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辻村美月 冷たい校舎の時は止まる(上)(下)
講談社文庫 2007年8月10日発行
2007年8月26日 読了

第31回メフィスト賞受賞作

全く、初読の作家さんです。上下巻に分かれてますが、
どちらも分厚い。これだけ長いと、なかなか買いづらい長さです。

大体、初読の作家さんに手を出して、失敗した!!と思う確率
50%くらいはあります。

しかし、この作品は面白かった。 と言わせていただきます。

大体、ミステリでやたら長いのは、無駄なペダントリーとか、能書き
とか、推理の無意味な、でれでれぐるぐるどうどうめぐり見たいな、
作家の自己満足の場合が多いのですが、

この作品は、8人の登場人物(学校に閉じ込められた8人の高校生)
の過去のエピソードをカットバックでさしはさんで、徐々に8人の
人間性を明らかにしてゆく。その挿話が、飽きさせることなく面白く、
8人の高校生の性格付けが見事になされてゆく。

高校生達の若さゆえの潔癖さからくる悩みを見事に描いている。

純粋な本格ミステリではないんですが、最後は謎とき、高校生達の後日談まで
描かれていて、後書きにも書かれてますけど、読後感は非常にさわやかです。

少し時間の余裕のある方にはお勧めです。

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