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2008年10月12日   2名   7時間半  晴



川上村・三之公川源流部のアワホラ谷を溯り、
台高主稜線に達し、湯谷左岸尾根を下った。


湯谷左岸尾根の下り途中で、10年以上前に大伐採された
フタクラ谷上流部の無残な山肌が眼前に見え、その凄まじい光景に息を呑む。





三之公川林道終点駐車場、7:30発。

三之公川本流沿いに広い河原を溯っていく。

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滝股谷を右手に見て本流を進む。
8:46、565m。最初の二俣、左へ。




やがて、ゴルジュっぽい〜

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9:00、615m二俣、右へ。




9:04、10m滝に阻まれる、右岸より巻く。

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ゴルジュ帯通過〜流木の乗り越えが多い〜




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この廊下は泳いだ〜ひえぇぇ。。

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9:33、20mの清々しい美瀑が姿を現した!

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右岸ルンゼを登り、際どいトラバースをして滝の頭へ降りる。ふうっ!9:51。





20m滝の上にも、直登出来る楽しい滝が続く〜♪

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9:56、最後の二俣は左へとる。



10:40、尾根に取り付く〜稜線まであと200m位か・・。

最初は、急傾斜で手掛かりの薄い土と脆い岩屑壁の登り〜
登るほどに木の根が出てきて登りやすくなる。




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稜線直下の登り

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台高主稜線が見えてきた!
稜線着、11:13。1105m。

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台高主稜線を北上し、ブナノ平へ降りていく。11:33、1065m。
2年前に来たときとずいぶんと印象が違うなぁ。。
http://www16.ocn.ne.jp/~ikko/daiko1.htm

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あの時は雨でガスに包まれていて、もっと鬱蒼とした森というイメージだったが、
明るくドライな秋の天候のせいもあるのだろうが、
森が以前より希薄になったという感じがする・・。




農水省の設置した真新しいソーラー付きの雨量観測所のテラスで初めての休憩を摂る。
ここは沢が近くテン場にはもってこいのところ。12:05発。
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源頭部に聳える巨大ミズナラ
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更に稜線を北上し、2つ目の岩稜を越えたコルから下山(湯谷左岸尾根)にかかる。
12:44、1135m。
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取り付きに色褪せた赤テープ、尾根上に一箇所テープが
あったきりで、方向はいたってわかりにくい。

HさんはGPSで確認しつつ慎重に下っていく。

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尾根上には、ぶな、ミズナラ、トガの巨木が多い。




巨大ブナ〜威風堂々・重厚なる森の盟主

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巨大ブナを過ぎると、薄い踏跡と赤テープがたまに出てくる。



尾根の切り開きから唯一の展望が拡がる、13:48。
眼下に見える滝股谷左岸の林道が崩れている。

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更に少し下ると父ヶ谷高から1082Pにかけての広大な山域の自然林
がすべて伐採されている光景が眼前に現われ、その凄まじさに息を呑む。

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10年以上も前ではあるが、当時この大伐採が、下流域に、生態系がほとんど
破壊されるほどの悪影響を及ぼしたであろうことは察するに余りある。

せめてもの救いは山肌が薄緑色に覆われてきていること〜やや植生が回復して
きているのだろうか・・。


錆びたワイヤを伝い、ブッシュをかいくぐり、最後はやや右方向に涸れたスズタケを
掻き分けて薄暗い急斜面を転げるように下り、湯谷の左岸に降り立った。
14:25、515m。



湯谷出合は本流から見えにくい。
湯谷から本流に出た処、この木が唯一の目印だった。

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14:58、林道終点駐車場着。


イメージ 21






マイナーな谷歩き、マイナーな尾根歩きは




私が長年、望んでいた山行だった。




山や谷を自由に駈け、登り、歩けたらどんなに楽しいことか!





お世話になったHさん、ありがとうございました。

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爽快感の残る山歩きでしたね。
それにしても詰めの尾根も、稜線も、下山の尾根と、
大きな木が多い山歩きでしたね!

