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「エマージング・マーケット・ボンド」
エマージング市場は、価格変動性が高いため、警戒されがちですが、
「分散投資」の観点からは、そこそこのターゲットリターンを狙いたい方には、
組み入れ妙味のあるファンドだと思います。
今回は、エマージングの中でも比較的リスクの少ないボンド(債券)に
投資を行うファンドです。
運用しているのは、前回「低ボラティリティヘッジファンド」でご紹介した、
ヨーロッパの大手金融機関グループに属する実績ある運用会社です。
同社は特に、ヘッジファンドのほか、エマージングマーケットを対象とした
ファンドには力を入れています。
1月度の運用報告書によると、この3年間の年率換算のリターンは10.9%、
同じく同期間の標準偏差は6.78%となっています。
エマージングマーケットとはいえ、さすがに債券で運用を行っているので、
比較的ボラティリティも低く、運用が行われています。
投資対象としては、
国債・政府機関債 33.5%
社債 65.8%
転換社債 0.8%
となっております。
また、投資国別の割合は、
ブラジル 14.8%
ロシア 9.9%
アルゼンチン 7.0%
トルコ 6.7%
インドネシア 5.2%
カザフスタン 4.4%
ベネズエラ 4.3%
メキシコ 4.0%
その他 43.7%
となっており、BRICsの中でも、商品市況に関係の深いブラジルや
ロシアの比率が多くなっています。
また、アジアにおいては、今後ベトナムやインドネシアの比率を高めて
いく方針のようです。
その他当ファンドの概要は以下をご覧ください。
ファンド種類 エマージング・マーケット・ボンド
国籍 ルクセンブルグ
設立日 2002年5月2日
ファンドサイズ 449.8百万米ドル(2007年1月現在)
リターン(3年平均) 10.9%(同上)
標準偏差(3年間) 6.78%(同上)
格付け S&P 3つ星、モーニングスター3つ星
組み入れ銘柄数 167
上位10銘柄比率 11.7%
投資通貨 米ドル
最低投資額 5000米ドル
などとなっています。
利率が高いため魅力的なエマージング債券ですが、個人で単品の債券を買うのは、
アルゼンチン債のようなデフォルトリスク(債務不履行)やインフレリスクが
高いため、個人的に私はお勧めしていません。
ただ、ファンドによる購入であれば、リスクが分散され、投資妙味も高いと
思います。
上位10銘柄の比率合計が11.7%しかないことから、幅広く分散されていることが
わかります。
株より利回りは一般的に下がる債券ですが、エマージングマーケットの格付け
の低い(利率の高い)債券を用いることにより、運用利益を上げているファンド
といえます。
こちらのファンドに、ご興味のある方は、
「エマージング・マーケット・ボンド」のファンド名でお問合せくださいね
↓
http://www.ifa-japan.co.jp/fund_form/fund.html
最低投資額が低いので、ポートフォリオの一部に入れても面白いファンドだと
思います。
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