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新シリーズです。
一般的に能くある質問からピックアップしてわたしが回答する形式で書いていきます。
続くかどうかはわかりませんが、そこはテキトーに期待しつつ、テキトーに大目に見てやってくださいませ。
たまに誤りを書くかもしれないので、そういう場合はコメントを頂けたら嬉しい。
或いは、WAGNERでお会いした時に指摘、ですかね?
第一弾はボールペンについて表題の通りです。
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[Q:.ボールペンはどうしてすぐ書けなくなるの?]
A:それは使い方を知らないからです。
ボールペンは精密機械であり、取扱方法がちゃんとあります。
その使い方の手順を誤っているのでしょう。
保管方法と筆記法、期限が原因となっていると思われますので、説明します。
<まずは保管方法から>
1、横置き
2、ペン先がある方を下にして、ペン先は収納しておく
が正しい方法です。
ペン先を出したまま下に向けておくと、ボールペンのペン先に付いているボールが破損したり、ゴミが付いて書けなくなる事が考えられます。
また、ペン先を上にしておくと、替え芯内部に空気が入り、インキを途切れさせてしまいます。
こうなると、一般的な手段では復帰させる事は難しいので、替芯を買い直す事を推奨します。
<筆記方法について>
ボールペンでは、ペン先にボールが付いており、このボールに替芯内部のインキ貯蔵庫よりやってきたインキがインキ溝を通って絡みついて回転し、紙に転写する事によって線が引けます。
ボールは、ボール受けと呼ばれている部分によって保護され、落ちてこないようになっています。
このボール受けが破損すると、ボールは落ちてしまいます。
最近ではボール受けの部分もステンレスになっていて、簡単には破損しないようになりましたが、私が小学生だった頃では軟らかい真鍮製が普通であり、たまにボール落ちしてしまうことがありました。
ボール受けを破損しないためには、ボール受けに当たらない角度で筆記する必要があります。
80度から90度近くで筆記していればボール受けを破損する事はありません。
<期限について>
ボールペンは生(なま)ものだと、仰る方はいます。
いろいろな意味で言われているのだとは思いますが、使用期限がある品物である、という事は承知しておくべきでしょう。
本体自体の使用期限というのは特にありませんが、替芯にはあります。
おおむね製造後3年ぐらいまでが使用を保証されている期限です。
もちろん、使用する環境によってはそれより短くなる事もあり得るかも知れません。
さて、日本工業規格(JIS)では、替芯の製造された日付について、替芯への記載が義務づけられております。
ただ、こっちが見ても今イチ理解はできませんがー。
それを見て、出来る限り新しい物を買い、また、家にあるものでも新しいのを使い、古いのは替え芯を交換すべき物だという事です。
古いインキだと固着しますので、そういう事になるわけですね。
能く、書けなくなったボールペンはペン先を火で炙ると書けるようになるとの俗説が紹介されていますが、私としては推奨しない方針です。
わたしも実際にやってみましたが、あまりに効率が悪すぎる。
何十本となくムダに潰して練習して初めて身につく技能です。
それだけの労力を払って書けるようにしても、書けなくなった原因は使用期限が過ぎていたり空気が入っていたり等たかがペン先付近のインキを溶かした程度では根本的な解決にはつながらない事に因る事が多く、すぐにまた、使えなくなるのがオチです
そして替え芯の殆どはプラスチックであり、熱で融解しますから、火災の危険もあります。 替芯を購入すれば、たかだか100円以下のものであり、それをケチって家1軒丸焼けなんて、あまりに馬鹿馬鹿しすぎます。
愚かな考えを実行するのは止めて、替芯を購入するようにしましょう。
替芯は機械的なものであり、化学的な薬品でもあるのですから、新しい方がより高性能になっていますので、その意味でも購入がよりよい解決です。
あ、それからもちろん、投げつけたり落としたりするのはダメです!
一番先に書いている通り、ボールペンというのは精密機械です。
パソコンを落とせば、大抵壊れますよね?
それと同じで、ボールペンも落とせば壊れるのが普通。
パソコンとは、壊れる箇所が少ないか多いかだけの違いしかありません。
特にペン先に付いているボールポイントが破損していたら致命的。
これも替芯の交換しか、解決には結びつきません。
補足(9月30日追加記載)
最近の低粘度油性ボールペンの場合、別の原因が考えられる事もあります。
それは、ボールペンの構造が違うからですね。
低粘度ボールペンの場合は、先端のボールを筆圧で押さえる事によって、押している間だけ、インクの出る隙間が出来るようになっています。
この場合、或る程度、隙間には自由度があるため、紙を削って書くようなクセのある人だと、紙くずをインク誘導路に詰まらせてしまう人がいる事は、あり得るかもしれないと思います。
今のところ、メーカーの人にもそういう事例があるとは聞いた事はありませんが、もしかするとと思い、書き加えました。
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なお、この質問は、文具愛好家ではない一般的な方にとっては、文具を扱う上で一番ネックになる問題らしいです。
ですから、一番先に持ってきました。
少しでも役にたちましたら幸いです。
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文房具Q&A(ボールペン編)
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