2008/10/14(火) 午前 8:00 [ urania ] 返信する

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沢の会に入られたんですね!充実の山行がつづいてますね!

2008/10/14(火) 午前 11:32 kij*m*ha*himoto 返信する

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>uraさん、秋麗の一日、巨木の尾根歩きを楽しむことができましたね(^^)アワホラ谷もほどほどのゴルジュと滝登りで面白かったです。 削除

2008/10/14(火) 午後 0:29 [ ikko ] 返信する

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>きよみさん、より沢を楽しむためにこの7月に沢登り主体の山岳会に入りました。“沢を含む歩きのバリエーション”が私の目指すところなんですよ。 削除

2008/10/14(火) 午後 0:34 [ ikko ] 返信する

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えー!この時期に泳いだの?寒そー ブルブル
でもまあそれも楽しいものですよね。
ぶなの巨木は圧倒的存在感がありますね。

2008/10/14(火) 午後 10:35 はなゴン 返信する

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>一瞬、体が凍りつきましたが、へつるより、
泳ぐ方が楽だったので。。。
晴れていたので、歩いているうちに乾きましたです。

このブナは凄かった〜巡り会えてラッキーでした。

2008/10/14(火) 午後 11:43 [ ikko ] 返信する

土砂で水が濁り、漁業組合が立ち上がったので、止まったそうです。行政だけでは力不足だったらしくて。
K山林部の山をO製紙が伐採したようです。
これ以上の伐採はもう出来ないでしょう

2008/10/15(水) 午後 8:00 POT 返信する

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>そういえば、以前に山ノ神から馬ノ鞍まで縦走した時に
台高主稜線沿いの三重県側は植林されており驚いたことが
ありました。植林を奨励した戦後の林業政策は今となっては隔世の
時勢となり、私有地といえども自然林を伐採して起こりうる弊害〜下流域の補償問題や自然保護の反対運動〜を想定すると、敢えてこのような水源地の森の大伐採に踏み切る山主はもういないでしょうね。

2008/10/15(水) 午後 10:30 [ ikko ] 返信する

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巨大ブナ、いいですね、11月に台高山系に久しぶりにゆけそうです。新しい発見などあるとうれしいです。

2008/10/16(木) 午後 4:45 [ - ] 返信する

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>マレーネさんとは逆で、私は秋の鈴鹿に行ってみたいです〜
鈴鹿の紅葉も素敵でしょうね!

2008/10/16(木) 午後 11:42 [ ikko ] 返信する

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この尾根は近々行こうと思ってたけど、この谷を登るとは!それに泳ぐとは!!
このあたりの紅葉は来月初めくらいでしょうかね。

2008/10/20(月) 午前 10:15 はっさく 返信する

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湯谷左岸尾根の取り付きは、不明瞭で登り易いところから
取り付くしかないです。下の方は錆びたワイヤーとブッシュの中に踏跡がありましたが、登るほどに道は明瞭になってきます。
大ブナを過ぎるとだんだん踏跡は薄くなりますが、
もうこれは尾根の芯を外さずに登っていくしかないですが、
藪などない快適な尾根です。 削除

2008/10/20(月) 午後 0:43 [ ikko ] 返信する

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いつも、しっかりとした記録をつけられていますね!!

巨大ブナはたまりませんね。人間のチッポケサを感じさせられるようだ。
会以外でも、こうやって一緒に遡行できる方がいらっしゃるんだ。
山の世界では、IKKOさん、めちゃ、顔広いんちゃいますか? 削除

2008/10/24(金) 午後 3:57 [ tubonee ] 返信する

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>つぼ姉さま〜このブナは存在感が桁外れでした。

山ネットの世界〜特に沢〜は広いようで狭いです。
“気がつけば、周りは殆どお知り合い!”という
狭い世界のようです。 削除

2008/10/24(金) 午後 8:43 [ ikko ] 返信する

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