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会いたい人は誰もいない。
あの日 あの時 あの人に 会いたい
そう思っても あの日 あの時 あの人は 一回きりだ。
‥‥
黙って 雨の音 聞くだけだ。
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詩
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また 春がめぐり来て
外界の ざわついた 混沌
内界の底流に 沈降し
沈思する 私の志向
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春まだ浅いころなのに
あの子は死んだ。
草萌え出ずる春なのに
あの子は死んだ。
春先の冷たい風を 一息吸って
あの子は息をしなくなった。
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死んだ人に 用事はないの?
死んだ人に 用事はないのさ
‥‥しずかな もんだよ
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刻々と、刻まれる時と共に、
食べて、排泄している。
刻々と、刻まれる時と共に
歩いたり、動いたり、考えたり、感動したりしている。
刻々と、刻まれる、時の上を、眠っている。
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