2017年9月30日〜10月1日 10名 晴 日本一の観光沢登りとして、名を馳せ、真夏のハイシーズンには順番待ちの行列が 出来るという赤木沢。長年の念願叶い紅葉の時期に訪れることが出来た。 9月30日(土) 折立登山口7:00発−太郎平小屋11:05ー薬師沢出合(吊橋)13:01 休憩− 薬師沢小屋14:46着(泊) 10月1日(日) 薬師沢小屋発5:38−魚止めの滝7:16−ナイヤガラ滝見える7:30− 赤木沢出合7:44−大滝9:40−2つ目の支谷出合10:40− 赤木岳のコル12:41−北ノ俣岳13:37−太郎平小屋15:00− 折立登山口18:57着 1日目は折立登山口(有峰林道小見線・ゲート開6:00〜20:00通行料1900円) 1350mから標高差1000mある太郎平小屋まで登り、400m下って薬師沢小屋へ。 折立からいきなりの樹林帯の急登をこなすと、展望が拡がった。 別世界にやってきたように感じる剣立山連峰の遠望や眼前の薬師岳の山塊を 眺めながらの登りは亀足のごとく遅々として進まず、 太郎の小屋が見えてからが実に長い。 太郎平小屋からは、紅葉を愛でながら薬師沢へ向かって下る楽しい道 途中、薬師沢二俣にて、釣りなどして時間潰し 薬師沢小屋では明るい内から11名で宴会パラダイスに突入する。 盛り上がり過ぎで、さぞはた迷惑な集団だっただろう。 朝食弁当は中華ちまき3ケとお茶〜このちまきが滅法美味しく 小屋で出発前にすでに食べてしまったという輩もあり。 1泊2食で9700円。来年は10000円超えか。 翌朝は明るくなり始めた5時半、いよいよ黒部源流へ。 寒さと不安と怖れで気分は思いっきりブルー。 水は非常に冷たく絶対浸かりたくないと思ったが、渡渉は 頻繁にあり、結局太ももまでは浸かってしまった 魚止めの滝手前では左岸に明瞭な巻き道があり、入水は避けられた ナイヤガラの滝が見えてきたら赤木沢出合は近い 赤木沢出合までは2時間以上かかった 明るい沢で次々と登れる小滝・中滝が現れる 昨年に引き続き赤木沢2度目というM夫妻は 喜々としてトップを進まれる 大滝は明瞭な巻き道を伝い左岸から巻き超える 大滝を越えて2つ目の左岸支谷を登る 源頭部で眺望が開けた ここでアクアステルスを地下足袋に履き替えた。 素晴らしい眺望が拡がる ガスが湧き出してきており先を急ぐ。 遠望の槍をはじめ水晶・赤牛がまじかに見える稜線歩きはひたすら忍の一字。 遠望の槍ヶ岳 緩やかだが長いUP・DOWNの繰り返しで太郎平までが実に長い。 太郎平小屋15:00 風をよけてカップラーメン(400円)をすする 長い下山は樹林帯途中で闇下になるが、 5名で楽しくしゃべりながらだったのでとても短く感じた。 2日目は、薬師沢小屋1910mから赤木岳のコル2580mまで標高差670mを 詰め上がり、太郎の小屋までの稜線歩きが2時間、更に下山が3時間。 行動は13時間以上に及ぶ体力勝負の1日だった。 赤木沢自体は巻き道明瞭で難しくはない。 明るく美しい谷で、小滝・中滝・ナメ滝もフリーで、巻きで、楽しく登って行ける。 しかし、この時期にはすでに沢の岩にうっすらベルクラが張っている箇所があり、 日陰の水は凍っているところもあった。 紅葉はまだ色づき始めたばかりであったが、人も少なく、 お天気と、沢友に恵まれサイコーの山歩きとなった。 ビバ赤木沢!!
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