全体表示

[ リスト ]

イメージ 1
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』です。読んでみました。
 
CDショップの試聴機の前で、店員に怪しまれるまで「ミュージック」を堪能する千葉。
彼は仕事の合間に、いや、下手をするとミュージックを楽しむ合間に仕事をしていると言っても過言ではないほどCDショップに入りびたっていた。愚かな人間どもが作ったものでも「ミュージック」だけは素晴らしいと偏愛している。
しかし、彼の仕事にミュージックは関係ない。彼の仕事は1.対象となった人間を一週間、調査する 2.一週間の調査の後「死」の可否の判断を下す 3.対象者の「死」を見届ける、ことである。千葉の仕事は「死神」だ。
 
毎日の苦情に嫌気が差し、死を意識しはじめる、大手電機メーカー苦情処理係の藤木。
古臭い任侠のあり方にこだわり、舎弟を救うべく単身で敵のアジトに乗り込む藤田。
仲間と共謀して、息子の復讐を果たすはずが、夫を殺されてしまう田村。
病に侵され、余命幾許もないのに、片思いの相手に思いを伝えるべく必死になる荻原。
トラウマに悩まされ、自分を裏切った母は殺し、路上の見知らぬ若者までも殺す森岡。
息子に縁を切られ一人寂しく美容室を営むも死期を悟り最後の望みを千葉に託す新田。
 
クールなんだけど、すこしズレている死神の千葉が出合った6人の人間たち。
 
 
という話です。
面白かったです!!さすが伊坂さんですね。「こんな死神なら会っても良いかなぁ」なんて思いました。いやいや、出会ったら8日後に(ほぼ)死ぬことになるので会いたくはないんですけど、こんな愛嬌のある死神を書けるだなんて、伊坂さん、やっぱり、良いなぁと思いました。
ハードボイルドが苦手な私は、それの雰囲気が少しある伊坂さんの作品、ちょっと敬遠してしまうこともあるんですが、これは、そんなにハードボイルドを感じることなく読みました。コメディタッチなので、テレビドラマとかにしたら面白そう。
しかし、やはり「死」を扱うのでドラマでやるとしたら慎重になる必要はありますね。それに、千葉は変幻自在なので、そこらへんも映像化は難しいか?
っていうか、この小説、40年(いや、2000年?)のスパンがあるので、もうムリ!?
 
「人間というのは、眩しい時と笑う時に、似たような表情になるんだな」
こんな人間の特性を死神・千葉が学んで面白がり、新田がそれに応じる場面で本書は終わります。なかなか清清しい作品ですね。死を扱った本なのに、読後も気持ちよかったです。
 
もう、2学期も始まって本を読んでる暇なないんですけど、私が贔屓にしているキョボムンゴが新装オープンしたため、ちょっと覗きに行くがてら、本を買ってしまいました。日本語書籍の売り場が信じられないくらい広くなっていました。やっぱり、日本語書籍って韓国では売れるんですねー。本好きの私としては、入り浸ってしましそう(汗)

閉じる コメント(4)

金城武⇒主演で、映画化されました。
『ざまを見ろ』の台詞が気に入っています。

2010/9/7(火) 午前 0:03 [ 花盛の森 ] 返信する

顔アイコン

☆花盛の森さん☆
お久しぶりです。映像化されていたんですね!金城武主演ですかぁ〜。キャスストも良さそう。一度ぜひ見てみたいです☆

2010/9/7(火) 午前 8:35 KAZUYA 返信する

第一期の伊坂作品は、関係なさそうなことがラストでみんな繋がり大団円という私の大好きな構成のものが多かったのですが、本書もそうで、つながった時は嬉しくって興奮してしまいました。
映画は見ていないけど、香川照之さん主演の舞台がテレビで放映されていて楽しみました。
トラバさせてくださいね。

2010/9/29(水) 午後 3:54 金平糖 返信する

顔アイコン

☆金平糖さん☆
舞台化もされていたのですね。映画や舞台だと、さらに面白そう〜!
たしかに最後で、他のストーリとつながっていて構成が上手だなぁと私も思いました。
こちらからもトラバさせてくださいね♪

2010/9/29(水) 午後 4:44 KAZUYA 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事