またもや自宅前の電線を撮影しました。私は電灯線を撮るのが得意です。
電線以外のものが写っていないところにも、自信を持っています。
さて。
親戚、知人、あちこちに電話をかけて、「16日に北海道を離れ17日に日本を離れます、2013年7月に帰って来ます」ということを告げるのですが、どうも、過剰に反応する方が多くて面食らいます。
生きて再び会いたいから※※はしないでね、△△には気を付けてね、という案配です。
オーバーでしょう。
そもそも新潟空港から2時間ちょっと、「すぐそこ」です。住むところは大学の構内だし大学内の売店で何でも買えるし大学内には診療所もあるし週16時間しか授業しないし先輩の日本人教師も3人も同じ棟内にいらっしゃるし東京八王子で一緒に研修を受けた方々3人とも一緒だし何も心配ないのです、と説明するのですが、生きて帰ってこないのが普通のような受け止め方をされることがあり、私の言い方がそんなに悪いのかなぁ、と反省してしまいます。
来年7月、元気で帰ってきて誤解を払拭するしかないのですが、それはそうと私には別な思いもあります。
私は何をしに行くのか、ということです。
やること自体はハッキリしています。大学1年生に、日本の小学校1年〜4年の国語教科書を読み聞かせ、解説をするのです。五十音の授業もあります、そして2年生になると少しステップアップして、日本語検定3級、2級のテキストを取り扱います。それはわかります。
私の、素朴な疑問。
黒竜江東方学院で日本語を勉強することを選択された大学生の皆さんは、何を目的とされているのだろう?
私は時として冷静に考えます。すでに経済成長率は中国の方が上、たしかに経済発展が均質に国内に及んでいるという点では日本の方が「見やすい、わかりやすい」かもしれませんが、上海や深センは、それじゃぁどうなる?
国内総生産、内部需要による資産流動の活発さ、海外の投資家の熱意、……今、中国の若者が、日本語を勉強して何を『吸収』しようと、されるのだろう?
今なお日本が世界一、というものがあるとするなら、それは自動車? 光学製品? オートバイ? でもそういう工業製品を研究しようと、日本語にターゲットを絞ったわけでは、たぶんないだろう。
中国の方としゃべっていて意見が必ず一致するのが、アニメ。ある人は、『となりのトトロ』を6回観た、とおっしゃいました。私の家に名探偵コナンの漫画があるのを見て大興奮された方もいらっしゃいます。それなら? 私は、風の谷のナウシカを生み出した国民の代表として、行くのか?
たぶんそれも、違うだろう。
わからないまま、来週の今頃は大学で、五十音表をせっせと授業しているでしょう。直接聞いてみることにしよう。皆さんにとって、日本語とは、何なのですか?
私が、いま一番興奮するアニメ映画は、ちょっと古いけど、『イノセンス』です。
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