美味しいお茶を飲むために(煎茶)

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万古焼/赤絵のセット

茶器について、一般的に能く言われる話しとして、”初(うぶ)出(だ)し”とか、”目垢が付く”なんてことがあると思います。
私自身について、それは否定的です。
そもそも何故、そのようなことが言われているか、考えてみた上での結論です。
初出しというのは、”持ち主が転々とした品でなく、蔵や個人宅から 出たばかりの品”を意味します。
最近、一般的に使われる頻度が高い言葉で近い意味合いを出すなら、ワンオーナーでしょうか?
その品を注文した家にてずっと保管されてきた品は大事に使われている場合が多いですね。
我が家にあるものでも先祖から伝わった品だと、購入してきたものより状態の良いものが多いです。
どうしても中古で購入してきたものはおろそかになりますね。
ただ、それでも良い品は良い品であると言えましょう。
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最近、と、言っても数年前になりますが偶然手に入れました。
万古焼の古い赤絵です、おおむね、明治から大正に掛けての範囲に作られた品と考えられます。
私見では大正ごろと考えています。
特徴的なのは急須の柄(え)ですね。
今はこうした形が作られることはありません。
本来、この手のセット物は湯呑みが5つあるのが普通です。
これは4つしか無かったところを見ると、一つは割れてしまったということであると同時に、普段使いの実用にしていたのだと言うことがわかります。
万古焼の急須の大きな特長は生地が薄いこと。
これは型を使ってその上に土をかぶせ、型を分解して取り出すことによって作っているからです。
その為、見た目よりずっと軽い。
このことは、メリットとデメリットをもたらしています。
メリットとしては、持ちやすいこと。
扱いやすさは大事です。
デメリットの大きなものとしては、お茶が冷めやすいことがあるでしょうか?
 
さて、目垢が付くに付いてですが、これはお茶という物がどういう位置にあったかに係わってきます。
お茶というのは、お客を招いてのもてなしのことです。
茶話とか、お茶会、ホームパーティー、いずれもこれがお茶ということになりますね。
けっして、お茶を飲むことだけを指しているわけではありません。
ある家に招かれて、庭を見ながら茶話をする。
そうした時に、その家の人にとっては見慣れた物ではありますが、お客にとっては新鮮に映ります。
その新鮮さこそがもてなしにおいて大事にされることなのだと思います。
その家に行かなければ見られないという価値です。
これが一人歩きした結果、目垢が付くなどという解釈が生まれたのではないでしょうか?
しかし、世の中にはもう一つの価値を高める手段もあります。
たくさんのひとに見ていただくことにより、様々な見方を発見されて、新しい価値を生み出していく方法です。
どちらが良いのかは個人の考えによりけりなのでしょうが、狭い範囲でこそこそされるよりも開かれている方がなんとなく気持ちよいものです。
私としては目垢が付くなんてのは嫌いですねぇー。
とはいえ、あくまで私見であり、偏った見方なのかもしれません。
難しいところです。

鉄瓶

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お湯を沸かすには銅(あか)の鍋が良いと書きましたが、鉄瓶も用いることがあります。
銅鍋や鉄瓶で湧かした時の利点は、お湯がまろやかであると言うことですね。
ただし、鉄瓶の場合、鉄分がお湯の中にとけ込むことから、玉露や煎茶の中でも上等なものの場合、風味を損ねてしまうこともあります。
その為、より茶の味が濃い抹茶にしか使わないのが普通ですが・・・・
でも、煎茶であっても冬場はそこそこ利用価値があるのではないかと思います。
冷めにくいという効果があるからです。
その代わり、お湯の熱量が高すぎて、ポットを傷(いた)めてしまいますので、お湯をそのままポットに注ぎ入れるのは避けた方がよろしいでしょう。
普通のヤカンで沸かしたお湯とブレンドした方が良いですね。
急須はそもそももっと高温で焼かれているものですから、傷めることはありません。
と、書きたいのはヤマヤマなんですが・・・・実際は、古いものであれば傷めてしまいますので、これもお奨めできません。
難しいです。
古い陶器は、焼成温度が低いからなのか、それとも経年により劣化しているのか現在のものと同じように扱ってはいけません。
お湯を注ぐ時も、ぬるま湯を一旦入れ温め、湯こぼしにお湯を捨てて、またもう少し熱いお湯を注ぐようにして、徐々に温度を上げてゆかねば割れることもあります。
古い陶器を扱う者にとっては常識ですが、知らない人も多いのではないでしょうか?
筆記具でも旧いのは扱いがややこしいのと同じです。
骨董市めぐりをしている人には注意注意。
もちろん、この鉄瓶も急に強火に掛けてはいけません。
弱火から徐々に中火に上げていくようにせねば・・・・そして強火は御法度です!
イメージ 2
そうそう、本日は名古屋シティマラソンの日ですな。
どーむさん、完走されたかな?
イメージ 3
おまけ
四日市の紅葉の状況。
とはいえ、少し補正してあります。
実際はここまで赤く無いなぁ。

