がん

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

子宮がん 内緒コメ

子宮がんの初期症状はまず第一に不正出血だといわれています。がそういうわけでもありません。
産婦人科医なら誰でも気付いておられます。子宮頚がんは子宮膣部(子宮の入り口)に出来る病気ですから、がんの中では一番見つけやすいがんの一つです。
確かに子宮がんも1期〜2期と進んできますと、外出血やその他の症状も出てきます。が子宮がんの初期には何の症状もないのが普通です。
子宮がんの初期、0期には外出血はおろか痛みも、不快感も何にもありません。
子宮がんの初期症状はなにもないのが普通一般です。症状があってからでなく、何の症状もないときに子宮がんの検診を受けて下さい。
 
これから専門的に話していきます。
 
イメージ 1
子宮頚部の膣に面している部分は扁平上皮という重層の上皮に覆われていて15-20層にも細胞が重なっていて、表面にいくほど細胞は扁平になっています。これに対し少し子宮の中に入った頚管の部分は粘液を分泌する円柱上皮という一層の上皮に覆われています。この2つの上皮の境界部分ははっきりと確認することができ、扁平円柱上皮境界(squamo−Columner junction)と呼ばれています。この部分は外敵の標的となることが少なくなく、細菌、ウイルスなどによって炎症が引き起こされやすくなっています。そして円柱上皮が破壊されると、その修復過程で扁平上皮に似た化生細胞となります。この過程でなんらかの発がん因子が作用すると、図2のようにその細胞は異形成上皮と呼ばれる前がん状態を経て、子宮頚がんに進展していきます。そのため子宮頚がんの90%以上が扁平上皮がんであり、残りの10%は粘液を分泌する円柱上皮より発生する腺がんです。
 発がん因子として注目されているものは、性交渉によって感染するヒトパピローマウイルスです。このウイルスは人間にイボをつくるウイルス群ですが、現在100種類ほども発見されています。なかでも悪性型と呼ばれる16,18,31,33,51,52型のウイルスが、子宮頚がんの発生と深く関与しているといわれています。我が国の子宮頚ガンおいて検出されるウイルスの型は、16型、52型が多く18型は少ない傾向であります。欧米諸国においてはすでに、このウイルスに対してのワクチン療法が始まっておりますが、殆どが16,18型に対するものであり、今回わが国で販売承認が得られたものも16,18型に対するものです。詳しくは僕のブログのサーバリックスの記事を見てください。
 
イメージ 2
子宮がんの治療は、そのがんの性格(病理組織診断)とその進行度によって決定されます。I,II期のがんに対しては原則として手術療法が行われ、高い治療成績を得ています。しかし、がんが進行しIII,IV期になりますと手術によって摘出することができなくなります。その場合には、扁平上皮がんの多い子宮頚がんでは放射線の単独療法、ならびに放射線療法と化学療法(抗がん治療)の併用療法が行われます。腺がんが殆どを占める子宮体がんでは化学療法が主体となります。これらは現在、日本婦人科腫瘍学会が編集、発行している子宮体がん治療ガイドラインで詳しく解説され、遵守、実行されております。
 
 
ワクチンについて
 
 
僕のブログの過去の記事なのでココを参照してください。
 
子宮がんの治療は、手術による治療が中心ですが、ごく早期のがんで、子宮を残したいと患者が希望する場合は手術以外の治療法が行われることがあります。
 
【治療法:子宮がんの治療法サイトより】
種類内容
早期子宮頸がんの治療 ・凍結療法:がん細胞を凍らせる方法
・ 高周波療法:高周波でがん細胞を殺す方法
・ レーザー療法:レーザー光線でがん細胞を殺す方法
早期子宮体がんの治療・ホルモン療法:出産を望む場合や閉経前などに行われる治療法です。子宮体がんの発症には女性ホルモンのエストロゲンが過剰に出すぎていることが関与していると考えられているため、エストロゲン過剰を解消するプロゲステロンをというホルモンを補うことで、がん細胞を破壊します。この治療法はエストロゲンを下げる目的で行われるため、閉経している場合は適応されません。なお、ホルモン療法は再発予防、あるいは抗がん剤による治療が不可能な方に適応されることもあります。副作用は、不正出血や血栓症、むくみなどがありますが、抗がん剤によるものほどきつくでることはありません。ホルモン療法は、以前に血栓症を起こしたことがある方、脳梗塞や心筋梗塞などの既往歴のある人、そのほか合併症がある人は適応されません。
・全面掻爬:ホルモン剤を内服しておいて麻酔下で内膜をこすりとる方法です。2ヶ月ごとに3回ほど行います。がんが機能層か基底層に限局していることが条件です。
 
