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イメージ 1双葉文庫 4月の新刊
 
本屋大賞受賞
 
映画化 2010年6月封切り
松たか子主演
 
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
 
 
 
 
 
 
 
単行本のときに大きな話題となっていた本。映画化を前に文庫化されたので速攻で購入。
 
とにかく、人間の悪意、子供の悪意のオンパレード。嫌な気持ちになるのは必定。読後感最悪である。
 
なんでわざわざ嫌な気持ちになるために本を読まねばならぬのか! と思うのだが、この本、とにかく現実を超えている。
 
自分の子供を殺された教師が、犯人である自分の教え子に、HIVウイルスを牛乳に混ぜて飲ませるという悪辣な復讐から始まる。 この報復手段が現実を超える悪意であるのだが、二人の犯人の子供たちの悪意、いじめを行うクラスメート達の悪意、犯人Bの親のアホさ加減、犯人Aの甘ったれた悪意、これでもか! というほどの悪意が交錯する。
 
「世界にひとつだけの花」的な偽善が、木っ端微塵にされているところは、気持ちすらよい。褒めようがないので、「優しい」などと子供を褒めれば、子供は敏感にそれを感じ取り、死にたい気持ちになるのである。
 
ラストもこれまた書けないがすごい。ここまでやるか? と常識を超えたラストである。
 
子どもたちが、如何に狭い世界での自分の評価に影響され、悪意を心に蓄積してゆくのかを描き、秀逸である。
 
が、とにかく、嫌な気持ちになるのは必定なので、元気な時に読んだ方がよい作品。

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