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あほなことばっかりやってきました。
親戚一同の評価を総合すると、
「あなたは隅から隅まで阿呆だが、人生で2度だけ、良い判断をした。それは1983年に今の奥さんと結婚したことと、2013年にヤマハのG3を手放したことだ」
ということになります。
人生で2度も『良い判断』ができたら上等じゃないか、と思うのであります。
G3が家から消えた日は、寂しさもあったけど、家が無茶に広くなって驚いた。それはよろこびでもあった。あらためてグランドピアノというのは貧乏人には過ぎた持ち物だったのだ、と思った。
かといって、これを購入したのが間違いだったかというと、そうとばかりも言い切れない。中学生だった長男がこのピアノでベートーベンの「悲愴」を弾いてくれた時は、親になって良かった、結婚して良かったとしみじみ思った。そんな思いは金で買えない。
私の人生には、意外なことに後悔がない。(それ自体が失敗の人生だという友人がいるが、そうだろうか?)だが、「あの時、あの決断をするべきだった」ということは、複数ある。みんな遊びにまつわっている。
1970年代の終わりに、ある人から「僕のランボルギーニのウラッコを400万で買わない?」と言われたのに、買わなかったこと。銀行から金を借りてでも買うべきだったのだ。
高校教諭を退職してすぐ、深川のカタオカさんから「このフェラーリモデナを600万で買わない?」と言われたこと。
新車同様のモデナが600万!
さらに同じ時期に、小樽のバイク屋さんに、ヤマハのOW-01が80万で出たこと。
なんと、乗り出しが80万!
決断がつかないまま中国へ行ってしまい、このバイクは他の人のものになったが、これを購入する決断が出来ない私はバカだった。
そして今。
旭川のバイク屋さんで。
「KawasakiのH2? ありますよ。288万ですけど。」
持っていれば数年経てばまちがいなくプレミアがつく。プレミアが付いているバイクというとヤマハのFZR750R、VFR750R、それにNRだろう。まぁマッハのSSなんかは別格として。
Kawasakiはこのバイクを作るのに、タービンをIHIに発注しないで自社制作した。
タービンを自社で作る!
間違いなく赤字じゃん。一方では潜水艦を造って自衛隊に納入する川崎重工だけど(ほんまかいな)その資金で赤字を承知でこんなバイクを造るのだ。
旭川で、ついつい「じゃ買います」というところだった。
もし本当に買ったら、座敷に上げて、整備スタンド立てて……と思ったら、バイク屋さんの販売員さん、
「いえ、うちの店でもう3台売りましたけど、みなさん、しまったりしないで乗っておられますよ」
……。
ふ、ふ〜ん。
まぁ……288万って、NRが売られたときの値段の半分だしね……。
いや、そういう問題じゃないか。
発注するかな……。もう新車はKawasaki本社にもないだろうし。(いくぶん本気)
あ、いけねぇ。
こんなこと書くと、現在の愛車、スズキのGSXR1000が今夜の夢に化けて出る。
このバイクには何の不満も、もちろんございません。
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