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村の神社の夜祭、カーバイドの灯火に照らされた、戸板の夜店に、決まって
ポンポン船があった。 あの、薄平たいボイラに、排気パイプと給水パイプの
付いたブリキのボートで、小さい蝋燭で、ボイラを熱すると、排気・給水を
繰り返し「ポンポン」音をたてて、前進する玩具。
小さい溜池で、おさげのミヨちゃんと、ポンポン船遊び
「ね〜真っ直ぐ、やって〜っ」とミヨちゃん、当時は、原理など知らないから、
要望に答えようと、一生懸命、しかし、グルグル回るだけである。
腰を下ろした、ミヨちゃんのスカートの下が幼くも、眩しかった思い出。
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