これが僕の思う最善の治療法(副作用が弱く、摘出しなくてもいい方法)です。
化学治療が子宮(体)がんのメインとなります。
後期に進めば放射線治療がベストだと思います。
今は臨床ではトモセラピーや重粒子線とかがあります。
 
免疫治療だとやはり細胞免疫療法がお勧めになります。
 
 
ココをクリックしたら見ることが出来ます。
 
 
イメージ 1
ちょっと英語の画像ですいません。
これもまた内緒コメです。簡単に分かりやすく画像載せました。
 
右側ナビゲーションの始まり
パンくず式ナビゲーション

白血病の診断と治療(はっけつびょうのしんだんとちりょう)

更新日:2006年10月01日    掲載日:2006年10月01日
さまざまな白血病について各項で詳しく述べる前に、まずは白血病全体について簡単に説明します。

1.「白血病」とは

血球の種類
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/odjrh3000000g3op-img/odjrh3000000g3q1.gif

いわゆる「血液のがん」のことです。血液は、酸素を運搬する赤血球、主に細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球、血管の壁に張りついて出血を止める血小板などの血球と、液体である血漿(けっしょう)成分から構成されています。

普段は赤血球の色で赤く見える血液が、がん化した白血球が異常に殖えて白く見えることから、「白血病」という名前がつきました。この病気は、1800年代にドイツの有名な病理学者であるVirchow(ウィルヒョウ)先生がはじめて報告したのですが1)、当時は十分な検査法や満足のできる治療法はありませんでした。今は容易に血液検査ができますので、血液が白くなるまで診断がつかないことはほとんどありません。以前は「白血病=死に至る病」でしたが、現在では医学の進歩により、治癒が期待できる病気の1つになっています。


2.白血病の分類

白血病には、いくつかの種類があります。急速に進行する「急性白血病」(芽球が急速に殖え、治療しないと数週間から数ヵ月以内に命を落とす)と、ゆっくりと経過する「慢性白血病」(さまざまな成熟段階で白血球が殖え、場合によっては年単位で進行する)、あるいは殖える細胞の種類により、顆粒球などの骨髄球系の細胞を起源とする「骨髄性白血病」と、リンパ球系の細胞から発生する「リンパ性白血病」とに分類されます。詳細は「白血病」の項に記されていますので、ご参照ください。

白血病の分類


1)急性白血病(1)急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia:AML)
(2)急性リンパ性白血病(Acute Lymphoblastic Leukemia:ALL)
2)慢性白血病(1)慢性骨髄性白血病(Chronic Myelogenous Leukemia:CML)
(2)慢性リンパ性白血病(Chronic Lymphocytic Leukemia:CLL)

3.白血病の原因

白血病の原因は、まだ完全に解明されたわけではありませんが、白血病を含めて、「がん」はいくつかの遺伝子異常(遺伝子の傷)が原因で発症すると考えられています。「ファンコニー貧血」、「ダウン症候群」、「ブルーム症候群」等と呼ばれるまれな病気は、いずれも生まれながらにして遺伝子異常を持つ血液の病気で、特に白血病の発症頻度が高くなることが知られています。もちろん、その疾患の患者さんが必ず白血病になるというわけではありません。

また、広島、長崎の原爆投下後や、チェルノブイリ原子力発電所事故後に、その周辺で白血病が多発していて、放射線も原因の1つになりうることがわかっています。ほかにベンゼンやトルエンなどの化学物質や、アルキル化剤を含む抗がん剤もまた、白血病発症の要因になるといわれています。

一部の感染症も、何らかの仕組みで白血病につながります。九州や四国に多いとされるHTLV-Iというウイルスは、成人T細胞白血病/リンパ腫の原因とされます。また、日本人の多くが感染しているEBウイルスも、バーキット型白血病/リンパ腫の原因になる可能性があります。もちろん、これらのウイルスに感染すると必ず白血病になるというわけではありません。

「白血病は遺伝するのか」ということを気にする方がいますが、一般的に白血病は遺伝しません。ですから、白血病の父母を持つ子どもが必ず白血病になるというわけではありません。また、白血病の患者さんに接したからといって、白血病が伝染することもありません。

白血病の原因


a)先天的ファンコニー貧血
ダウン症候群
ブルーム症候群など
b)後天的放射線
化学物質(ベンゼン、トルエン等)
薬剤(抗がん剤)
ウイルス(HTLV-I、EBウイルス等)

