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萃:亨、王假有廟、利見大人、亨、利貞、用大牲吉、利有攸往
萃:「山+卒」に通じる。山が崩れそうで危殆な様子。
注:『詩経・大雅・十月之交』:百川沸騰、山冢「山+卒」崩。
『帛書』には「卒」とある。(卒:貴人要人の死をいう。)
亨:祭祀会同。ここは葬儀(国葬)をさす。
王假有廟:王様はたまやにたよって利用して、政府の名義で国葬を行う。
{渙}卦も「王假有廟」。
利見大人:人が信頼する権力高官があらわれて(出て葬儀の主事として)利ろし。
亨、利貞:葬儀(国葬)を行う、それに関してうらなえば利ろし。
用大牲、吉:大きないけにえ(牛、太牢)を用いればいい案だ、儀式荘重盛大。
利有攸往:方針目的があり、それに沿ってゆけば利ろし。
初六。有孚、不終、乃乱、乃萃、若号一握、為笑勿恤、往無咎
有孚:人々がこの貴人要人を尊重して、真心をこめて、(見舞いや葬儀に)来る。
不終:仕事責任は終えていない。この人物が倒れたことを惜しむ表現。
乃:すなわち。そして。
乃乱:そして国家政治の正常秩序が乱れる。
乃萃:かれは病気重くて死にそうだ。
若:もし。
号:号泣。
握:握手。
若号一握:もし号泣になったら、人が死んだことで、最後一回に会って握手して決別する
為:なる、なす。
為笑勿恤:笑いになれば、別条はないことで、うれえることなかれ。
往、無咎:号(死)でも笑(生)でも、目的方針に沿ってゆけば、とがめなし。
六二。引吉、無咎、孚乃利用ヤク
注:ヤク=示+龠
引:弓をひくこと。{兌}卦と同じ。
引吉、無咎:力(能力)に応じて、儀式を行えばいいことだ。とがめなし。
ヤク:簡約簡素な祭り。
孚乃利用ヤク:人々が真心をこめて信用すれば、すなわち簡素なまつり(儀式)を用いれば利ろし。
{升}卦と同じ。
六三。萃如嗟如、無攸利、往無咎、小吝
萃如嗟如、無攸利:あの人が重体危殆で、人々はうれえて嘆く。状況危うくてよろしいところは無い。
往、無咎:初六の場合と同じ。生も死も天命のことで、人をとがめるはしない。
小:私的、小規模、公開せず。
小吝:情報また葬儀(国葬)が公開しないと、下の人は仕方なくても不満する。
九四。大吉、無咎
大吉、無咎:情報また国葬を正式公開に行えばいいことだ。とがめなし。
九五。萃有位、無咎、匪孚元永貞、悔亡
位:位階。死後の爵位・封号(諡)のことをさす。
萃有位、無咎:要人(死者)に位階・おくりなを定めてあり、礼法でとがめなし。
匪孚:不正な真心。
死者を尊敬して惜しんで相応しくない不実な位・諡を贈るのは不正である。
元:もと。根本的。伝統由来あり。源遠き流れ長し。
永:歴史的な長久将来。
元永貞:「位諡」を贈ることについて、礼法旧制に違背せず、長久将来にも悪い先例を開かない(後人に指摘されない)ようにうらなう(考えてする)。
{比}卦と同じ。
悔亡:再検討して、内部意見を一致して適当な「位諡」を決める。そして、矛盾不和悔いることがなくなる。
上六。齎咨涕洟、無咎
齎:副葬品を贈る。死者に贈り物する。
注:『周礼・春官・小祝』:及葬、設道齎之奠。
咨:なげき。
涕洟:なみだとはなみず。
無咎:もう過ぎたので、また人をとがめることをしないよう。
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