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2月定例朗読会は童話「とっこべとらこ」でした。
おとら狐の話は、どなたもよくご存知でしょう。から始まるこの童話
「とっこべとらこ」は、虎ではなく狐の話
おとら狐は人間に取り憑き、さまざまな悪戯をする妖怪で、
全国いろんな地方で伝承されていると、
柳田国男の作品「おとらきつねの話」で学問的に語っています。
「遠野物語」でも狐は登場していますから、先ずはどんな狐か紹介。
これは、人間の懐にしまっておいた餅を、人間に化けて登場する狐に騙されて盗られてしまう話です。
狐に取り憑かれて、だまされた人の話は、伝承話にたくさん残っています。
たいていの人はその話を耳にしていると思います。
人間が騙された話が多いので、
伝承話のきつねは、悪者扱いされています。
これが定番の狐なのでしょう。
でも、新美南吉の作品に「ごんぎつね」と「てぶくろを買いに」があります。
宮沢賢治の作品、童話「雪渡り」では、紺三郎という狐が登場します。
清らかな心を持っている11歳以下の人間の子供だけを狐学校に招待してくれます。
今回の「とっこべとらこ」は、人間が狐に畏怖感を勝手に抱いて、
取り憑かれている姿を表現しているのです。
自分勝手に取り憑かれる。そういう人間の愚かさが、この作品に表現されています。
聞いてくれた人達は、笑って聴いてくれました。
笑いたくなるような人間の愚かさなのです。
それを感じ取ってくれた参加者に感謝、感謝です。
人間と動物自然界との間を往来し、とりもってくれるのが、狐です。
読後の感想で、言っていましたよ。
私の方(故郷)では、イタチの話が残っています。
私の方では、河童だね。
そう、かわうその話もあるんだよ。
伝承の昔話がたくさん出てきて、話が盛り上がりました。
だから、私は宮沢賢治の作品が好きなのです。
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こんばんわ。ご無沙汰しています。わたしも3月の朗読会で初めて「とっこべとら子」を朗読します。
今、いろいろな方のブログを読んだり朗読を聴いて自分なりの「とっこべとら子」の骨格と肉付けを思考中です。
やすゆきさんの解説がとても役に立ちました。
話のどこに焦点を絞るかのきっかけをいただけ、おかげで話の展開のコントラストがくっきりとしてきました。とても感謝です。
2013/2/10(日) 午後 6:01 [ 鈍歩のばぶ ]
ばぶさん頑張ってくださいね。最近、定例で青森挽歌をやりました。
客車の中から覗く車窓の外そして、すぐ車外に出て、客車の車窓を眺める賢治の度肝を抜く発想の転換は見事でしたね。聴いている人も驚いていました。
2013/2/11(月) 午後 10:47 [ イーハトブの風 ]