急須について

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前回からだいぶ、間をおいちゃいましたね。
スイマセン。
今回の急須も産地不明。
急須に於いて大事な要件は
1、適当な量がはいること(ひとによって必要な分量は違うから)
2、注ぐ時に注ぎ口から下に漏れてゆかないこと(最近はこれを考慮していない”作家”とやらは多い)
3、お茶を淹れても持ちやすいこと、重量感を感じさせないバランス。
たとえば夏に向いたかたちの急須、冬に向いた形の急須というのはあるんですよね。
夏ならば冷めやすい方が使いやすい、逆に冬は冷めにくいのが使いやすい。
紅茶はカップを温めて、なんて言いますけれど、煎茶も同様です。
特に冬場は温(あたた)めておかないと温(ぬる)いお茶を飲まされることになります。
そして急須も、場合によっては上に布巾をかぶせるなど、冷めにくいように工夫しましょう。
これはお茶の抽出する温度は決まっているが、冬場はそれ以上に温度が変化しやすいからです。
また、急須はおおむね、紅茶を入れるポットよりも素材に厚みがあって注いだ時に冷めやすいというのも理由になっております。
湯呑みもどちらかといえば冷めやすいかたちの方が私には美味しく感じられます。
ですから、湯こぼしは用意した方がよろしいでしょう。
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こちらは四日市の万古焼、美月窯のものです。
紫泥の焼物は、使い始める以前は銀色にみえるのが普通です。
これは少し触ってあるために、銀色っぽくなくなってきていますね。
さて、万古焼というのは現在では型を使って作っていることに特徴のある産地です。
型の上に土を乗せていき、作り終えたら型を抜いてできあがりです。
ですから、万古焼は非常に薄く作られています。
もちろん、時代に寄りけりですから、大正時代ぐらいには、手捻り、という、厚みのあるものが主流だった時代もありました。
型押しの良い点は他に、量産が利くこともあるでしょう。
 
蓋が取ってありますから、内部が能く見えますね。
注ぎ口の裏側には見ての通り、穴が空いていて、茶葉は流れていかないようになっています。
ですが、これが現在となると問題を引き起こすことも。。。
昔の茶葉は、割合と良い物であっても、茎の部分とかが混じるのが普通であり、その為、このぐらいの穴が空いていれば、最後までお湯を出し切るのに十分でした。
ですが、今では、茎の部分を選り分ける技術が発達したため、すぐに詰まってしまう難があります。
網を使った急須が発達したのも、茶葉の形状の変化が理由の一つとなっているのではないでしょうか?
それと関連するのか、わたしにはお茶に、昔ほどコクが感じられないように思われます。
昔のお茶は、おてんと様の香り、というか・・・もっと力強い味がしたように思いました。
今のお茶は、どれもこれも、水のように澄んだ味わいになっています。
これは気のせいでしょうか?
金網を使って濾すのが感心しないのは、茶葉の味わいのなさからもお奨めできません。
もっと画期的な解決方法はないのですかねぇー!

急須は難しい

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これも産地不明の焼物。
テキトーにしていますねー!
蓋の空気穴は、注ぎ口に向かった方向にするのが正しいです。
これは網がスポッとはめ込めるタイプの急須ですね。
近頃、はやりのようです。
この手の弱点は、やはり味が落ちることですね。
最後までの見切ることが出来るのは良いですが〜。
そもそも、急須としての仕様はどのようなものが使いやすいかは、いろいろな要件があります。
まずは、素材。
日本製の急須は多くが染付等のガラものですが、どちらかといえば土がむき出しの方がいいように思いますね。
飾りとして使うならともかく、実用なら、そうなると思います。
そして注ぎやすいこと。
写真の急須は、口の部分の出来が悪く、下から漏れてきます。
そのような現象が起きるのは良い急須ではありません。
これは作る人がキチッと計算して作るべき部分でしょう。
最低限、急須に必要なことの一つですね。 

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