『はんなり ぴあの』板橋区のピアノ教室、おまきぴあの教室のブログ

ようこそお越しくださいました。 ピアノの練習やピアノ教育についての記事、また、演奏活動や日々のレッスン等々を綴りました。

ちいさなおはなし

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何気に童話やお話を作ることが大好きな私が書いた
ちいさな、ちいさな物語です♪
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むかーしむかしのお話です。
とあるところに、古い古いお寺がありました。
そこには、貧しい和尚さんがひとりさみしく暮らしておりました。


ある年の暮れ、「今年も、誰も訪ねてこないのぉ・・・」とぼんやりしておりますと、お寺の裏庭でなんだかガサゴソ音がします。
不思議に思った和尚さんが裏庭に様子を見に行きますと、そこにはお腹を空かせて弱った子カラスが倒れていました。

「これはこれは、かわいそうに・・・。ほら、この黒豆をお食べ」

そう和尚さんが、おせちに準備した黒豆をカラスに与えると、子カラスは喜んで食べました。

「和尚さん、和尚さん、こんなに美味しい黒豆、生まれて初めて食べました!これから毎日食べに来ていいですか?」

子カラスの言葉にうれしくなった和尚さん。
「いつでも食べにおいで」と子カラスに言うと、子カラスはうれしそうに裏山に帰っていきました。


それから、毎日子カラスが和尚さんの黒豆を食べにお寺に来るようになりました。
和尚さんは子カラスのために、朝は2つ、夜は3つの黒豆を用意し、子カラスに与えておりました。


いつしか、子カラスは立派に成長し、子どもを産みました。
子カラスの成長を、和尚さんはとてもうれしく思いました。
子カラスは、自分の子を引き連れて、相変わらず和尚さんの黒豆を食べに毎日お寺にやってきました。


そんなある日、子カラスは和尚さんに言いました。

「和尚さん、和尚さん。和尚さんのおかげで私も立派なカラスに成長しました。ありがとうございます!そこで相談なのですが、黒豆の数、増やしていただけませんか?」

これを聞いた和尚さんは困りました。
かわいい子カラスの頼みを聞いてやりたいが、お寺は裕福ではありません。
子カラス一羽なら増やしてやれましたが、今は子カラスの子どもたちにも与えています。


散々悩んだ和尚さんは言いました。

「それでは、朝3つ、夜2つというのはどうじゃろう・・・」

これを聞いた子カラスは、朝の豆が3つになったと大喜び!

満足して裏山に帰っていきました。


※※※※※

24時間休みなく続く点滴。

「点滴、早く取りたいんです」
とただこねましたら、点滴が4本から2本へと、半分になりました。

しかし、おかしいな。24時間点滴は変わりません。

よく見ると、今まで6時間で落としていた点滴が今は12時間で落としているヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3。

確かに、2本へと減りましたが、主治医の先生のほうが一枚上手でしたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ。

白梅の精霊のおはなし

とても静かな丘に、とても真っ白な白梅の木ととても鮮やかな紅梅の木がありました。
この白梅の木と紅梅の木には、それぞれ精霊が住んでいました。
白梅の精霊は、自分がとても地味な存在だと、いつも悲観していました。
紅梅の精霊は、自分がとても派手な存在だと、ちょっぴり気にしていました。
白梅の精霊と紅梅の精霊は、毎日きれいな梅の花をつけたり、
梅の香りを楽しんだりと、とてもおだやかで幸せな毎日を送っていました。

そんなある日、どこからか一羽のきれいなことりがやってきました。
ことりは、きれいな声で歌をうたいました。

白梅の精霊は、ことりの華やかさに惹かれました。
一方、紅梅の精霊は、ことりのことをちょっとだけうるさく思いました。

ことりと白梅の精霊は、すぐに仲良しになりました。
ことりが歌うと、白梅の精霊はことりにあわせて枝を揺らしました。
そして、はらはらと白梅の花びらを散らしてみました。
すると、ことりはさもうれしそうに、にっこりと微笑むのでした。

ことりと白梅の精霊は、たちまち評判になりました。
ことりは毎日がとても楽しく、次から次と、歌を歌いました。


しかし、元々自分に自信のなかった白梅の精霊は、
少しずつ不安な気持ちが募ってきました。

白梅の精霊は、だんだん人目を気にするようになってきました。
そのうち、ことりに対しても不信感を抱くようになってきました。
ことりは心の中では僕のことを認めていないんだ、と考えるようになりました。
そして、自分を責めて、悲観的になり、どんどん不幸な気分になっていきました。

