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北股川本谷(台高)

2009年10月11日  単独 7時間半  曇時々晴 



3日前に通り過ぎた台風による豪雨の為、予想通り北股川林道は
以前より荒れていた。7月には進入できた土砂崩れ地点までは、
路面が悪く進入せず、遥か手前のクルビ谷出合の舗装したスペースに駐車した。


7:02発。魚止橋を過ぎ15分ほどで土砂崩れ地点に着くが、崩壊が一層ひどくなっている。


7:45、カクダ谷出合。


7:48、林道下降地点。(テープ多数あり)


踏跡を降りていくと左右に道が別れるが、左をとり10〜20m横道を進んだところで
(そのままトラバースはせずに)真下に下りていく踏跡を辿り、沢床に降りる。
テープが巻かれていて対岸に渡る。小尾根を乗り越すように踏跡は続いていて、
やがて本谷の右岸沿いに進み自動的に沢床に降り立つ。


渡渉地点・テープと苔むした大岩が目印 7:59、750m。
イメージ 1


北股川本谷に降り立つ  8:02、入渓。
イメージ 2


クズレ谷出合〜沢中にカツラの巨木 8:18、780m
イメージ 3


変化のない凡流が続くが、本谷のゆったりとした流れに渓畔の自然林が美しい。
水量が多く、水の流れは速い。膝くらいの渡渉を繰りかえしながら前進を続ける。
イメージ 4


イメージ 5



やがて明瞭な三股。9:12、860m
三股は右にとる 



9:31、2段10m滝、左岸より容易に巻ける
イメージ 6




9:37、二股、890m。右へとる。左はホウキ谷か・・。
イメージ 7


9:51、2段10m滝、935m、左岸にトラロープ有り。
イメージ 8


9:54、滝を越えたらすぐに二股になっている。
左手にすぐ滝が落ちているのが見える。左へとり、6m滝にとりつく。


10:02、6m滝、左岸から巻き上がる
イメージ 9


滝は続く〜ここも左岸から巻き登る
渓畔の自然林の巨木が良い雰囲気
イメージ 10


更に小滝の連爆帯を楽しく越えて(奥にもう最後の二俣が見えている)
イメージ 11



10:14、やがて最後の二俣、1045m。



左は細い流れがあるが、右は涸れていて水のないガレ場である。
本谷はどうも右のようだ。散々迷ったが、左の流れの有るほうを登っていく。


少し登り二俣を見下ろす
イメージ 12


傾斜はだんだん急となり前方はもう行き止まりのようで水も落ちていない。
右手(左岸)の尾根に這い上がる。10:37、1075m。
イメージ 13


尾根の芯を高見へ高見へと登っていく。
胸衝く急登というのではなく、比較的穏やかな傾斜の低潅木の森である。
やがてヒメシャラが現れはじめた。うっすら黄葉しているものもある。
このまま上を目指して登り続ければ、台高主稜線の何処かに出るに違いない。
イメージ 14


朽ち果てたブナの大木が沢山転がっているところを過ぎると
沼が見えてきた〜ぴったり小屋池に飛び出た(^^)11:13、1343m。
イメージ 15


右手へ一登りで池木屋山山頂(1395m)11:24着。
この山頂で人に会ったためしがない。今回も誰もいないね〜


黄葉越しに馬ノ鞍峰の勇姿が望めた
イメージ 16



じっとしていると冷え込んできた。
急がなくては・・溯行中から何かしら漠然とした不安があり
昼食もそこそこに出発する。11:40発。


台高主稜線を北西方向にとり下っていく。
小屋池を過ぎ、稜線沿いに続くテープと踏跡を伝う。


秋色濃い稜線上〜ヌタ場
イメージ 17



12:07、霧降山〜池木屋山を振り返る。
イメージ 18



霧降山から青空平方面〜蓮川が見えた
イメージ 19


12:16、奥ノ平峰
イメージ 20


奥ノ平峰からしばらくはテープ・踏跡ともに薄くなる。
千里峰への登りが出てきて再びテープが現われてきた。


1390m、12:33〜千里峰山頂まで後一息の登り途中。
見覚えのある木製の道標が見えた。


ここが北股川林道への下山口で赤テープも巻いてあるね、やれやれ・・。
7月には、はっきりと判る赤テープと薄い踏跡を辿って
北股川林道へ降りることが出来た〜http://blogs.yahoo.co.jp/ikko1175/48971348.html


