅の精霊は、すぐに仲良しになりました。 ことりが歌うと、白梅の精霊はことりにあわせて枝を揺らしました。 そして、はらはらと白梅の花びらを散らしてみました。 すると、ことりはさもうれしそうに、にっこりと微笑むのでした。 ことりと白梅の精霊は、たちまち評判になりました。 ことりは毎日がとても楽しく、次から次と、歌を歌いました。 しかし、元々自分に自信のなかった白梅の精霊は、 少しずつ不安な気持ちが募ってきました。 白梅の精霊は、だんだん人目を気にするようになってきました。 そのうち、ことりに対しても不信感を抱くようになってきました。 ことりは心の中では僕のことを認めていないんだ、と考えるようになりました。 そして、自分を責めて、悲観的になり、どんどん不幸な気分になっていきました。 すると、白梅の花は、何故だかだんだん黄ばんできました。 そして、あんなにきれいな白梅の花は、しだいに花が落ち、木もどんどんやせ衰えてしまいました。 そのことに気がついた紅梅の精霊は、白梅の精霊に言いました。 何が大切なのか良く考えてごらん、と。 白梅の精霊は、いままでの静かな生活を選びました。 しかし、それはことりとさよならをすること。 このまま無理をすれば、白梅の木は枯れ果てて、白梅の精霊もなくなってしまう。 どちらかしか、とれないのなら。 やっぱり、今の生活がなくなってしまってはいやだ。 白梅の精霊は、紅梅の精霊に言いました。 何かを得るときには何かを犠牲にするんだよね。 |
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