4.白血病の症状

白血病の症状はさまざまで、白血病に特徴的なものは特にありませんが、その症状は急性白血病と慢性白血病で若干異なります。

1)急性白血病の症状

http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/odjrh3000000g3op-img/odjrh3000000g3s8.gif

血球のもとになる細胞は、骨の中にある骨髄にあります。白血病の場合、骨髄の中で白血病細胞(がん細胞)が異常増殖するため、血液をつくる場所がなくなり、正常な血球(赤血球、白血球、血小板)が減少します。酸素を運ぶ赤血球が減ると貧血になり、顔面蒼白、全身のだるさ(全身倦怠感(ぜんしんけんたいかん))、ちょっとした動作での動悸(どうき)や息切れが認められるようになります。

白血球が少なくなると、感染症を起こしやすくなります。その場合、発熱は感染症を示唆する重要な症状です(なお、発熱は感染症だけでなく、白血病細胞が殖えること自体で起こる場合もあります)。

血小板が減ると、青あざ(紫斑)ができやすくなり、鼻血や歯ぐきからの出血が認められるようになります。

白血病細胞が骨髄で殖えすぎることによって、骨や関節が痛むことがあります。あるいは白血病細胞が血管外に出て、さまざまな臓器に浸潤(しんじゅん)し、肝臓や脾臓が大きくなったり(肝脾腫(かんひしゅ))、リンパ節が腫脹したり、歯肉の腫(は)れることがあります。あるいは白血病細胞のかたまり(腫瘤(しゅりゅう))等をつくることもあります。白血病細胞が脳や脊髄の中に浸潤することもあり、そのときは頭痛、吐き気等がみられることがあります。この状態を“中枢神経白血病”、あるいは“中枢神経浸潤”と呼びます。

急性白血病の主な症状


貧血症状顔面蒼白、全身倦怠感、動いたときの動悸・息切れ等
感染症状発熱、咽頭痛(いんとうつう)、せき、下痢等
出血症状紫斑(しはん)、鼻出血、歯肉出血等
感染症状骨痛、肝脾腫、リンパ節腫脹(りんぱせつしゅちょう)、頭痛、嘔気(おうき)、腫瘤形成等

2)慢性白血病

慢性白血病は進行がゆっくりであるため、初期にはほとんどの患者さんが無症状で、健康診断の血液検査をきっかけに診断されることがよくあります。このほか、脾臓や肝臓が大きくなったり、リンパ節が腫れたりすることがあります。これに加えて、慢性リンパ性白血病では免疫力が低下し、細菌、カビ、ウイルスによって、溶血性貧血などの自己免疫性疾患を合併したりすることがあります。

5.白血病の診断

問診、一般診察で白血病が疑われたら、血液検査を行い、末梢血液中の異常細胞の有無を確認します。白血病だからといって、必ずしも白血球数が増加しているわけではありません。正常範囲内のこともあれば、むしろ減少している場合もあります。血液検査で血球が減少していても異常細胞が認められないときは、骨髄検査(骨髄穿刺(こつずいせんし):骨穿、マルク)を行い白血病細胞を確認します。骨髄検査は外来でも日常的に行われている検査で、必ずしも骨髄検査のための入院は必要ありません。

6.白血病の治療

1)急性白血病の場合

急性白血病の治療戦略
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/odjrh3000000g3op-img/odjrh3000000g3tz.gif

一刻も早く、抗がん剤を用いた治療(“化学療法”と呼びます)を開始する必要があります。ただし全身状態が極めて悪い場合には、いったん感染症の治療などを優先させ、病態がある程度改善してから化学療法を行います。

まず、「初回寛解導入療法」を行います。これは完全寛解(末梢血液中や骨髄中に白血病細胞がいない状態)を目的とした強力な治療であり、副作用や合併症も強く出る可能性がありますが、適切な支持療法(後述します)により多少軽減することができます。

ただ、急性骨髄性白血病の中の「急性前骨髄球性白血病」の場合は、寛解導入療法として抗がん剤ではなく、レチノイン酸(ビタミンA)を内服して白血病細胞の分化(成熟)を誘導する「分化誘導療法」を行い、完全寛解を目指すこともあります。

寛解導入療法により、血液学的に寛解が得られた場合であっても、まだまだ体内に白血病細胞がたくさん残っています。白血病の治療では、「白血病細胞を完全に根絶させること(Total
Cell Kill)」2)が重要とされているので、寛解導入療法後に残った白血病細胞を、さらに減少させる寛解後療法(地固め療法→寛解維持療法、大量化学療法、あるいは造血幹細胞移植)を行います。

