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つい前回は、日本のテロについて言及したのに
今度はタイで空港閉鎖の非常事態宣言、
インドでは同時多発テロが昨日発生しました。
シンガポールに住む身としては、これでアジアへの
観光客が又減ってしまうのではないかと
心配です。
ウェブ時代 5つの定理
梅田 望夫
文藝春秋 1,300円+税
梅田さんもすっかり時の人という感じでいまや日本とアメリカまたに書ける世界的なビジネスマンになってしまいました。僕の昔の手帳を見てみると2001年ごろに梅田さんの書いた本が「購入したい本リスト」に入っていました。当時から梅田さんもActiveに活動していたのだということが改めてわかります。
さて、この本はそんな梅田さんがアメリカにおいて感銘を受けた金言をまとめたのが本書です。
「特にシリコンバレーでは、そういう人々がビジョナリーと呼ばれ、オピニオン・リーダーとしてたいへん尊敬されていることを知りました。彼ら彼女らの切れ味の良い言葉の数々が、多くの人にインスピレーションを与えるからです。」(P8)
例えば、 eベイ創業者のピエール・オミディアの言葉
「『全く見ず知らずの人間でも信頼できる』ということを、eベイは一億二千万人もの人たちにわからせたのだ。」(P58)
余分な説明をいっさい入れずにこれだけ的を得た言葉は他にしりません。シリコンバレーの天才達はいつもこういったアメリカンドリームを追い求めているんですね。
梅田さんが師と仰ぐ元DECのゴードンベル氏はこんなことを言っています。
「トップレベルのチームはマネジメント重視でなく行動重視でなければ駄目だ。」(P100)
サバイバルするためにはトップ層のチームからして『行動重視』の人たちばかりでないと駄目だという意味らしいです。すごく肺腑を衝きますね。
「私たちは非常に複雑な問題を、その問題がどれほど複雑かを人々に知らせることなく、解こうと試みている。」(P166)これはアップルのインダストリアル・デザイン担当の上席副社長であるジョナサン・アイヴの言葉です。これは技術だけでなく経営にも当てはまりますね、どんなに大変でもそれが普通のように振舞うことができる、それが一流の条件だと感じます。
最後に梅田さんはネットの空間へのスタンスが、日本語圏と英語圏の社会の違いが顕著に現れた興味深い問題と言及しています。彼は、日本語圏のネット空間の特有のスタンスは「匿名性」の問題だと看破しています。これは「2チャンネル」に代表されるような、匿名で何かを言いぱなっしにする、誰かを攻撃するという傾向を指しているものです。(P221)
おもしろいですね、海外では実名文化でありながら日本だけこのような匿名というのは、なんとなく無責任文化を広げてしまっているみたいで、少々日本人として悲しく思います。
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