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日本列島寒波が襲う。
そういう訳で、今日は、陽だまりでは暖かいのだが、風はつめたい。
日中でも寒い。
しかし、遊楽亭に集まった人達。
本当に感謝。
今日の朗読は、「毒もみのすきな署長さん」
登場する主人公は、警察署長だが、
法律違反をして罰せられるのは、警察署長さん本人だ。
現代でも、このような警察官は、マスコミに袋叩きにあって、この世から追放される。
ところが、この主人公はどうも憎めない。
おかしいのだ。この話。
どうにも止められない。
タバコがどうにも止められない。
酒を止められない。
という具合で、それに似ているかもしれない。
この警察署長、きまりの違反をして捕まり、処刑され、いのちを落とす。
それでもこの署長は、毒もみが好きで好きで止められない。
死んでも地獄の世で、毒もみをすると宣言をするのだから凄い。
「毒もみ」とは、川魚漁の一つだ。
しかし、この国では毒もみ漁は、違反に決まっている。
これを犯すから署長はたいしたもんだ。
ここまで書いても、
何を云ってるのか自分でもよく分からないが、
とにかく、この作品はおもしろい。
朗読してる方も、この署長が好きでたまらない。
だから、自然に署長の味方をしながら朗読してしまう。
今日は、わざわざ遠くからお出でになった方も居られた。
宮沢賢治の朗読を聴いて、少しでも賢治を好きになってくれたらうれしいのだが。
突然のアンコール「雨ニモマケズ」の方言版があり、
精神歌の要望もあり、二番までは空で歌えたが、
三番の歌詞を忘れて立ち往生した。
「修行が足りないぞ」
と、賢治に言われそうだ。
今日のお客は意地悪だ、
賢治のふるさと岩手の民謡「南部牛追い歌」を歌えというのだ。
歌ってしまってから、思った。
やっぱり、私は出しゃ張りたい性格なんだと。
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楽しいひと時でした。この作品は以前から知ってはいましたが今回の朗読会ではこのお話しの持つ魅力に触れさせてくださいました。『毒もみの好きな署長さん』すっかりツボにはまりました。
確か賢治さんご自身がこの作品を相当気に入っていた…というような話も以前どこかで聞いたことがあります。
2012/1/30(月) 午後 6:00 [ 鈍歩のばぶ ]
ばぶさん、コメント有難うございます。賢治自身が作品に対してコメントをしたかどうかは、記録がないので、よく知らないのですが、弟の宮沢清六さんが実の兄・賢治を語ったということはあるでしょうね。署長にしても床屋にしてもゴテゴテと飾っていないのが、好感アップの要因でしょうか。
2012/1/31(火) 午後 11:48 [ イーハトブの風 ]
“署長にしても床屋にしてもゴテゴテと飾っていない”のが・・・ここがすごいとこですね。
できそうでできないものです。
そこを読み解いてそれにふさわしい『読み方』を思い描いてみる。
本当にいいきっかけでした。
2012/2/3(金) 午後 1:10 [ 鈍歩のばぶ ]