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今日は昨日に続いて朝の散歩をしてきた。
小春日和で風もなく、おだやかな日が川面を照らしていた。
入間川の中流に白鷺がよく飛来してくる。
朝、双眼鏡を持って、川に行ってみた。
昨日はダイサギAとアオサギが一羽ずついたが、
今日はダイサギAとBの二羽とアオサギ一羽来ていた。
このダイサギAは小魚捕りがとても上手い。
羽を広げて小魚を脅し、逃げる処を一瞬のうちに捕まえる。
長いくちばしに銜える早業は見事だ。
狩の見事さは、それだけでない、
広い川面を三段跳びのようにして小魚を追いかけ、
銀色の腹をピカッを光らせたと思うと、嘴の先に高く掲げているのである。
白い波が立つ浅瀬に立つと、体はびくともせず、じっと白波を見ている。
長い首を胸の傍に寄せて、その瞬間、
首は川面に伸びて、また銀色の小魚が嘴の先に高く掲げられる。
20分位の間に、実に6匹の大きなヤマベを捕らえるハンターである。
ダイサギAから5mも離れていない所にいたアオサギは、
ただただ川面をじっと見て、
時おり、首をかしげてダイサギAの方を見ている。
宮澤賢治は、この光景を動物界における生きるために繰り返される生存競争とみる。
いわば修羅の世界とみる。
ダイサギAはアオサギの前で誇らしく振舞っているのでもなく、
淡々と目の前の小魚をのどの奥に呑み込んでいるだけなのに、
しかし、ダイサギAには感心するばかりで、
アオサギには、いつになったら朝食にありつけるのか心配もし、
応援したくなるような気がしてきた。
賢治ならここで童話を作っているのだろうな。
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