急性リンパ性白血病や急性骨髄性白血病の一部では、脳や脊髄(せきずい:中枢神経)に白血病細胞が浸潤することがあります。抗がん剤は、基本的に中枢神経に移行しにくいため、中枢神経系に直接抗がん剤を投与する「髄腔内注射(ずいくうないちゅうしゃ:髄注)」を行うことがあります。場合によっては、中枢神経に対して放射線療法を行うこともあります。

これらの治療を進めるうえで、支持療法は非常に大切です。例えば感染予防のための内服や、感染症に対する積極的な抗生剤投与、抗がん剤の副作用である貧血、血小板減少等に対する適切な輸血療法、嘔気、嘔吐に対する強力な制吐剤(せいとざい)投与等です。

なお、急性白血病の病型によっては、これらの化学療法の途中で、造血幹細胞移植を考慮する必要がある場合もあります。


2)慢性骨髄性白血病の場合

以前はハイドロキシウレア(別名:ヒドロキシカルバミド)で白血球数をコントロールしたり、インターフェロンを投与することで慢性期からの進行を抑えたりしましたが、いずれも、造血幹細胞移植療法以外の効果は決して満足できるものではありませんでした。しかしながら、2001年にイマチニブ(商品名:グリベック)が日本でも承認されてからは、治療方法が大きく変わりました。イマチニブは唯一、慢性骨髄性白血病を治す可能性がある飲み薬として、大変期待されています。長期的な有効性はまだ明らかではありませんが、2006年6月の米国臨床腫瘍学会で発表された5年間の経過観察では、イマチニブ内服により、約90%の患者さんで病気の進展が食い止められていることが明らかにされています。移植治療には多くの副作用が伴うことも併せて考えると、現時点では、グリベックが効かなくなった時点で移植を検討するという考え方が一般的です。

詳しくは新しい治療法のトピックス「グリベックと新規PTK阻害剤」を参照してください。

3)慢性リンパ性白血病の場合

慢性リンパ性白血病は、欧米に比べて日本では少ない病気です。まだ根治できる有効な治療法が確立されていないため、病期が進行した場合には、症状の改善を目的に化学療法を行います。病期の進行を知るためには、定期的な医療機関の受診が必要です。化学療法のほかには、リンパ節腫大や脾腫が著明となった場合、局所に放射線療法を行います。溶血性貧血を合併しているのであれば、プレドニゾロンのような免疫抑制剤を投与することもあります。慢性リンパ性白血病の患者さんはもともと免疫力が低下しているため、容易に感染症が重篤(じゅうとく)化します。細菌、カビ、ウイルス感染症が疑われる場合は、速やかに医療機関で適切な治療を行うことが重要です。慢性リンパ性白血病もまた、適切なドナーの方がいるのであれば、造血幹細胞移植を受けることを考慮することがあります。
 
今は骨髄移植が一番ベストと思います。
イマチニブ、リツキマブやトランスツマブのような抗体製薬もありますが。
副作用がありますからね。。。

リンパ腫について☆

これも内緒コメです。
 

◆悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫/非ホジキンリンパ腫)

悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球ががん化した悪性腫瘍です。
リンパ球ががん化した悪性腫瘍には他に、リンパ性白血病という病気がありますが、リンパ性白血病は血液や骨髄の中で増殖し、がん細胞がバラバラに存在します。
一方の悪性リンパ腫の場合にはリンパ節の中でがん細胞が増殖し、リンパ節が腫れたり、腫瘤(しゅりゅう)といって臓器にこぶのようなかたまりをつくります。
リンパ節は全身に分布していますが、主に首やわきの下、胸部、腹部、足の付け根、骨盤部などに集まっています。
悪性リンパ腫は、がん化した細胞の種類や遺伝子にどのような異常があるかによって「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」とに大きく2つに分類されます。
日本人の場合、悪性リンパ腫のうち90%程度が非ホジキンリンパ腫です。

非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)

