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写真は、最近の私の愛車であります。スズキのGSX-R1000。本文と関係ありません。
さて、石原もと都知事。
これほど魅力的な人もちょっといないのではないでしょうか。
つっこみどころ満載ということは「わかりやすい」ということで、わかりやすい人はしばしば本人にも気づかない魅力を振りまいているものですよ。
何年か前、まだ芥川賞選考委員だった頃、ある受賞作に対し「自分の小説にきちんと題名を題名をつけることも出来ないのか」と吠えましたね。
元気のいい若者の生態を描いたデビュー作に、「太陽の季節」なんて、ベタもベタ、べったべたの題名をつけたのはどこの誰なんですか。
んでこんどは、64歳の東京都知事選候補者を、「大年増の厚化粧女」?
彼女が化粧をしないで人前に出てきたら、それはそれでこわいじゃないですか。もと都知事は演説を聴く聴衆に、恐怖を与えたいんですか?
そして、「大年増」ねぇ。
落語を聞いてください。もと小説家なら、言葉の意味についてちゃんと知っていないといけない。
たとえば「野ざらし」という名作がある。「骨釣り」という呼び方をする人もいる。
河原で人骨を回向したらそれが生前非常な美女の骨だったらしく、その骨が生前の姿で幽霊になり回向した男の所に礼を言いに現れ、そのまま夫婦になるという話を聞いたそそっかしい男が、自分も骨釣りに出かける。そして同じように河原で釣り糸を垂れる人々に、元気よく聞く。
「よう、お前っちは何ょう釣ろうってんだい、新造か年増か、それとも後家かいっ?」
ここで年増というのは20代中盤の女性だ。間違っても30歳を超えてはいない。それを逸脱するのが大年増だけど、あくまで結婚対象の年齢でないといけない。つまり、64歳はもう大年増とも呼んではいけないのだ。
見識のない人でも東京都知事になれるんだね。いい時代だなぁ。
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