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アメリカのスペースシャトル墜落事故の影響で、子供たちの
なりたい職業において、宇宙飛行士のランクが下がった。
この現象自体はさして珍しいことではなかった。
しかし興味深いことに、事故の後も変わらずに宇宙飛行士に
なりたいと願う子供たちの知的能力の分布が大きく変わったのだ。
事故以前は、いわゆる「あこがれの職業」であるために、
あらゆる分布の子供たち(勿論、女子も含めて)が宇宙飛行士に
憧れていた。
が、事故の後に変わらず宇宙飛行士を目指した子供たちの
知的能力の平均が向上したことに気がついた、とある教育系の
統計機関職員がその分布の偏りに驚いて、インターネット上に
発表してしまったのだ。
しかも、それらの中には当該機関が「天才、もしくは著しく優秀」と
認定されている子供たちの比率が他のあらゆる職業よりも高かった。
早々にこの機関の名前を明かしてしまうが、この天才児たちは、
Continental & Atlantic Scientific Intelligent Kids Organization.
(CASIKO. カシコ)という科学系天才児の育英機関なのである。
当然のことであるが、CASIKO以外の児童も沢山存在し、各州における
学業優秀児の比率は高かったことは言うまでも無い。
その数年後、多くの児童は宇宙飛行士以外の道を見つけて、色々な
分野で将来を期待される学生となっている。
彼らはCASIKOへの情報提供者であるので、大学卒業後も数年間は
彼らの活動などがCASIKOに報告されている。
その結果、更に興味深い結果が発見されたのだ。
(続く)
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