リンパ組織は全身に分布しているため非ホジキンリンパ腫は全身(皮膚、脳、眼、鼻腔、副鼻腔、扁桃、咽頭、唾液腺、甲状腺、乳腺、肺、縦隔、胸膜、胃、小腸、大腸、肝臓、脾臓、卵巣、精巣、骨など)のあらゆる器官、組織に発生する病気です。
また、非ホジキンリンパ腫には、T細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫とNK細胞リンパ腫があります。 また、細胞の形や予後(治療後の病状の経過など)の点からは低悪性度リンパ腫、 中悪性度リンパ腫、高悪性度リンパ腫の3つに大別されます。
【悪性リンパ腫−非ホジキンリンパ腫の症状】
非ホジキンリンパ腫の症状としては首の周りやわきの下、足の付け根などのリンパ節が腫れてくることが多く痛みは感じません。皮膚のすぐ下にあるリンパ節が腫れてくる場合にはグリグリとした塊ができることで気づかれる場合もあります。
悪性リンパ腫のために胸部や腹部など体の奥にあるリンパ節が腫れた場合には触っても分かりにくいですが気道や尿道を圧迫するため咳き込んだり、尿の出が悪くなるなどで気づく場合もあります。
その他、非ホジキンリンパ腫では発熱や体重の減少、発汗、倦怠感などが現れることもあります。
リンパ節以外の臓器に腫瘤ができる悪性リンパ腫の場合にはそれぞれの部位に症状が出たり健康診断などで異常が発見されることが多いようです。
頸部(首)、腋窩(えきか:ワキの下)、鼠蹊部(そけい:足の付け根)、胃のリンパ節などに無痛性の膨張があるとき、原因不明の発熱が続くとき、びっしょりになるほどの寝汗が続くとき、恒常的に疲れやすいとき、原因不明の体重減少、胸部や腹部、骨に原因不明の疼痛が続いた場合などは悪性リンパ腫の恐れがありますので医師の診断を受診することをお勧めいたします。
【悪性リンパ腫−非ホジキンリンパ腫の診断】
悪性リンパ腫の診断の基本は、腫れているリンパ節や腫瘤の一部を切除して顕微鏡で調べる病理組織検査(生検)となります。悪性リンパ腫のタイプや、悪性度の判定などができ治療方針を決める上で重要な検査となります。
また、悪性リンパ腫の診断では免疫学的な検査を行いT細胞、B細胞、NK細胞いずれのリンパ腫であるか調べます。
さらに病気の拡がりを調べるためにCT、MRI、PET、内視鏡、腹部超音波、X線検査、骨髄検査、血液検査、シンチグラフィーなどを用います。
【悪性リンパ腫の治療】

<治療方法を決めるにあたり>
悪性リンパ腫の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに悪性リンパ腫の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。

悪性リンパ腫のうち非ホジキンリンパ腫は他の悪性腫瘍に比べて放射線療法や化学療法(抗がん剤)が効きやすいがんです。
細胞増殖の速度により「高悪性度」「中悪性度」「低悪性度」に分類され、 さらに病気の拡がり具合によって病期(ステージ)が判定され、治療法が選択されます。
-分類-

悪性度
低悪性度
進行は遅いが、抗がん剤が効きにくい。
中悪性度
月単位で病状が進行する。抗がん剤が効きやすい。
高悪性度
週単位で急速に進行するが、抗がん剤が効きやすい。

-病期(ステージ)-

病期
I期
がんが1つのリンパ節領域に限局している
II期
がんは2つ以上のリンパ節領域に浸潤しているが、上半身又は下半身のみに留まっている
III期
がんが上半身および下半身両方のリンパ節領域に浸潤している
IV期
がんが他の臓器に浸潤したり、骨髄、血液中に拡がっている