すると、白梅の花は、何故だかだんだん黄ばんできました。
そして、あんなにきれいな白梅の花は、しだいに花が落ち、木もどんどんやせ衰えてしまいました。

そのことに気がついた紅梅の精霊は、白梅の精霊に言いました。
何が大切なのか良く考えてごらん、と。

白梅の精霊は、いままでの静かな生活を選びました。
しかし、それはことりとさよならをすること。
このまま無理をすれば、白梅の木は枯れ果てて、白梅の精霊もなくなってしまう。
どちらかしか、とれないのなら。
やっぱり、今の生活がなくなってしまってはいやだ。


白梅の精霊は、紅梅の精霊に言いました。


何かを得るときには何かを犠牲にするんだよね。


 
あるところに、ちいさなこぎつねが二匹、住んでいました。
二匹のこぎつねは、いつもいっしょでした。
 
こぎつねたちに、親はいません。
 
片方のきつねは、気が強く、少々ずる賢いきつねでした。
それとは反対に、もう片方のきつねは、気が弱く、素直なきつねでした。
 
いつも二匹は獲物を探しに森へゆきます。
気の強いきつねは、獲物を捕らえることが得意でした。
そして、いつも気の弱いきつねより多くの獲物を得ていることに
一人で満足をしていました。
 
一方、気の弱いきつねは獲物を捕らえることは得意ではありませんが、
おなかを満たすのには充分確保できていたので、なにも不満はありませんでした。
 
ある日、二匹はいつものように獲物を探しにゆきました。
ところが気の強いきつねは調子が悪く、思うように体が動きませんでした。
この日、初めて気の弱いきつねは気の強いきつねよりも
多くの獲物を捕らえることができました。
 
気の弱いきつねは、自分の捕った獲物の半分を
気の強いきつねにあげようとおもいました。
その一方、気の強いきつねは、いかなる理由があろうとも、
気の弱いきつねに負けたことが悔しくてなりませんでした。
 
気の強いきつねは、気の弱いきつねの獲物ほとんどを
海に流してしまいました。
海に流すことで、自分の方が勝っていることになると思いました。
 
ところが気の弱いきつねは、ちっとも怒りを感じませんでした。
気の弱いきつねは、気の強いきつねがどうしてこんなことをするのか
不思議でしょうがありませんでした。
ただただ、さみしさで、胸がいっぱいになりました。
 
その夜、気の強いきつねは昼間のことが気になって
なかなか眠ることができません。
気の強いきつねは、どうしても眠ることができないので、
昼間の海に行ってみました。
当然、流した獲物はもうありません。
がっかりした気の強いきつねが、とぼとぼと帰ろうとしたとき
ちいさなふうせんがふわふわと飛んできました。
気の強いきつねはそのふうせんを持ち帰り、
気の弱いきつねの枕元においてやりました。
 
朝、目覚めた気の弱いきつねはふうせんに気がつきました。
そして、そのふうせんを持ってきてくれたのは、気の強いきつねだと思いました。
気の弱いきつねのさみしさは、一気に吹っ飛びました。
 
しかし、そのふうせんは、日に日にハリがなくなり、だんだん小さくなってきました。
気の弱いきつねは、そのことに気がついていましたが
わざとそのことに目をむけず、今まで以上にふうせんで遊びました。
 
そんな気の弱いきつねを見て、気の強いきつねは心配しました。
あと数日であの風船は駄目になる。
そうしたら、どんなにがっかりするだろう。
 
気の強いきつねは、気の弱いきつねの喜びそうなことを
必死になって探しました。
そして、となりの村で夏祭りがあることを知り、
気の弱いきつねを連れて、でかけました。 
 
となりの村は、大変賑わっていました。
みんな、おめかしをして、楽しそうに踊ったり、歌ったり。
二匹のきつねたちもその踊りの輪に入りました。
 
踊りつかれた二匹は、ちょっと座ってかき氷を食べました。
 
そして今日の記念に金魚を三匹買って帰りました。
 
家に帰った気の弱いきつねは、買って来た金魚に夢中でした。
気の強いきつねは、もうすっかり小さくなってしまったふうせんに
はさみを入れて、外に捨てました。
 
気の強いきつねにはみんな同じに見える金魚ですが、
気の弱いきつねは三匹の金魚に、たろう、はなこ、ふふ、と名付け
毎日毎日世話をしました。
 
三匹の金魚は、気の弱いきつねが近づくと、すごい勢いで
金魚鉢の上のほうへ集まってきました。
えさをぱらぱらまくと、うれしそうに食べました。
気の弱いきつねは、そんな金魚たちに夢中でした。
 
