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■寝ているだけ
福岡県久留米市の古賀病院21.放射線治療センターにあるトモセラピーは、一見するとCT装置を思わせる直径約2.5メートルのドーナツ形の機器だった。中央に寝台がついていて、男性患者(76)が腹部を出して横たわっていた。
ドーナツ形の装置には照射口があり、これが360度回転することで、計51方向から、適切な線量で病巣部を目がけて放射線ビームを照射する。男性の治療は十分ほどで終わった。
久留米市内に住むこの男性は昨年前立腺がんと診断され、1カ月前からこのセンターに通院している。九州では2台しかないトモセラピーによる放射線治療を受けるためだ。通院は週5日が原則。放射線照射は37、38回程度で、2カ月ほど通うことになる。週に2日を除いて病院に通う負担はあるものの、切らずに治療できるメリットは大きい。
男性は「ただ寝そべっているだけで、痛みもなく楽ちん。病院にいる時間は準備を含めて20分ぐらいで、これで治療できているのか不思議なくらいです」と笑う。
放射線治療特有の副作用はある。男性にも肛門(こうもん)痛、いわゆる痔(じ)の症状が出ているが、座薬を処方され「ほとんど痛みはなくなった」という。
昨秋、トモセラピーの導入とともに開設した同センターでは、継続中を含めて、これまでに前立腺がんの患者33人が治療を受けている。北九州市や長崎県佐世保市などから通院してくる人もいるという。
■自動的に計算
がん腫瘍(しゅよう)の形に合わせて放射線を当てるIMRTは、がんの周りの健康な臓器への放射線照射を極力避けることにより体への悪影響が少ない治療法として普及が進んでおり、特に前立腺がんなどに適用されている。
トモセラピーはIMRTの一種である画像誘導放射線治療(IGRT)をする装置である。体内を画像診断するCTと、放射線照射装置が一体となっているのが特徴だ。
治療に先立ち、まずCTで患者の体を撮影し、画像に基づき放射線の強弱やあてる角度を自動的に計算する。実際の治療が始まると、照射のたびにCTを撮り、がんの位置を確認、正しい位置に放射線をあてる。
従来のIMRTは、CTと放射線照射装置が別になっており、あらかじめCTで撮影したがんの画像を基に、放射線照射の方向や量を医師や技師が照射装置に入力して行う。同センター長の大曲淳一医師は「作業が煩雑なため多くの患者に対応できていないのが現状」と指摘する。
特に、直腸近くにある前立腺がんでは、直腸へのガスのたまり具合などで、前立腺が日によって1センチ近くずれるという。そのため、照射のたびに自動的に前立腺のずれを把握できるIGRTが重宝される。
■副作用を軽く
「副作用を軽減できるのも特徴」と大曲医師はいう。くだんの男性患者のように肛門痛や頻尿の症状は多いが、従来の放射線治療に比べると軽い。同センターの患者では、従来頻繁に起こっていた直腸の出血なども減少したという。
国立がんセンター(東京)によると、前立腺がんによる死亡者は2007年には9800人と増加傾向にある。今後10年で、肺がんに次いで男性のがん死亡率の2位になると予測されている。特に60歳以上の男性の罹患(りかん)率が高く、体にメスを入れない放射線治療への期待は高まると予想される。
米国製のトモセラピーは世界で約200施設が導入している。日本では2005年に初めて導入され、現在は古賀病院21.放射線治療センターを含む12施設にあり、前立腺がん以外にも活用されている。
「宇治武田病院のサイト」より
http://www.ujitakeda-tomotherapy.org/about/img/h3_1.gif
正常組織を避けて患部にのみ放射線を照射できる、最新の治療機
放射線照射装置にヘリカルCTの原理を応用して連続的に回転させ、患者さまの乗った寝台をコンピュータ制御で移動して、放射線治療をおこないます。回転しながら照射範囲と照射線量を変化させることによって、今までの放射線治療ではできなかった、変形した照射範囲が緻密に設定でき、正常組織のダメージを減らし腫瘍組織を正確に分離した放射線治療が可能となります。頭部ではガンマナイフ装置と同等の治療効果がえられると共に、頚部(咽頭がんなど)・胸部(肺がんなど)や腹部(肝臓がんや前立腺がんなど)にも適用される最先端の放射線治療装置です。早期のがんでは手術療法と同様、根治が可能となる治療法です。
トモセラピー 治療の様子
http://www.ujitakeda-tomotherapy.org/about/img/illust1.gif
トモセラピーCTでがん病巣の撮影を行い、正確な位置を把握します。
トモセラピーCTでがん病巣の撮影を行い、正確な位置を把握します。
http://www.ujitakeda-tomotherapy.org/about/img/illust2.gif
360度の全方位から放射線を照射。 照射口の回転と人体移動によって、複数のがん病巣への照射が可能です。
360度の全方位から放射線を照射。 照射口の回転と人体移動によって、複数のがん病巣への照射が可能です。
http://www.ujitakeda-tomotherapy.org/about/img/h3_2.gif
特長1
複数箇所〜全身を一度に連続して治療することが可能です。
ガンマナイフやサイバーナイフで行っている小さながん病巣へのピンポイント照射はもちろん、複雑ながん病巣や、複数の病巣への治療が可能な全身をターゲットにした放射線治療装置です。また、従来の脳腫瘍の治療では、腫瘍の正確な位置の形状のため、頭蓋にピンを打たなければなりませんでしたが、トモセラピーではピンで固定せずとも治療が可能です。
特長2
CTを利用して治療直前にがんの位置を確認します。
トモセラピー自体でCT撮影を行い、がん病巣の位置確認を簡単に行うことができます。またこれにより正確で緻密な放射線照射が可能となり、病巣線量の増加と正常組織への副作用の軽減が可能となります。
特長3
合併症が少なく安心です。
手術で問題となる感染症や麻痺などの合併症、続発症の危険がほとんどありません。通常の手術では危険が伴う方、余病のある方、年齢的に不安な方も安心してトモセラピーの治療をしていただけます。
特長4
患者様に優しい治療です。
通常のリニアックを利用した放射線治療に比べ、がん病巣のみを集中的に照射することにより、治療効果が上がります。これにより、放射線の副作用が軽減できると共に、放射線治療期間が短くできます。治療回数が減少するため、患者様の肉体的負担と費用負担を減少できます。治療は通院でも可能で、一部疾患を除いて保険が適用されます
まあ、最近は色々ありますね。がんの最先端医療のひとつでこれから普及するものと認識してください☆