−低悪性度リンパ腫の治療−(悪性リンパ腫の治療)
濾胞性(ろほう)リンパ腫、胃や唾液腺、甲状腺、消化管、眼などの粘膜関連リンパ組織に発生するMALTリンパ腫などが代表的な低悪性度リンパ腫になります。
低悪性度リンパ腫は進行は遅いが抗がん剤が効きにくいという特徴があります。I〜II期の場合には放射線療法が選択されることが多く、およそ半数が治癒します。III〜IV期では化学療法が選択されることが多いのですが治癒は期待しにくく、症状のない場合や病気が進行する傾向が無い場合に化学療法を開始することで生存期間の延長は確認されていません。そのため症状が認められない場合にはすぐに治療を始めるのではなく、定期的に経過を観察して、症状が悪化した場合に化学療法を開始するという方法がとられることもあります。
濾胞性リンパ腫の場合最近認可された「リツキシマブ:商品名=リツキサン」と抗がん剤を併用することで治療成績が格段によくなっています。
胃に発生するMALTリンパ腫の場合には「ヘリコバクター・ピロリ菌」という細菌が関連していることが多く、その場合ピロリ菌を除菌することで病変が改善することが多いようです。
眼に発生するリンパ腫の場合には放射線療法がおこなわれます。
低悪性度リンパ腫は経過観察中に中悪性度に進展することがありますが、この場合には中悪性度リンパ腫と同様の治療を行うのが一般的です。
−中悪性度リンパ腫の治療−(悪性リンパ腫の治療)
びまん性大細胞型Bリンパ腫が代表的な中悪性度リンパ腫になります。
このタイプの悪性リンパ腫は抗がん剤の効きやすいタイプで、「ビンクリスチン:商品名=オンコビン」、「シクロホスファミド:商品名=エンドキサン」、「ドキソルビシン:商品名=アドリアシン」という3種類の抗がん剤に副腎皮質ホルモン剤のプレドニゾロンを加えたCHOP療法が標準的な治療法になります。
治療前の腫瘤が大きい場合には化学療法終了後に放射線療法を加えるのが標準的になっています。I〜II期の場合では70%以上が治癒する可能性があります。
−高悪性度リンパ腫の治療−(悪性リンパ腫の治療)
T細胞リンパ芽球性リンパ腫とバーキットリンパ腫が代表的な高悪性度リンパ腫です。
T細胞性のリンパ芽球性リンパ腫は若年男子に多いリンパ腫で、非ホジキンリンパ腫に対する標準的な化学療法では治療効果が出にくいため急性リンパ性白血病と同様の強力な多剤併用化学療法が行われます。この強力な治療によっても治癒が困難であると判断された場合には骨髄移植が行われることがあります。
バーキットリンパ腫の場合には大量のエンドキサンメソトレキセート などの抗がん剤を協力に用いることで効果があることが分かってきています。
強力な化学療法を行えば当然副作用も強く、白血球の減少による感染症、血小板の減少によ る出血などがおこりやすくなります。
身の回りを清潔に保ちウイルスや細菌などの感染を予防する必要があります。また免疫の低下により帯状疱疹もできやすく、 しかも悪化しやすくなります。
治療中は規則正しい生活を送り、免疫力を高める努力が必要となります。

ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)

「リード シュテルンベルグ細胞」という異常な細胞が特徴的に見られる悪性リンパ腫で、20歳代と60歳代の人に比較的多く発症します。
悪性リンパ腫のうち約10%程度がホジキン病でもっとも治療成績の良いタイプになります。
症状は非ホジキンリンパ腫と類似しています。また検査も同様の方法が取られます。
-病期(ステージ)-

病期
I期
がんが1つのリンパ節領域に限局しているか、1つの組織やリンパ節以外の臓器に限局している。
II期
がんは2つ以上のリンパ節領域に拡がっているが横隔膜を境として、一方の側にとどまっている。あるいは、 リンパ節以外の臓器や組織にも拡がっているが、限局的であり横隔膜を境にして同側のリンパ節領域にとどまっている。
III期
がんが横隔膜を境として上下両側のリンパ節領域に認められる。加えてリンパ節以外の臓器や組織への浸潤がある場合でも1つに限局している。
IV期
1.病変がリンパ組織以外の臓器にびまん性ないし多発性に見られる。がんはそれらの臓器の周囲にあるリンパ節に見られることもある。 2.がんがリンパ組織以外のたった一つの臓器にしかなくても遠隔リンパ節転移を伴う場合。

ホジキンリンパ腫の治療では以前は放射線療法がよく行われていましたが、最近は化学療法が治療の中心となっています。
通常ホジキン病で行われる放射線療法は、外照射法と呼ばれる体の外から病巣部に放射線を照射する方法が取られます。頸部や腋窩、肺門、縦隔リンパ節への照射はマントル照射と呼ばれています。放射線療法の治療効果を高めるため化学療法と併用して用いられることもあります。
放射線療法は照射部分が大きくなると白血球減少や貧血、血小板の減少による出血など骨髄の障害が強く出ることがあります。照射量を間違えて大量照射をしてしまい副作用が強く出ることがありますので治療計画を確認しておくと良いでしょう。
ホジキンリンパ腫のI〜II期の場合であれば、アドリアシン、「塩酸ブレオマイシン:商品名=ブレオ」、「硫酸ビンブラスチン:商品名=エクザール」、「ダカルバジン:商品名=ダカルバジン」の4種類の抗がん剤を併用する「ABVD療法」を行いさらに放射線療法を追加するのが標準的な治療になります。
ホジキンリンパ腫のIII〜IV期ではABVD療法をより強力に行う必要があります。
非ホジキン病同様、副作用には十分に気をつける必要がありますので、規則正しい生活と免疫力を賦活させることが大切です。
 
