やすゆきの朗読・イーハトブの風(雨ニモマケズ・・宮澤賢治の童話)

宮澤賢治作品を朗読しています。朗読や体験を通して感じた事を「イーハトーブの風」に綴ってみます。

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今日はひときわ寒い夜だ。
 
地区労会館の大会議室
大きな石油ストーブが床に置かれていて、赤々と燃えている。
 
今日も一日働いて、それからやってくる先生達
 
こんなときでも15人は各職場からやってきた。
 
宮沢賢治は、「なめとこ山の熊」を書いた。
昭和初期の作品だ。
「注文の多い料理店」の序文に賢治は次のように童話観を述べた。
 
「私のおはなしは、
みんな林や野原や鉄道線路やらで、
虹や月明かりから貰ってきたのです。」
 
そういえば、この前の夜、山間の国道を車で走っていると、
暗い山のかげに、銀河鉄道のような灯りが見えた。
不思議にも電車の音が、車と同じ方向に走ってついて来る。
 
こんなことは初めてだ。
賢治の云う月明かりから話をもらって来るということは
このような光景をみたときに感じるのだ
そう思った。
 
「小さな物語の幾切れかが
透き通った食べ物になることをどんなに願うかわかりません。」
 
私は、「なめとこ山の熊」を朗読した。
 
今夜は、本当に
淵沢小十郎が熊に襲われて、
死んでしまった夜の冴え冴えした光景ににている。
 
そこに15人の人達がこの話を聴いてくれた。
小十郎の死を一緒に涙してくれた人もいた。
 
その人、曰く
「なめとこ山の熊」の最後の、
黒い影が集まっているところが印象に残っているんです。
と、
泣けてきます。
と、
 
 
 

閉じる コメント(3)

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人も動物もみな等しく自然界の節理の中で生かし活かされている。
小十郎さんのお話しもとても好きです。いいお話しですね。
最後クマに殺されますが、小十郎さん自身が一番望んでいたであろう死に方だったようにも思えてなりません。

2012/1/30(月) 午後 6:08 [ 鈍歩のばぶ ]

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ばぶさん。小十郎は一所懸命生きている人ですから、決して理想の死に方などを望んではいないと思うんです。マタギにしては勘が鈍ってしまったのでしょうか、勘が鈍れば猟に出れば死を意味します。我々も同じですね。朗読の声に張りがなくなったら終わりですからね。往年の歌手が声に張りがないのに歌っていると、可哀想になってきす。小十郎は、鈍る予兆がありましたね。水に浸かるのやんたな気がするじゃ。これに気付かないから死んでしまうのだと解釈してやっていますよ。熊も生きるのに必死ですからね。

2012/1/31(火) 午前 0:02 [ イーハトブの風 ]

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これはこれはよいご指摘をいただきました。ご指摘をいただいたところを含めてまたこの作品と向かい合ってみます。

2012/2/3(金) 午後 1:13 [ 鈍歩のばぶ ]


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