しばらくすると、気の強いきつねにも分かるほど
金魚たちに個性がでてきました。
他の金魚より大きいのがはなこです。
はなこは、一番えさを食べます。
一日中、元気に泳ぎまわっているのがふふです。
気の弱いきつねも、気の強いきつねも、
ふふがじっとしていたところを見たことがありません。
そして、三匹のなかで一番小さいのがたろうです。
たろうはおとなしい金魚で、えさを食べる以外はほとんど動きません。
気の弱いきつねは、たろうが他の二匹に比べ
あまりえさを食べないことが気がかりでした。
 
ある日、たろうの様子がおかしくなりました。
金魚鉢の底のほうで、じっとしていることが多くなりました。
えさをまいても、食べません。
他の金魚にえさを食べられてしまうので
気の弱いきつねは、自分のお茶碗に
たろうを隔離しました。
 
しかし翌日、たろうは動かなくなってしまいました。
二匹のきつねは獲物を捕らえに行くついでに、
裏山のさくらの木の下にたろうを埋めてやり、黄色の花を生けました。
 
気の弱いきつねもだんだんと獲物を捕らえることが
うまくなってきました。
気の強いきつねにはかないませんが、
他のきつねたちが羨むほど、いろんな獲物を捕らえました。
 
二匹のきつねは村中で評判になりました。
そしてそのうわさは、ある泥棒ねこの耳にも入りました。
泥棒ねこは、さっそく二匹のきつねのおうちへ行ってみました。
 
泥棒ねこは、昼間二匹が留守にしていることを知りました。
そして、大きなずた袋をさげて、二匹のきつねのおうちに入りました。
 
泥棒ねこはがっかりしました。
そこには、泥棒ねこの好物の魚は見当たりません。
がっくり肩を落として帰ろうとした泥棒ねこの目に
例の金魚鉢がうつりました。
 
そこにはでっぷりと太った大きな金魚と、ぐるぐる泳ぎ回る生きのいい金魚。
 
なんておいしそうな魚だろう。
泥棒ねこは舌鼓を打ち、金魚鉢に近づきました。
 
おひさまも沈み、すっかり薄暗くなった頃、
二匹のきつねは家路につきました。
 
そこで二匹が目にしたのは‥‥
 
気の強いきつねは、ただぼーっとつっ立ていました。
気の弱いきつねは、気の強いきつねの後ろでかたかた震えていました。
 
その時です。ひっくり返された金魚鉢の近くで
何かがぴちょぴちょ動いていました。
気の弱いきつねが近づくと、そこにいたのはふふでした。
すばしっこいふふは、泥棒ねこにつかまることなく
逃げられたのでした。
気の弱いきつねは、急いで金魚鉢にふふを戻し
金魚鉢をぎゅっと抱きしめました。
 
たろうのとなりに、骨だけになったはなこを埋めてやり、二匹は考えました。
今度から獲物を捕りに行くのは気の強いきつねの仕事にしました。
気の弱いきつねは留守番をしながら家事をこなしました。
家の仕事が済むと、たった一匹になってしまったふふの世話をしました。
 
ふふはたくさんえさを食べ、いつしかはなこよりも大きくなりました。
気の弱いきつねはそんなふふを見て、はなこを思い出し
ちょっとだけ泣きました。
気の弱いきつねは家事の合間にふふの絵を描きました。
泳いでいるふふ。えさを食べるふふ。
いろんな絵を描きました。
 
いつしか季節は冬になりました。
雪がしんしんと降り積もるある朝
金魚鉢に氷がはってしまい、ふふも一緒に凍っていました。
それに気づいた気の弱いきつねは、慌ててふふを
温かいお湯の中に入れました。
しかし、ふふは再び泳ぎだすことはありませんでした。
 
気の弱いきつねはうずくまって、ずっと泣いていました。
気の強いきつねがふふもお墓に埋めてあげようと言いました。
 
たろうとはなこが眠るさくらの木の下。
ふふもここに埋めてあげることにしました。
気の強いきつねはふふを埋めるために深く深く穴を掘りました。
その間、気の弱いきつねは冷たくなったふふをずっと抱きしめていました。
 
やがて穴が掘れて、二匹はふふを埋めてあげました。
 
土をかけ、黄色のの花を植え、帰ろうとしたとき、
気の弱いきつねはふふのお墓に駆け戻りました。
そして、もう一度ふふを抱きしめたいと思い、
ふふのお墓を掘り返して欲しいと気の強いきつねに頼みました。
気の強いきつねは、さんざん迷いましたが、
あまりに気の弱いきつねが懇願するので掘り返しました。
 
しかし、どんなに掘っても掘ってもふふはでてきません。
その時、掘り返した土の間からぽろっとなにかが落ちました。
二匹が何だろうと思い、近づくと
それは小さな小さな目玉でした。
 