これが最先端とは思えないのですが。。今の日本の治療法です(汗)
ワンポイントアドバイス
乳腺の代表的な良性腫瘤
①線維腺腫 触診上は丸く境界明瞭で、弾性があり、可動性に富んでいます。この腫瘤は10代以後、20〜30歳代の女性に多く発症します。がんに変化することはありませんが、大きくなってから取ると傷も大きくなるので、急に大きくなってきたものや、すでに大きいものは切除が必要です。最近では乳房に傷を付けずに脇の下からとる方法も報告されています。
②乳腺症 多くは痛みを訴えます。疼痛は周期的で排卵時から増強し始め、月経開始とともに消退します。痛みの持続はほんの数日の場合もあれば、数週間の場合もあります。通常は左右対称性に生じ、乳房の外側上方に最も多く起きます。良性や悪性の腫瘤はいずれも、より境界が明瞭ですが、乳腺症ははっきりとした境界を持ちません。線維腺腫よりも少し年齢を増した、30、40歳代に発症します。
③嚢胞 乳腺症の一症状です。丸く、境界明瞭で可動性があるように触れます。疼痛や圧痛を有することがあり、本来は柔らかいのに液体が緊満すると固くなることがあります。
④葉状腫瘍 30代以降に発生する柔らかい腫瘍です。顕微鏡で観察すると“葉”のように見えることから葉状腫瘍と呼ばれます。昔は葉状肉腫と呼んでいましたが、今は良性、悪性の葉状腫瘍に分類されています。急激に大きくなり、ときには乳房の大きさが倍以上になってから病院を訪れる人もいます。診断は針生検が有用ですが、良性と悪性が入り交じっていることが多いので、その判断は全部切除してみないとわからないことがあります。治療は良性の場合はしこりのくりぬきも行われますが、局所再発をきたしやすく、再発するたびに悪性度が増すことから、乳房の単純全摘術が行われることもあります。悪性とわかっているときには乳房単純全摘術を勧められますがリンパ節を取る必要はありません。放射線療法や抗がん剤の効果はありません。
ワンポイントアドバイス
(乳がんの遺伝子診断
乳がんの一部は家族発生し、その半数近くの人がBRCA1、BRCA2というがん遺伝子を持っていることが明らかになりました。がん遺伝子異常は採血や口の中の粘膜で診断できます。そこで血縁者に2名以上の乳がん体験者がいる場合や、乳がん遺伝子の見つかった方がいる場合は遺伝子診断を勧められることもあるでしょう。遺伝子診断によって次のことが可能です。
●家族の中から乳がん遺伝子を持つ人を発見する。
●乳がん遺伝子を持つ人には検診を勧めることにより早期発見、早期治療が可能となる。
●さらに予防的にホルモン療法や両側乳房全摘術を行う。これらの治療により乳がんを予防することができます。その一方で次のような欠点もあります。
●がん遺伝子を持っているからといって必ずしもがんになるとは限らない。
●がん遺伝子を持っていないからといってがんにならないとは限らない。
●がん遺伝子を持っていると言われた人は一生がんの恐怖におびえなければならない。
●その情報が外部に漏れたとき、就職や結婚のうえで差別される恐れがある。
そのため、現時点での遺伝子検査は倫理上の問題があるといえます。医師は単なる学問的興味からがん患者さんおよびその家族に遺伝子検査を勧めるべきではありません。以上に述べたような利点と欠点を十分に説明したうえでの、本人の承諾とプライバシーの保護が前提となります。

みぞおちの不快感や痛みに注意

http://img.allabout.co.jp/Live/gs/cancer/closeup/CU20090225A/1.jpg
空腹時や食後などに、みぞおちの不快感や痛みがあるというのは、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍でも見られる症状ではあります。しかし、胃がんの初期症状も同じなので要注意です。
以前は、日本人のがん死因第一位を占めていた胃がん。がん検診や胃カメラによる検査の普及により、早期発見できれば十分完治が目指せるがんになってきました。

胃がんの初期症状として気をつけて頂きたいことは、以下の2つです。

1)みぞおちの不快感や痛み
胃もたれ、むかつき、膨満感といったみぞおちの不快感、そして、しくしく、きりきり、ずーんといった痛みが長引く場合には、要注意です。
もちろん、これらの症状は、胃酸過多による胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍でも見られる症状で、市販の胃薬でも改善するケースも少なくありません。
しかし、薬を飲まないと必ず痛む、食欲不振が長く続く、症状が以前より悪化している、といった時には、是非、内科の先生にご相談下さい。

