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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。 メーカーを“川上”と呼び、上流から情報を流し込む従来からのやり方への疑義が顕在化して、以前からのメディアの信頼性が揺らいでいる。 消費者・生活者は自ら欲するものを探し、その個人的な評価をサイトへ書き込む(=レビュー)。あるいはブログで発表する。YouTube・ニコ動のような共有サイトに投稿したり、さらには、SNS等のコミュニティにおいて情報交換する。 こうした消費者・生活者側からの主体的活動はもはや已むことなく、企業はそれを前提としてマーケティングを、パラダイムを転換しなければ生き残れない。 人々はソーシャルメディアという強力な武器を手にしたのだ! この大変革を「Groundswell 大きなうねり」というわけ。 翻訳ものらしく、何度もしつこく、多くのケースをひいて説いている。 ITがもたらす消費者・生活者主体の流れについては、ワールド・カフェ社長の笠原造さん、ループス・コミュニケーションズ社長の斉藤徹さんから伺っていた。 斉藤さんの「ソーシャルメディアレポート」は最新動向をよくフォローしてくれていてありがたい。 また、私が幹事をつとめる勉強会でも、こうした新しい潮流について採り上げてきた。 ◆ワールド・カフェ&ループス・コミュニケーションズのケース ◆ベネッセのケース ◆ニコニコ動画のケース これからもしっかりウォッチするつもりだ。 現在、出版不況といわれ、雑誌メディアの勢いがない。グランズウェルの洪水に見舞われ、編集権を喪失しつつある。 しかし、優れたエディターが不要になるわけではないだろう。 いわば素人の洪水の後、求められるのはやはりプロの眼だと思う。 広告主を意識せず、「この商品に惚れ込んだ」という感性むき出しの個々のエディターの集合体としての雑誌。 そして、ネットとの連動は当たり前。 そんなものに光が当たるのかなあーーなんて本書の読後に考えた。 もっと勉強しなくちゃね。 今日も精進の日々である。
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