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突然、子どもに「童話」って何のことですか?
と質問すると、
返ってくる言葉は、「昔話」だ。
なるほど、昔から伝えられてきた子供向けの話であれば、的を射ている。
童話には、昔話だけでなく新しい話もある。
宮沢賢治のつくったこの童話「注文の多い料理店」
これを子供向けの童話だと云うには、少々の勇気がいると思っていた。
なぜなら、大正時代の子供等に作られたであろう童話だからである。
現代の子供等にこの本を読んであげると、
不思議にもくい付きがいい。
子供達の感想文をみると
童話を読んだあとのドキドキ感を味わっているものが、
たくさん、在った。
● 注文の多い料理店はおもしろかったです。でも、こわかったところもありました。
「塩をよくもんでください」と書かれてあるところです。(扉の裏側に書かれた文字のこと)
● わたしは「注文の多い料理店」のお話で、すこしこわかったところがありました。さいしょはごくふつうなレストラ ンだと思いましたが、牛乳のにおいがするクリームを体にぬる時から、ちがうなと思いました。
● 「注文の多い料理店」は知っている本でしたが、すごい、こわかったです。
● 「注文の多い料理店」はとてもおもしろかったです。わたしがりょうしだったら・・・とか、ねこだったら・・・
とか考えているうちに、話に入りこめました。やすゆきさんが読んでくれたからです。
● この本は、すごくふしぎなお話なので、ちょっとびっくりしました。とくに犬がやってきて、奥の方で「ニャーゴロ
ゴロー」と言ったら、かぎやさいふが、あっちのえだやこっちのえだにかけてあったところです。
● 絵を見ていないのに絵を見ている気分になりました。動きがあっておもしろかったです。
● 紙くずのようになった顔がなおらないのはかわいそうでした。
● 「注文の多い料理店」のお話がおもしろかったです。食べられてしまいそうな時、ドキドキしました。しんでしま
ったはずの犬が来たのがふしぎでした。
この作品が大正時代に作られてはいるけれども、
現代の子供等に十分にスリルとドキドキ感を与えている。
そういう感想が届いた。
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