2)タール便
トイレでタールのような真っ黒な便が出たときには、自覚症状が全くない時でも、必ず、内科の先生に速やかにご相談下さい。
もちろん、食物(イカスミなど)や薬(鉄剤)などの影響で黒い便がでることはありますが、黒い便が続くような時には、放置は禁物です。
この黒い色のもとは、血液のヘモグロビン中に含まれる鉄分が酸化したものです。主には、胃や十二指腸といった上部消化管の出血によって見られる症状です。胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの可能性もありますが、胃がんも念頭に置かなくてはなりません。

胃がんが進行すると……

http://img.allabout.co.jp/Live/gs/cancer/closeup/CU20090225A/2.jpg
胃がんが進行したときには、局所の進展による症状と、遠隔転移による症状が見られるようになってきます。
胃がんの進行に伴って見られる症状には、局所の進展によるものと、他の臓器への転移によるものに分けることができます。

1)局所の進展による症状
胃がんができる部位によっても異なりますが、噴門部や幽門部といった胃の入り口や出口付近にできた胃がんは、進行によって狭窄・閉塞症状を来します。つまり、召し上がった食べ物が通過せずに、嘔吐してしまいます。この嘔吐は、二日酔や乗り物酔いの時とは異なり、吐き気は特段ないのに、ある時、急にどっと嘔吐してしまうということが特徴です。
また、胃がんの進行によって、出血量が増加することで、貧血が急速に進行したり、場合によっては血圧の低下などを招いたりすることもあります。
さらに、胃がんが胃の壁を食い破ってしまった場合、膵臓や胆嚢などの周辺の臓器に浸潤したり、腹膜全体に広がってしまう(播種)こともあります。痛みとともに、腹膜播種の場合には、便秘や下痢などの便通異常も出てきます。

2)他臓器への転移による症状
胃がんも、他のがん同様、血流の多い肝臓、肺、脳、骨への転移が見られますが、胃からの血液の流れを考えると肝臓への転移が多いです。肝臓への転移が大きくなったり、その場所が肝臓からの消化液である胆汁の流れを滞留させるような部位であれば、胆汁が血液内に逆流し黄疸(皮膚や白目の部分が黄色くなる)が見られるようになります。


また、がんに共通のことですが、特に要因なく体重が減少したり、帯状疱疹(ヘルペス)を発症する場合には、何らかの悪性疾患の存在も疑われますので、万一、このような兆候が出た場合には医療機関を受診するようにしてください。

治癒率をあげるためには、早期発見・早期治療が大切です。早期発見のためには、初期症状に注意すると共に、やはり、年に1回の定期的な健康診断を受けられることをおすすめします。


【胃がん初期症状についてのサイト】
 
胃幽門前庭部(胃の出口に近い部分)にできたスキルス型の胃癌です。
腫瘤形成型の胃癌とは対照的に分化度が低い癌細胞から形成されることが多いといわれています。進行が速く、腫瘍が小さいうちからお腹の中全体に癌が広がったりして手術不能であることも多く、たちの悪い癌です。20代から40代の若い方の胃癌はたいていこのタイプです。
画像1:バリウムで胃の透視をすると幽門前庭部に硬化して進展の悪い胃壁を認めます。(黄色と赤色の矢印の間の部分)
画像2:左が健常者、右が胃癌の患者さんです。矢印で挟んだ部分が胃壁の厚さを表しています。同じ縮尺ですので、癌によって非常に胃の壁が厚くなっていることが判ります。
画像3:内視鏡では胃の内腔が殆ど無くなっています。癌の部分の胃粘膜は非常にごつごつしていて潰瘍や出血を伴っています。


 
僕のコメントですがスキルス性はものすごく進行早いです。僕もこのがんに見合う抗体製薬を開発中なのですが間に合いません(汗)外部に出来るのでさらに厄介なのですね。発見が遅れるので。参考程度の画像です
 
【ヤフーブログの経験者の方たちのこめんとについて】
普通の胃がんは早期発 見すれば、ほとんど治 りますが、スキルス胃 がんは進行がんで、そ の中でも特にたちが悪 い癌です。
普通の進行がんは病巣 が火山の噴火口のよう に盛り上がっているこ とが多いのですが、ス キルス胃がんは、胃の 表面にでるのではなく 、 胃壁の中を拡がっ て進行するタイプの胃 がんなので、発見しに くく、また進行も早い ため早期発見が難しい とされています。
隆起部がないので、検 診でバリウムを飲んで 検査していても見つか らず、見つかった時に は手遅れということが 珍しくありません。
(普通の胃がんが数年 で進行するところをわ ずか数ヶ月で進行し3 ヶ月ほどで胃全体に広 がってしまうと言われ ています)

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事