日日是精進〜わたなべ企画事務所物語

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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

久しぶりの音楽ディスク紹介である。

グスタフ・マーラー 交響曲第9番ニ長調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団 <独DG>

イメージ 1この年の瀬を控えた夜、どうしてもマーラー交響曲第9番を聴きたくなった。
後期ロマン派最後の巨匠、マーラーのFinal交響曲だ。
オーストリア帝国が黄昏の輝きを見せ、ロマン派音楽は膨らみ切って崩壊寸前の淵にあった。
“滅びの美”である。
同じ「第9」でも、恒例のベートーヴェンの歓喜の歌とは好対照をなしている。
名ディスクの誉れ高い演奏。
ジュリーニのしっとり、息の長い旋律線を際立たせる指揮ぶりは流石だ。
諸々の要素が詰め込まれていて、カオスを思わせる内容だが、終楽章(第4楽章アダージョ)が圧巻。
主題が波の如く繰り返し変奏され、そして最後に「死に絶えるように(ersterbend)」に終息する。
そう、これはまさに死だね。

2009年、大きなきしみの音をあげた日本。
この1年の終わりにこの曲ほど合うものを探すのは難しかろう。

今日も精進の日々である。

閉じる コメント(4)

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はじめまして。
私もジュリーニ指揮のマーラーの第9交響曲大好きです。
他の演奏と違い、うるさくなく、
最後まで聴くことが出来ました。
本当に美しい演奏だと思います。

2010/2/13(土) 午後 2:13 [ ☆_阿呆の鳥飼_★ ]

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コメントありがとうございます。以前はジュリーニの演奏は“ねっとり・しつこい”と思い込んでいたのですが、己の未熟さを知りました。ブラームス1番(バイエルン放送響とのライブ)、新世界、ベートヴェン(スカラ座)等々、本当に名演だと思います。

2010/2/14(日) 午前 8:12 [ いっこうさん ]

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おはようございます。
一音一音慈しむ様な演奏、
本当に素晴しいと思います。
ここ最近は、
ジュリーニ指揮のヴェルディのドン・カルロを、
よく聴いています。

2010/2/14(日) 午前 9:48 [ ☆_阿呆の鳥飼_★ ]

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おおっ、オペラ!イタリア人の血がなせる業でしょうね。オペラといえば、最近は映画館で上映していますね。METの「薔薇の騎士」を見てきました。スカラ座のものも見たいです。

2010/2/14(日) 午前 11:06 [ いっこうさん ]


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