 
おひさまのひざしがきらきらひかるちいさなかわいいきんぎょ鉢。
そのなかにはやたらと泳ぎ回るちいさなきんぎょと
底のほうでぼーっとしているおおきなきんぎょがすんでいました。
ちいさなきんぎょはわがままで、気が短く、少し神経質でした。
おおきなきんぎょは、気立てが優しく、のほほんとしていました。
 
ちいさなきんぎょは、じっとしていられなく、いつもいつも泳ぎ回っていました。
ちいさなきんぎょは、ストレスがたまると、おおきなきんぎょにあたりました。
そして、自分の思うようにいかないと、いらいらしてさらに泳ぎ回るのでした。
 
おおきなきんぎょは、いつもいつもちいさなきんぎょを見守っていました。
ちいさなきんぎょがひどい事を言っても、我慢していました。
ちいさなきんぎょが暴れていても、静かに底の方で見守っていました。
 
ちいさなきんぎょは生えたばかりの水草が大好きでした。
おおきなきんぎょも大好きでしたが、ちいさなきんぎょにいつもあげました。
ちいさなきんぎょはまるで当たり前のように、もらった水草を食べました。
 
いつしかきんぎょ鉢は、苔がつき、汚れてきました。
ちいさなきんぎょは、いっしょうけんめい、そうじをしました。
でも、それは、ちいさなきんぎょにとっては大変な仕事でした。
ちいさなきんぎょは、しだいにやつれ、さらにいらいらが募りました。
 
おおきなきんぎょは、なんとかしたいと思いました。
しかし、神経質なちいさなきんぎょは、そうじを自分でしないと気がすみません。
そこで、おおきなきんぎょはちいさなきんぎょの言うとおり、望むとおりに
ちいさなきんぎょのかわりに、そうじをしてやりました。
 
しかし、ちいさなきんぎょは今度はひまになり
またおおきなきんぎょにあたりました。
そこでおおきなきんぎょは自分が育てていた七色にひかる水草の苗を
ちいさなきんぎょにあたえました。
 
ちいさなきんぎょは、毎日七色にひかる水草を世話しました。
七色にひかる水草は日に日におおきくなり、よりいっそうかがやきました。
ちいさなきんぎょは毎日眺めたり、世話をしたり夢中でした。
 
ところがある日、七色にひかる水草はしだいにそのひかりが弱くなりました。
ちいさなきんぎょは必死になって今まで以上に世話をしました。
その甲斐もなく、七色にひかる水草はどんどんひかりを失い
とうとう枯れてしまいました。
 
ちいさなきんぎょは笑わなくなり、気力がなくなり、食欲も減りました。
しょぼんとしているちいさなきんぎょ。
おおきなきんぎょは心配になり、ちいさなきんぎょの大好きな
生えたばかりの水草をたくさんとってちいさなきんぎょにあげました。
しかし、ちいさなきんぎょは全く食欲が沸きませんでした。
 
ちいさなきんぎょは弱ってしまい、やがて寝込むようになりました。
おおきなきんぎょは毎日毎日看病しました。
夜になるとちいさなきんぎょは、いっぱいいっぱい泣きました。
そのたびにおおきなきんぎょは傍にいてあげました。
昼間、ちいさなきんぎょは泣き疲れてお昼寝をしました。
おおきなきんぎょも疲れていましたが、水草の世話など仕事があったので休めませんでした。
仕事が終わると、ちいさなきんぎょの看病をしました。
 
おおきなきんぎょは、本当はとても疲れていました。
昼間は仕事。仕事が終わればちいさなきんぎょの世話。
しかし、おおきなきんぎょは、ちっとも不満に思いませんでした。
体力はもう限界を超えていましたが、ちいさなきんぎょのために働きました。
 
そんな日々が続いたある日、久しぶりにちいさなきんぎょは
ぐっすり眠る事ができました。
すこしおなかがすいて目がさめました。
ちいさなきんぎょに食欲が戻ったのは、何日ぶりでしょう。
 
ちいさなきんぎょはおおきなきんぎょを探しました。
いつもいるきんぎょ鉢の底の方。
しかし、おおきなきんぎょはそこにはいません。
 
ふと、ちいさなきんぎょは上を見ました。
そこには、だらーっと力の抜けたおおきなきんぎょがぷかぷか浮いていたのでした。
 
おひさまのひざしがきらきらひかるちいさなかわいいきんぎょ鉢。
そこにはちっぽけなきんぎょが一匹。
 
ちいさなきんぎょとおおきなきんぎょのおはなし。
 

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