植林帯を降りていくが取り付きに赤テープがあったきりで
他にテープはまったくなく、踏跡さえもない!? 嘘やろ!
降りていく方向を間違えたのか・・。
(今にして思えばもう一度取り付きまで戻って方向を再確認すべきだったか)
それとも故意にテープが外されているのか(><)


戻って本谷を降りるか、赤山から下った西尾根の稜線上のテープから
カクダ谷に降りるか(下山道は未確認であるが・・)。
いづれにせよ下山口まで行き着くのに1時間はかかる上、
未知の下山なら迷う可能性も高いので、どんどん時間が過ぎ、
日没までに下山できるかどうかわからない。
逡巡したがこのまま植林帯を下って行くことにする。


急な崖が現われたら・・、20mロープで懸垂できなかったら・・。
先は真っ暗だが、動転してもうかなり降りてきてしまっていて、
登り返すことは思いもつかない。


谷へ下るって、遭難のよくあるパターンと違う?と思う冷静な自分もいたが・・。
暗い植林帯をどんどん下る〜辺りは自然林になっていた・・。


1250m、右手遥か下方向に白いガレ場が見えた。
もしかして7月に千里峰に向けて登ったガレ場かも・・。


急斜面をトラバースしてガレ場にでる。手元は枯れた白いトリカブトと
イバラのブッシュ、足元は浮石のガレで何度も躓きながら高度を下げる。
石に蹴躓きうつぶせにひっくり返った途端、両足が攣った(><)
足を交互にマッサージしながらそろそろと降りる。
(右上部のもやっとしたブッシュ帯から降りてきた)
イメージ 21


ガレ場が終わり水が出てきた。13:22。


やはりあの時のガレ場のようである。
このまま谷を下れば、北股川林道終点に出るだろう。
1箇所巻いた滝があるだけで、険しい谷ではなかったはずである。


やがて滝の頭に出る。左岸の巻き下りは思ったより易しかった。
やはりあの8m滝だった。13:39。
イメージ 22


13:52、855m。前方に堰堤が見えた!嬉しかった!!
イメージ 23


14:38、駐車地点着。


不測の事態に見舞われたが、無事に下山することが出来た。ほっ・・。


帰路の北股川林道にて〜花を撮るゆとりがようやく戻った。
イメージ 24



青ルートは7月に千里峰ピークへ谷から詰め上がり、尾根道を下ったもの。
赤ルートは今回のもの。(谷筋や樹林帯は軌跡が不明瞭の為加筆) ※地図をクリックしてね!
イメージ 25




この7月から3回目の北股川詣でだった



本谷の入渓地点を探し当てるのに随分と時間がかかった



千里峰から尾根道を楽々下山だと思いこんでいたら



予期せぬ展開に茫然となった



我武者羅に下り降りて、何とか事なきを得たが



これに懲りてもう沢は当分止めておこうと思う・・(>嘘<)

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閉じる コメント(14)

嘘に決まってま〜す
でも読んでて〜ヒヤヒヤしていました。

アケボノソウですか?
お疲れ様でした。あくる日、馬の鞍峰にいましたよ〜

2009/10/15(木) 午後 9:38 POT 返信する

北股の本谷からピッタリ池はお見事ですね。
下りで苦労されたようですが、青線の方がルートに近いでしょうか。
テープは少ないけど有ったと思うけど、最初の植林で方向違ったかな。
結果、よけい楽しめた?(笑)

2009/10/15(木) 午後 9:45 はっさく 返信する

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>水に濡れて体は冷えるし、心細いし、入渓してから
降りて来るまでずうっ〜とヒヤヒヤしておりました。
名残のアケボノソウはプリンとしたゼリー状のところが
なかったです。おお馬ノ鞍でしたか!お疲れさま〜

