池月映のブログ

合気の発見者 武田惣角 消えた真実の研究

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佐川幸義宗範を語る

 月刊オール読物」6月号に、津本陽氏が10回目の最終回、佐川宗範の思い出を書いておられる。
 「孤塁の名人」を書かれて、武田惣角に合気を教えたのは、宮司保科近悳(元会津藩家老西郷頼母)とは思えないと、佐川宗範は証言した。

 それでは誰なのかということで調査したら、惣角のケガを治療した近村の天才易師万之丞だった。万之丞は占い・治療・気合術(気合・合気)の名人です。
 「大東流合気武道百十八カ条」の宗家大東流本部長も、易者と同じ真言密教、修験道、九字護身法、易学を修行したことを認めました。
 大東流琢磨会森総務長が書いた月刊「武道」には、医療技術を活かした急所技が数多くあります。

 佐川宗範の内容を見て行くと、最後に本格的な易学本筮を学んでいたとあります。師武田惣角を最も深く研究した人物で、惣角と同じように易学を研究したのでしょう。易は陰陽五行、木火土金水の気を使います。
 
 私の易者説を認める方には、また一つ新たな証拠が出ました。

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 第2回目の随想です。どうして易者が教えたのか。怪我の後遺症に苦しむ武田惣角が、医者でも治せない病を治す近村の易者万之丞に治療してもらった。霊感が強い才能を見抜いた万之丞は、消えてしまう秘術を惣角に教えた。惣角の後継者時宗の幼名は惣三郎ですが、易者の名前も惣三郎で同じです。

 合気の意味は、大東流では宗家の専権事項のため研究していない。合気会のウィキペデアをみると、『合気之術』(無骨居士・明治25年)から引用して、読心術と気合術とした。間違ってはいないのですが、著者の正体が不明。楠木正成・真田幸村・小野忠明が使い手とあり、信ぴょう性は低いと思われる。
 早稲田大学、順天堂大学の論文も『合気之術』と同じです。

 ところが、近年国会図書館が明治以降の文献を公開し、『活殺自在気合術』(明治44年)『気合術独習法』『忍術気合術』に、合気術がある。
 忍者は修験道の気合術を使う。万之丞は修験道の大家ですから、気合術、金縛り術も使う。
 文献で、最も信ぴょう性が高いのは『活殺自在気合術』(気合は、動的有心気合。合気は、静的無心気合)です。これは、大東流合気武道会報2号(昭和34・4.1)と同様の内容です。ネットで全文が読めて、コピーもできます。
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 本日から、福島民友新聞の「みんゆう随想」に掲載されました。毎週火、木、土の3回、15人が輪番制で書くので、5週間に1回、1年で10回程度になります。

 歴史小説「合気の武田惣角」は4作目の作品、武田惣角を中心に、登場人物、取材による新事実、具体的な証拠、エピソードなどを書きます。
 次回は5月28日(土)です
 なお、著書は初版完売で、再販になったらお知らせいたします。

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佐川幸義宗範の顕彰碑

 佐川幸義宗範没後18年、門人の佐門会、作家津本陽氏の尽力で、東京高輪の高野山・東京別院(監主鈴木英全大僧正)に、立派な顕彰碑が建ちました。
本日発売の「月刊秘伝」に詳しく書いてあります。師範木村達雄氏「透明な力」、作家津本陽氏「孤塁の名人」で知られております。
 一般の知名度は低いが、火葬場の職員が佐川宗範の骨を見て、とてつもない偉人だと言った。95歳まで鍛えた体は火葬されても、骨の形は変わらなかったのだろう。武道家は死んだ時に骨を残す。まさに本物の武術家であった。

 津本先生の小説で、北海道の白滝村に武田惣角門人植芝盛平(合気道開祖)、武田惣角の顕彰碑が建っています。

 大東流発祥、武田惣角の故郷には顕彰碑が建っておりません。宗家を名乗る子孫の方が3名いても著書は書かない。史実の信ぴょう性が低い。昨年、宗家大東流の著書が発表された。史実は宗家の専権事項とされ、戸籍と不一致(先祖・身分・実母・妻)で実際の調査をしていない、故郷への情報提供、演武もない、指導者が育たないとすれば、地元の協力は得られない。惣角翁は偉大な人物と認められても、顕彰碑が建つことは難しい。

 ことわざに三代目がある。初代が偉大な業績を残し、二代目は初代の業績を守ろうとして努力する。3代目は何も努力をすることなく、先祖の財産を食いつぶす。
 大東流はまさに3代目の状況と似ている。佐川道場は賢明な努力をしている好例でしょう。他の流派は指導者交代の時期で、口伝の史実を主張するだけで生き残れるだろうか。もはや、口伝や秘密主義の時代ではない。賢明な指導者が現れることを期待したい。

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 武田惣角のノンフィクションは、福島県内であまり理解されなかった。大東流発祥といわれ、有名作家三名が書いても、映像化されなかったことが理由かもしれません。合気とは何かすらわからない。なんとかわかってもらいたいと、小説「合気の武田惣角」を書いて専門家の理解は得られたと思います。

 本日の福島民友新聞に、「みんゆう随想」の執筆15名が発表されました。週3回ですから、五週間に一回、一年間で一人10回くらい書くそうです。私が指名をいただいて書きます。
 一般の方に難しい理論をいってもしかたがない。男女双子、視覚障がい者の純真な兄妹愛は紹介したい。これは私が発見した事実で、ほかにも生家に同居した藩士御供番、易師万之丞、夫婦愛があります。
 これまでの史実が見直された保科近悳、西郷四郎も書きたい。
 最初の予定は、4月21日(木)の予定です。ブログにも紹介します。

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