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「クーロン技術が進めば、短時間で細胞の遺伝子をコピーして生命をつくることができるが、同じ心をもつ人間をコピーするのには同じ年月と、その人が育ってきた環境とが必要であり、不可能なのである」(HP「脳と桜」p17)。
 クーロン技術が進めば、クーロン牛のように、クーロン人間という生命体を造ることはできる。しかし、心はどうか。
 ところで、「心」とは何をいうのかが論者によってまちまちである。私は今のところ、「」を、各人が「感じている状態・考えている状態」「感じている作用・考えている作用」「感じ方の特徴・考え方の特徴」と捉えている。
 「心」は、出生以降の各人をとりまく環境(自然的や生物的や人的や経済的や社会的や情報的やの様々の環境)と、各人の身体(脳・感覚器官・神経系統・各細胞、遺伝情報・遺伝子・ゲノムなど)との、相互関係によって、各人の身体の中に生まれる、また生成(生まれ成長)する。
 地理的や空間的や時間的に見て、まったく同じ環境というのは存在しないし、他人とまったく同じゲノムを持つ人というのも存在しない(一卵性双生児は出生時には同一ゲノムだったとしても、年月を経る中で一部に遺伝子の変異が起こって別になると思われる)。だから、同じ心を持つ人はいない。
 人はそれぞれが、自分の身体の中にそれぞれの「心」を持ち、それぞれの「感じの体系」を生成するようになり、さらに「意味の体系」や「価値の体系」を生成するようになる。

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個人的に、この分野の理解力の向上を図る余地は有りますが、基本的にクーロン技術でそのまま人間の心まで複製するのは無理でしょうね。

良い思考の種を頂いたのでナイスポチしました。

2012/9/12(水) 午前 4:33 [ Hiro ]


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