2009/10/15(木) 午後 9:57 [ ikko ] 返信する

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>はっさくさん、狙ったわけでなく偶然に小屋池に出たんですよ。
最後は笹原かと思ったけど、草原でした。
やはり下る方向を間違えたのでしょうか〜??
いつか気が向いたら、あの尾根道に赤テープが付いてるか
どうか見てきてくださいませんか〜(>笑<)

2009/10/15(木) 午後 10:24 [ ikko ] 返信する

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単独溯行の不安と緊張、冷や冷や感が伝わってきますね。
台風後の沢や山は景色が変わりよけいにわかりずらいと思います。
勇気に敬服します。 削除

2009/10/16(金) 午前 6:12 [ arajin ] 返信する

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Tです。
とうとう行かれましたね。・

1075m付近で「右手の尾根に」と書かれていますが地図で見ると左の尾根のようです。「右岸の」の間違いですか。多分僕のあがったところと同じところだと思います。比較的なだらかな尾根で北側の斜面にはそこそこのブナが見えました。
千里峰からの下り、赤線と青線は初めのうちはほぼ一致していますね。この前あった踏み跡が消えていたというのはどうしてでしょう。
台風のせいでしょうか。
尾根がやや広い目ですからわずかの違いで踏み跡を外したのかもしれませんね。千里峰の平坦地の入り口、肩の部分から入ります。尾根のやや南側をトラバース気味に下っています。1200m付近で尾根から外れて南に下るところが判断の難しいところでした。


台風のせいで大又の登山道も通行止めということです。
中奥林道も赤倉谷出合から奥には進めませんでした。

2009/10/16(金) 午前 7:01 [ hid*ho*424* ] 返信する

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お疲れさまでした〜!
ゼリーの無いアケボノソウの写真初めて見させてもらいました〜!!(笑)
紅葉にはもう少しのようですね。
最後の8m滝にはワイヤーがかかっているのでしょうか?

2009/10/16(金) 午前 7:02 [ urania ] 返信する

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>アラジンさん、単独の沢はいつもはらはら・どきどきの
展開です。明るいうちに降りて来れて嬉しかったです。

2009/10/16(金) 午後 0:34 [ ikko ] 返信する

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>Tさん、その節はありがとうございました。
お蔭様で本谷溯行完了出来ました。
本谷自体は難しいものではなかったですが、ここは
下山のバリエーションがネックでしょうか。
下山はちょっと方向がずれるととんでもないところに
行ってしまうので怖ろしいですね。
読図の未熟さを痛感しました。

2009/10/16(金) 午後 0:47 [ ikko ] 返信する

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>uraさん、これからは日に日に色づいていく良い季節ですね〜
最後の8m滝にはワイヤーが1本垂れ下がっておりましたよ。

2009/10/16(金) 午後 0:59 [ ikko ] 返信する

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下山の地図読みが難しいところでしょうか。
池木屋周辺はいい具合に色づいていますね。このあたり、好きなんですよね〜

2009/10/16(金) 午後 11:42 はなゴン 返信する

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>はなゴンさんは、かつて宮ノ谷側の奥ノ出合から
谷を溯行されて、池木屋山へ登っておられますね〜
この山へ登るルートは4本の登山道だけでなく、
無数にあるようで、楽しみが尽きない山ですね。

2009/10/17(土) 午前 0:01 [ ikko ] 返信する

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単独行のワクワク感と緊張感が伝わってきますねー。
私も一人で行こうかなって思うんやけど・・・・。
帰りにビールが飲めない! (^^ゞ

2009/10/19(月) 午後 10:19 キンゴ 返信する

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>だったら下山口に車と運転手とビールを置いとけば
いいでしょう〜(>瀑<)
キンゴさんならやりかねませんね〜(>連瀑<)

2009/10/19(月) 午後 11:46 [ ikko ] 返信する

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